Microsoftの防衛

 先週Microsoftの危機というブログを書きましたが、ついにMicrosoftが防衛策を実施してきました。先週書いたOnedriveに加え、Word、Excel、PowerPoint、OneNoteをOnlineで無料で公開しました。かつてMicrosoftがNetscapeを排除したのとは逆の立場で、Windowsを必死で防衛しようとする姿勢が明らかになりました。

Onedrive.jpg

 ついにオフィスソフトを無料化に踏み切ったわけです。企業同士が競争することは素晴らしいことです。しかし本当の競争はこれからです。依然Chrome OSの方が動きが軽くハードウエアーの負担が少なくて済みます。Office Onlineもウェブアプリを使いますが、使うブラウザーもInternet ExplorerよりもGoogle Chromeの方がLoad Timeも短くレンダリングエンジンが優れています。Googleは今後安くて優れたPCを販売できます。Microsoftはオフィスソフト慣れている従来のユーザーを囲い込む方向に向かっているのは明白です。
 私もまだMicrosoftの新しいウェブアプリを使いこなしていないので、最終評価はできませんが、現在の段階ではβ版のように思われます。ウェブアプリとしては使いにくく、結局はアプリケーションソフトのWordやExcelで編集することになりますが、これもOffice2013でしか連携出来ません。Office365の購入を促されます。年間12,360円かかります。古いOfficeを使えなくして、常に新しいバージョンを売ろうとするMicrosoftの商魂が見え見えです。これから一つづつ検証していきたいと思いまが、今書いているブログの下書きもこれからはウェブアプリを使い、OneDriveに保存すれば、外出で持ち歩くノートPCで、喫茶店にでも入って、下書きのアッデートやブログのアップロードができるので、Windowsを使う限りこれを利用するのもよいかもしれません。後日検証結果もブログに書きたいと思います。
 今後のMicrosoft対Googleの攻防に目が離せません。
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ヨットの種類

 ヨットという言葉は、レジャー用の船を広く意味する言葉で、大きく分けて2つの意味があります。
1.大型で豪華な遊行船
2.縦帆を使った小型の帆船 
 英語では、単に yacht と言えば主に「豪華な遊び船」という意味で、現在ではモーターボートが主ですが、歴史的には帆船が主でした。大型のパワーボートには客船並みに大きく、プールややヘリポートが付いたものもあります。

オクトパス
Octopus

 これは「オクトパス」という船名のギガヨットでです。マイクロソフトのビル・ゲイツの共同創業者であるポール・アレンが所有するギガヨットです。2003年の時点では世界一大きい個人所有のヨットとして認定されていました。全長126.18m、2機のヘリコプター(前後2カ所のヘリポート)、 20m以上のテンダーボートを含む7艇のスピードボート、リモコン操作の水中艇などが装備されています。また元USネイビー・シールを含む60名以上のクルーを抱えており、船内にはシネマラウンジや撮影スタジオ、下部デッキには水中を見渡せるガラス張りのラウンジなどもあるそうです。これがアメリカの富豪の遊びです。
 日本でヨットと言えば普通は三角形の2枚の白い帆を貼った船を意味しまが、もう一度整理すると、プレジャーボートは2種類に大別できます。片方はモータークルーザー、他方はセイリングクルーザーです。クルーザーとはクルージングできる船のことで、通常は寝泊まりできる船室を持っています。ボートにエンジンを取り付け小型船はパワーボート、小さい船に帆を貼った競技用の船はディンギーといいます。オリンピック種目にもなっています。

Azimut 74
Azimut 74

 知人の所有していたこのイタリア製モータークルーザーで、数年前に沖縄の宜野湾から横浜ベイサイドマリーナまで5日かけてクルージングしたことがあります。正直いって客船のようなものですから、港の出入港の時以外は何もすることもなく退屈でした。操船は殆どオートパイロットで、行く先を決めれば自動で舵を切ってくれます。他船と衝突しないように周囲をワッチ(ウオッチから訛った言い方)するだけです。
 私の夢中になったのはこのような船ではなくセイリングクルーザーの方です。

SunOdyssey49.jpg
Jeanneau Sun Odyssey49
 
 全長約15mのこのセイリングクルーザーに過去8年間、ほぼ毎週日曜日に乗っていました。セイリングクルーザーはモータークルーザーと違い、セイルのトリムや、方向を変える時のカミングアバウト(風上に向かって方向を変えること)やジャイブ(風下に向かって方向を変えること)の作業をするので、とても知的で面白い遊びです。この作業も教わってすぐできるものではなく、数年かけて上達するという奥の深いスポーツです。私もクルーザーに乗り始めておよそ30年になりますが、学生時代からディンギーに乗っていた人たちにはとても追いつけません。
 このようなヨットは一般にモノハルといいます。この他に双胴船のカタマランや両側にフロートが付いたトリマランなどのマルチハルがありますが、長くなるので次回のブログに書きます。
※ ハル hull=船体の総称

見沼遊歩道

 見沼(みぬま)とは、かつての武蔵国、今の埼玉県さいたま市、川口市にあった巨大な沼で現在も広い田畑があり、「見沼田んぼ」と呼ばれています。この両側に利根川を源流とする見沼用水路があり、更に私の住んでいるさいたま市南部には用水路から引き込んだ細い水路が何本かあり、堀沿いが遊歩道として整備されています。自宅から1km南の遊歩道はフラワーロードと呼ばれています。遊歩道を東の方角に歩いて行くと途中から見沼遊歩道の標識に替わります。

見沼遊歩道

 水路沿いは桜並木なので1カ月後の開花が楽しみです。早咲きの桜は開花が始まっています。

開花

 遊歩道沿いの農家に梅の木が1本ありほぼ満開です。

梅

 紅梅も咲いています。

梅の花

遊歩道沿いの埋め込みの木も芽吹き始めています。堀沿いに菜の花が一か所だけ咲いていました。
 
芽 菜の花

 遊歩道沿いの住宅街に1軒だけ目立つレストランがありました。駐車場にアメリカのクラシックカーが置いてありました。今日はクローズだったのでオーナーの車でしょう。

レストラン

 更にこの先、東浦和駅近くには見沼通船掘り公園があります。見沼通船掘は享保16(1731)年に開通した我が国最古の閘門式運河で、国の指定史跡に指定(昭和57年7月3日)されています。見沼通船掘については、資料を調べて後日ブログに書きます。

通船掘公園

FOSTEXパーソナル・アンプAP05

 WEBを見る時にモニタースピーカー が必要な時がたびたびあります。その都度音楽鑑賞用AMPの電源を入れるのは面倒なので、フォスター電機が販売しているパーソナル・アンプAP05を使ってみることにしました。(私のPC はスピーカーを内蔵していません)

AP05.jpg

 このAMPは、エンクロージャーに自分でスピーカーを取り付ける「かんすぴシリーズ」用のAMPとして販売しているもので、PC用アクティブスピーカーに内蔵されているAMPと同程度だと思われます。(かんすぴとは簡単スピーカーのことです) スペックは5W+5Wのアナログアンプで、入力はPCとテレオミニケーブルで繋ぎ、出力インピーダンスは8Ωとなっています。驚くのはそのサイズ。本体がクレジットカードの大きさしかありません。高さも26mmという超ミニサイズです。出力は小さいのですが、PCモニターの両脇にスピーカーを置き、80cmくらいの距離で聞くのであれば何とか使えると思って購入しました。価格は通販で送料込5,000円位です。このAMPで愛用のJordan Watts JUMBO(8Ω)を鳴らしてみることにしました。

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 Jordan Watts JUMBOを壁から外し、ディスプレイの両脇にセットしました。手前に置いてあるのは、もう15年ほど前に購入した三菱DIATONEのアンプ内蔵型のPC用スピ-カーです。5cmの小さいスピ-カーなのにトーンコントロールまで付いています。比較のために接続してFOSTEX AP05+Jordan Watts JUMBOと聞き比べてみました。
 まずFOSTEX AP05+Jordan Watts JUMBOですが、インピーダンスのマッチングもよく想像以上によい音が出ます。低音域の伸びは足りませんが聞きなれたJordan Wattsの音をしっかりと聞かせてくれます。80cmの距離で聞くのには出力も十分です。どうせアクティブスピーカー用のAMPを「かんすぴ」用に単体にしただけだろうと思っていましたが、音質の良さは想像以上でした。これならいちいちharman/kardon HK6900の電源を入れなくて済みます。
 次に三菱DIATONEのアクティブスピーカーを聞いてみました。もうお話になりません。Jordan Wattsに慣れ親しんでいるせいもありますが、DIATONEは耳障りな音でとても長い時間聞いていられません。Jordan Wattsは音量を増しても落ち着いた音で鳴るのですが、DIATONEは音量を上げるとキンキンとした刺激のある音になります。DIATONE は持っていても価値がないので即廃棄処分します。
 Jordan Wattsはボケた音ではないのかと想像される方がいるかもしれませんが、このアルマイトコーンは歯切れのよい音で応答も速く、音が籠ることはありません。ボール紙のスピーカーのような残音と信号が混ざり合った音はしません。私が好きなチェンバロはとてもクリアーな音で聴けます。スピーカーとしてはコンデンサータイプに一番近い音のように思います。もう30年前に購入したものですが、金属コーンは経年変化が少ないので生涯使うつもりです。

AP.jpg
クレジットカードのサイズのAP05 
フェライトコア付きのステレオミニケーブルを使用
付属のスピーカーケーブルも細いので上位のものを使用
 
 FOSTEX AP05に話を戻しますが、現在はオンボードサウンドのRealtek High Definition Audioから出力しています。後日、RCA→ステレオミニジャック変換ケーブルを購入してONKYOのPCIデジタルオーディオボードから出力し、オンボードサウンドとの違いを聴き比べてみます。
 FOSTEX AP05は無信号状態が15分続くとスタンバイモードになってくれるので、いちいち電源を切らずに使えて便利です。PCのスリープ状態のようなものです。
 PCの音を少しでも良くしたいと思っている方がいたら安価な方法としてお勧めです。スピーカーは木製のエンクロージャーに入った8Ωのものをお使いください。聴いたことはありませんがTEACのLS-H265くらいのスピーカーが適合すると思います。Blackモデルならディスプレイとも合います。インピーダンスのマッチングも重要です。
 「かんすぴセット」も1万~1万2千円くらいで購入できますがスピーカーは上位のものを使う必要があります。以下URLを参考にしてください。

http://www.fostex.jp/kanspi/

※ 音質評価のプログラムソースにはPCのHDにCDを圧縮せずにコピーしたものを使いました。

思想家不在の現代

 このブログでは思想的なものにはあまり触れたくないのですが、ブログを書くときにエッセイ風な形に拘った一つの理由は、2008年の年末に他界した加藤周一が朝日新聞の夕刊に掲載していた「夕陽盲語」のスタイルを、真似てみたかったのです。
 加藤周一と言うと保守主義者は加藤は共産党で悪人だと決めつける人がいます。私も加藤周一の話を出したときに、いきなりあいつは共産党だ言われた経験があります。その相手とはその後会うことはなくなりました。私は共産主義者でも党員でもありません。根拠もなく決めつける人種とは話をしたくないからです。

加藤周一

 加藤周一は私の学生時代から尊敬し、最も影響を受けた評論家です。例えば湾岸戦争に対する批判は、読んでいて背筋がぞくぞくしたのを覚えています。話の語り口がすばらしく、エッセイとして結論までグイグイと引き込む構成力と、独特の文体が大好きでした。何と言っても政治批判には凄いインパクトがありました。
 以下に東大で加藤周一が講演した「老人と学生の未来-戦争か平和か」のリンクを貼っておきます。

https://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=y_h1SI5x3VM
https://www.youtube.com/watch?v=qCLW5ijf7Ho
https://www.youtube.com/watch?v=45Omx8sDP2c
https://www.youtube.com/watch?v=qQkr_3oLw0Q
https://www.youtube.com/watch?v=1tg12ng3QLE
https://www.youtube.com/watch?v=agsheH6iyzM
https://www.youtube.com/watch?v=wn3evRFSECw

 加藤周一は思想的な発言以外に、音楽や美術にも深い造詣があり、「夕陽盲語」でも私にはとてもついていけない幅広い分野のエッセイを書いていました。BACHについても私のブログの初日に書いたように、「もし地球が滅びる時が来たら一つだけ持って行きたいものがある。それはBACHの音楽だ」という発言も忘れられません。
 没後6年経過した今では、世の中の経済情勢はますます厳しいものになっています。自由経済は一握りの勝ち組と大多数の負け組を生みだしました。1億総中流生活と言われたバブルの時とは雲泥の差です。「おにぎりが食べたい」と書き置きして餓死した孤独な老人のことが、頭から離れません。
 自由経済には問題あるので、では共産主義はどうかと言えば、中国や北朝鮮に見られるように、暗黒社会が広がり、もっと酷い状態を示しています。世界的に見てもこの現状に対して的確な意見を言う人物は一人もいません。経済学者からも具体的な発言は何もありません。一時代前の経済学者、大内兵衛の著書に「実力は惜しみなく奪う」というのがあります。まさに現代を的確に言い当てている言葉だと思います。
 歴史的に見ても、更に動物的な視野から見ても、所詮、生きることは人間同士の争い、奪い合いなのだとしか言いようがありません。以前、映画「刑事ジョン・ブック目撃者」でも触れましたが、文明は次世代に優れたものを多く残しましたが、多くの負の遺産も残しています。経済成長一本やりの社会のストレスは、若い世代の高失業率を生み、競争社会の在り方には多くの問題があります。大勢の人々の幸せのためには、経済システムの格差を小さくする形に変なければならないことを、真剣に考える必要があります。今の非正規の単純労働では、労働者も使い捨ての時代です。不安定な雇用形態の不満から冷凍食品に農薬を混入する事件まで起きています。このまま推移していったら未来はどうなるのでしょうか。私のような負け組がもっともっと増え続けるでしょう。もし加藤周一が生きていたら、今の社会をどう批判するのか聞いてみたい気がします。

Bath Gel (泡ぶろ)

 西欧化した現代でも、日本の生活習慣は簡単には変わりません。その一つは畳文化、もう一つは入浴の仕方です。トイレはウオシュレットの普及で、日本の方が逆に進んでいます。その中で今日のテーマは入浴についてです。
 日本では経済的理由や、たっぷりの湯に首まで浸かりたい等の入浴習慣のため、浴槽に貯めた湯を家族が順番に利用します。それはそれで良いのですが、私は約10年間単身赴任をしていたので、浴槽の中で体を洗う習慣が身についてしまいました。洗い場に出て体を洗うのが面倒なので始めた無精者の入浴法なのですが、この方が無駄な湯を使わないこと、もう一つは浴槽に湯垢が付かないので、湯を張る前に洗剤を使っての浴槽の清掃が不要になります。但し体を洗う洗剤は泡ぶろに使われる入浴剤が必要です。

badedas.jpg
      BUBBLU BATH
   Badedas                   Appearance
 
 Bath Gelの最高品はドイツ製のBadedasです。男っぽい香りで泡立ちも良いのですが、価格も高くAmazonでも在庫切れで入手が困難です。Bubble Bath Liquidは日本でも作っているのですが入手が難しく、私は以前、成田空港近くの大手スーパーで大量に購入しておいたアメリカ製Appearanceを今でも使っています。界面活性剤が主成分で、Soothes & Conditions Your Skin と書いてある通り体がすべすべになります。

泡風呂

 一般のボーディーソープとは違い、キッチン洗剤に近い高級アルコール系の界面活性剤が主成分ですから、浴槽も一緒に洗浄できます。石鹸やボーディーソープは、浴槽に湯垢がこびりついてしまい使えません。
 私は別に泡だてて入るわけではなく、スポンジにしみ込ませて体全体を洗います。浴槽をかき混ぜれば泡も立ちます。最後にスポンジで浴槽を軽くこすり、栓を抜き、浴槽内でシャワーを浴び、最後に浴槽内をシャワーでさっと流して終わりです。浴槽内に湯垢は残らないのですべすべです。湯量は高さ20~30cm程度で十分です。欧米の浴槽が浅いのは日本とは入浴の仕方が違うからです。
 現在私は妻と2人暮らしなので、それぞれ好きな時に入浴します。湯量は半分で、洗い湯も使わないので、この方が経済的です。

バブルバス

 写真のBath Bubbleはイタリア製ですが一般のスーパーやドラッグストアーでは売っていません。通販で1リットルボトルが500円程度で購入できます。1リットルで50回分ですから1回10円と考えれば高いものではありません。Appearanceがなくなったら、注文する予定です。以上無精者の私の欧米式入浴法ですが、日本ではにBath Gelが一般に販売されていないのが不思議です。

BACHの旋律楽器のための無伴奏作品

 BACHには後世の作曲家が成し得なかった分野の作品があります。それは旋律楽器のための無伴奏作品です。もちろん後世の作曲家たちも試みてはいますが、名作は生まれていません。その代表曲は無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ、パルティータ、無伴奏チェロ組曲でしょう。

シャコンヌ
BACHの自筆楽譜

 その中で無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番ニ短調(BWV1004)の終楽章が、ヴァイオリン音楽の金字塔とも言われるシャコンヌです(シャコンヌとは一種の変奏曲)。楽譜よくを見ると同時に4つの音を弾くように書かれています。単音楽器では不可能ですが、前にもふれたように、この時代の弦楽器の弓は柔らかく張られ同時に複数の弦を弾くことができたのです。今ではピリオド奏法(曲が作られた当時の演奏法)で再現されています。バロック ヴァイオリンの名手シギスヴァルト・クイケンの演奏で聞いてください。

シギスヴァルト・クイケン

http://www.youtube.com/watch?v=_0B4-2MkkR8&list=PLB06E296D3415FAF6&index=3

 次に無伴奏チェロ組曲第1番プレリュードですが、これは何と言ってもヨーヨー・マの演奏が最高です。ピリオド奏法ではありませんが、ロストロポーヴィチやミッシャ・マイスキーの演奏も、これを聞いたらもう聞けなくなります。古今問わず素晴らしい演奏です。

ヨーヨー・マ

http://www.youtube.com/watch?v=dZn_VBgkPNY

 下記のURLで無伴奏チェロ組曲が全曲聞けます。もちろんヨーヨー・マの演奏です。2時間以上の動画なので時間のある時に聞いてください。

http://www.youtube.com/watch?v=KHzfD6XLK7Q

 旋律楽器のための無伴奏作品は他に無伴奏フルートのためのパルティータがあります。正確に言うと現代のフルートではなく、木管のフラウト トラヴェルソです。BACHの時代の横笛です。オランダの古楽器奏者ウィルベルト・ハーツェルツェトの演奏で聴いてください。

ウィルベルト・ハーツェルツェト

http://www.youtube.com/watch?v=TMNhy2UgLuM
http://www.youtube.com/watch?v=Qeb1J61pWOc

 いかがでしょうか。旋律楽器だけでこんな素晴らしい曲を書いたBACHの偉大さは言葉では言い尽くせません。私はBACHのCDを聴きだしたら、手が止まって他のことが何もできなくなります。

Microsoftの危機

 しばらく前に「デファクトスタンダード」というタイトルのブログを書きました。PCの分野ではWindows独占状態が続くと思われていましたが、ここにきて個人市場の分野では変化の兆しが見えてきました。
 昨年末から、アメリカ市場では「Chrome book(クロームブック)」注目されています。グーグルが2011年から販売しているノートパソコンですが、日本ではまだ発売されていないため知らない人の方が多いでしょう。しかし、米国内で無視できないほどの急伸ぶりを見せています。Windowsとの違いはOSにGoogle社が開発したLinuxベースの基本ソフトChrome OSを使っていることです。MicrosoftはPCの販売状況はスマホやタブレットの影響で、売り上げが伸び悩んでいると言われていますが、Chrome bookが販売されているアメリカ市場では、Windows PCもChrome bookの影響を受けているといわれます。

Chrome book

 大きな違いは価格です。HP製のChrome book 11のアメリカでの販売価格は約2万8000円。最も安価なChrome bookは約2万円です。Windows PCより一回りも二回りも安く販売されています。
 Chrome OSとは、ウェブブラウザーであるクロームを軸に、パソコンとして使うために必要な機能を纏めた、コンパクトなOSです。シンプルなだけに起動も速く、完全に電源がオフの状態からでも数秒で起動します。従ってWindows PCのような高性能のハードウエアーが必要ありません。そのため安価なPCで十分使えるわけです。その一つは、内蔵SSDの容量が少ないことです。Chrome book 11は16GBしかありません。コスト削減に大きく効いています。持ち歩きやすさも、今までのノートパソコンの水準です。Chrome book 11の場合、バッテリーで最大6.5時間動作し、重量も約1キロ程度です。
 しかしChrome OSはWindows のワープロや表計算、画像管理など、一般的にパソコンで使われるアプリケーションは使えません。すべての作業を「グーグル」と「ウェブアプリ」で行います。

Google Docs

 ワープロや表計算、画像管理など、パソコンで使われる一般的なアプリケーションは、パソコン内で動作する「ローカルアプリ」でなく、ネット経由のウェブアプリとして提供されます。メールサービスのGメール、ワープロや表計算をウェブブラウザーで使えるGoogle Docs(グーグル・ドックス)などが代表例です。 ワープロとしてどのように使えるかは、実際にグーグル・ドックスを使ってみましたが、Microsoftのワードやエクセルと大差ありません。ビジネス文書を作る用途は十分に満たせます。ソーシャルメディアなどは日常的にウェブブラウザー経由で使っているでしょうから、もちろん問題ありません。さらにローカルアプリの場合、基本的に作業中の文書などは同一のPCでしか作業の継続ができませんが、ウェブアプリの場合は別の場所にあるどのPCでも作業が続けられます。Microsoftは最近この対抗策として、SkyDriveからOneDrive へと機能を強化してきました。ここにもMicrosoftの危機感が感じられます。
 Chrome bookはローカルアプリ(パソコン内にインストールされたアプリ)を使うわけではないので、それほど高い処理性能は必要ありません。その分コストが抑えられます。もちろんWeb環境は常に必要です。
 情報産業は急速に変化します。携帯電話が急速にスマホの時代になったように、独占的なWindowsPCが、Chrome bookに替わる予感がします。企業もWindowsXPが使えなくなるので、Chrome bookを検討している会社もあると聞きます。まさにMicrosoftの危機かもしれません。私は常々、忌々しいWindowsから解放されたいと思っているので大歓迎です。

朝食について

 食事の好みは、味覚以上に生活習慣から来ている場合が多いのですが、朝食は必ず和食と言う人がいます。確かに和食は世界でもすぐれた健康食だと言われます。しかし欠点もあります。それは塩分が強いことです。その代表は味噌汁、漬物、醤油です。この三つを朝食から取り除いたら、不味くて朝食になりません。 私はがなり前から朝食はコーヒーとトーストのオープン サンドウイッチにしています。

ロシェルブレッドオリーブオイルMAILLE.jpgピクルス
 
 オープンサンドで重要なのが写真の4品です。ベースになるパンは最も重要です。量販店で売られている大量生産された甘みのある食パンは最悪です。個人のパン屋でもハード系のリーンなパンを見つけるのは大変です。以前ブログに書いたように、私は横山ブランジェのロシェルブレッドを使います。それもスライスの厚みにも拘り、12mmにスライスしてもらいます。トーストしたとき、厚みによって食感が変わるので大切なことなのです。このパンについて横山ブランジェは以下のコメントを書いています。
≪フランスの西部ポワトゥー・シャラント地域圏の都市で、大西洋岸に面した古い港町「ラ・ロシェル」をイメージして作った食パンです。この食パンは、ヨーロッパタイプのリーンな味で塩味がきいたスッキリし、た味わいがあります。トーストするとサクサクした食感になります。≫
 これに似たパンを見つけるのは大変ですが、高島屋に出店しているフォションのパンドミあたりでしょうか。同じパンドミでも渋谷、丸の内にあるヴィロンのパンドミは、甘すぎて私の好みではありません。
 このパンを濃いめにトーストしたあと、オリーブオイルを直接表面をなぜるようにしてたっぷりかけます。(バターは数年前に冷蔵庫から追放しました) 最近はヴァージンオリーブオイルは匂いの強い、くせのあるものの方が好きになりました。その上に予め作っておいた具材を乗せて熱いうちに食べます。
オープンサンド
イメージ写真(私の朝食ではありません)

 具材は、まずパンくらいの大きさのレタス、その上にスライスチーズ、さらにレタスを乗せ、厚めにスライスしたロースハムを乗せます。そしてハムには粒マスタードをたっぷり塗ります。マスタードはフランスのマイユーがやはり旨いと思います。最近は一般の食品スパーでも売っています。そしてスライスしたピクルスを乗せます。ピクルスは細かく刻んで乗せるより、1本を縦に4枚くらいにスライスした方が歯ごたえがあり私の好みです。ピクルスはビネガーに氷砂糖を溶かした液に種々のハーブを細かく切って入れ、ミニキュウリを漬けたもので、これも私の大好物です。日本の漬物のように塩辛くないので健康にも問題ありません。残念ながら国産の味は今一で、多くはドイツからの輸入品です。ヘングステンベルグ社のガーキンス(キュウリ)が一番気に入っています。このピクルス液はビネガーですから、飲むことができます。酢を飲むのと同じで健康にも良いので、ピクルスをスライスするとき、小さなグラスに入れて時々飲んでいます。
 その他に無塩野菜ジュース、牛乳、ヨーグルト(無糖)、バナナなどを追加します。卵料理は加えません。 オープン サンドウイッチは工夫すればヴァリエーションは沢山ありますが具材、スパイスの相性が大切です。そのとき避けたい材料は、ベーコン、ソーセージ、卵、マヨネーズ等です。チーズはコレステロールの高い食品ですが、栄養価も高いので大量に取らなければ良いと思います。
 これだけの食材にも結構塩分が含まれますが、和食の味噌汁、おしんこ、アジの開き、醤油をつけた海苔、醤油で味付けした納豆または卵かけご飯よりはずっと健康食です。

ヨットはなぜ風に向かって走れるのか

 ヨットは風が吹いてくる方向に目的地があっても、目的地に到達することができます。もちろん直線では行けませんが、想像以上に効率よく風を利用して進むことができます。
 少し理論的な話になりますが、「流量が一定の時、流れの断面を狭くすると流速が増加し気圧は低くなる」というベルヌーイの定理を、高校の物理で習ったことがあると思います。難しい言い回しをしていますが図にすれば簡単なことです。

ベルヌーイの定理1

 ベルヌーイの定理がヨットのセイル(帆)にどう作用するか図に描くと。下図のようになります。

ベルヌーイ

 セイルの形は飛行機の翼を垂直に立てたものと同じ原理です。つまり外側に揚力が生まれこれを利用して進みます。ヨットが風に向かって進む理由を図に書くと下図のようになります。

クローズ・ホールド

 セイルの揚力の合計はGFです。進行方向の分力はGHです。横流れ方向の分力はGVです。センター・ボードによる反作用はGV’です。作用反作用の法則によりGV=GV’で互いに相殺しています。残存する力は、GHのみとなりヨットは直進します。
 少し難しいでしょうか? もっと簡単に言うと、ヨットが風に押されて横に流されないように、船底に付いているセンター・ボード(キール)で抑え、揚力を前進力に変えて進むわけです。但し風に対して真向かいには進めません。およそ45度で進みます。

ジグザグ

 上の図のようにして、時々方向を90度変えながら(カミング アバウトという)風上の目的地に到着できるわけです。もちろんカミング アバウトは、海域が広ければ1回だけでも到着できます。実際には風は左右にシフトしますので、有利な方向から風を受けるようにします。例えば上図で風向きが右に45度シフトすればストレートに目的地に向かって走れます。
※ 日本のヨットマンは、風に向かって90度方向転換することをタック又はタッキングと言いますが、アメリカでは通用しません。カミング アバウトが正しい言い方です。外国でヨットに乗る機会があるかも知れません。正しい言葉を覚えてください。

polar_diagram.jpg

 最後にVent de Fete 9という艇のポーラーダイアグラム見てください。ヨットは後方から風を受けるよりも真横から風を受ける方が速いということが分かると思います。これがヨットと帆掛船とは全く違うところなのです。
 もう少し暖かくなったら、ヨットに乗ることが多くなりますので、ヨットに関するブログをもっと書いて行く予定です。