「パソコンの性能が低下しています」と書かれた広告に注意!

 「あなたのパソコンが脅威にさらされています」などパソコン操作中に突然現れた警告表示につられ、セキュリティー対策やエラー修正うたったソフトを購入してしまうトラブルが相次いでいます。国民生活センターによると「効果が感じられない」「解約したい」などの相談は、2013年度は12年度の4倍超で、同センターは「むやみにクリックしないように」と呼び掛けています。


 相談が寄せられているソフトは、Webページを見ている時に表示される広告から誘導されて購入したものです。その広告の内容が悪質で、「お使いのパソコンの性能が低下しています!」などと書かれています。

 実際にはパソコンの性能を測定したりしているわけではなく、こういった画像を表示しているだけに過ぎません。しかし心配になってクリックしてしまいがちです。徹底的に、無視しましょう。

広告の悪質性

 広告をクリックすると、「パソコンの性能を元に戻す」などと書かれたソフトが有料で販売されています。しかし、多くの場合このソフトにパソコンを修復するような機能はなく、ただお金を取られるだけというパターンがほとんどです。

 また、広告に大手パソコン企業のメーカーロゴがついていた事例もありますが、勝手に使っているだけで無関係です。解約しようと電話しても、英語しか通じなかったというケースもあります。

対策はクリックしないこと

 こういった広告は、見るページによってはどうしても表示されてしまいます。対策としては、とにかくクリックしないことが一番です。

 ブラウザ内に表示される「パソコンの性能が低下しています」などの表示は、ほぼ広告だと思って問題ありません。また、その広告の先にある商品も、効果の怪しい物ばかりです。徹底的に、無視するに限ります。

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 国民生活センターによると、13年度の相談件数は1615件で12年度の4倍以上。今年4月以降も7月下旬までに約320件寄せられており、ソフト購入額の平均は約6000円だそうです。

 同センターの担当者は「消費者の不安をあおって購入手続きの画面に誘導している」とみており、「すべてとはいえないが、効果ははっきりしない」と指摘しています。

 こうした表示は、単なる広告のほか、危険なウェブサイトをユーザーが閲覧して不正なプログラムを知らずに埋め込まれていることが原因の可能性もあります。

 国民生活センターでは対応策として、独立行政法人の情報処理推進機構(IPA)の相談窓口のホームページで、パソコン内のソフトが最新の状態か確認し、必要に応じて更新するよう推奨。トラブルに巻き込まれた際は、「契約先が外国の事業者であっても対応可能なので、ためらわずに問い合わせてほしい」といっています。


突然現れるパソコンの警告表示をすぐにクリックしないこと!(国民生活センター)

独立行政法人の情報処理推進機構(IPA)情報セキュリティ安心相談窓口

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演奏家の個性(ピアニスト)

 演奏家の個性(性格)は伝えられる範囲でしか分かりませんが、その演奏に表れます。独奏演奏家、特にピアニストには強烈な個性を持った演奏家が、何人かいます。その代表はグレン・グールドでしょう。23歳の時ニューヨークでの公演で、米国CBSのディレクターがグールドの演奏に惚れ込み、翌日終身録音契約したグールドは、プロデューサーの反対を押し切り、デビュー盤としてBACHの「ゴルトベルク変奏曲」を録音。1956年に初のアルバムとして発表されるや、ルイ・アームストロングの新譜を抑えてチャート1位を獲得しました。

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 その後、メディアは、そのアイドル的容貌と奇抜な性癖を喧伝し、グールドは一躍時の人となりました。その後演奏会からの引退を宣言していたグールドは、1964年のシカゴ・リサイタルを最後にコンサート活動からは一切手を引き、これ以降、没年までレコード録音及びラジオ、テレビなどの放送媒体のみを音楽活動の場としました。

 グレン・グールドの奇抜な性癖は、挙げたらきりがありませんが、足を切った専用の椅子に座った猫背の演奏スタイルは独特で、同様の演奏をするピアニストには出会ったことはありません。

 その個性は当然演奏にも現われます。決してリラックスして聞ける演奏ではありません。聴く方にも緊張感を強いているのでしょうか。「ゴルトベルク変奏曲」にしても初期の演奏はスピードのあるテクニカルな演奏ですが、50歳で死去する前年の放送録画では、逆に遅いテンポで演奏が始まります。グレン・グールドのファンや崇拝者は今でも大勢います。この緊張感がたまらないのでしょう。


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 私はピアノの演奏家には詳しくありませんが、アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリというイタリアのピアニストも、非常に強い完璧主義からコンサートのキャンセルを頻発する、いわゆるキャンセル魔として有名になり、次第に年間に行われた演奏会が10回に満たないという貴重な演奏会が更に評判を呼び、一層ミケランジェリというピアニストを伝説に押し上げました。

 1965年に初来日し、以降も数度来日していていますが、予定通り日程をこなしたのはこの初来日の時だけで、後はキャンセル魔の評判に違わぬ騒動を引き起こしています。1973年に2度目の来日を果たした際は、コンディションを理由に演奏会の日程・会場を変更したり、中止となった公演もありました。

 ミケランジェリはその人嫌いな性格からグレン・グールドをして「精神的同僚」と呼んでいたといいます。

 ミケランジェリはあまりBACHは演奏していませんが、Youtubeにブゾーニがピアノ用に編曲した、シャコンヌ(無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調BWV1004の最終楽章)がありますのでリンクしておきます。やはり緊張を強いられる演奏です。



 彼らの演奏技術や求心的な音樂表現は素晴らしいのですが、私には音樂という言葉通りの「楽しさ」をあまり感じません。演奏は好みの問題ですが、音樂はは聴くことの楽しさや、美しさを秘めた芸術だと思っています。

土用の丑の日と鰻

  今日は土用の丑の日です。土用の丑の日は、土用の間のうち十二支が丑の日です。土用には丑の日が年に1日か2日あり、2日ある場合はそれぞれ一の丑・二の丑といいます。と言われても理解できません。そこで詳しく調べてみました。

 土用 とは、 立春(2月4日頃)立夏(5月5日頃)立秋(8月7日頃)立冬(11月7日頃)の前18日間を言います。二十四節気には土用という言葉はありません。土用は雑節になります。土用の間は、土の気が盛んになるとして、動土・穴掘り等の土を犯す作業や殺生が忌まれました。


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四角で囲った部分が今年の夏土用です


 土用は年に4回ありますが、一般的に立秋前の18日間の夏土用を指します。また、この期間を暑中と呼び、暑中見舞いを出す時期でもあります。今年の夏土用は7月20日~8月6日になります。その間に丑の日は1日しかありません。


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 土用の丑の日には暑い時期を乗り切る栄養をつけるために、鰻を食べる習慣があります。文政5年、当時の話題を集めた『明和誌』(青山白峰著)によれば、安永・天明の頃(1772年 - 1788年)からの風習だといいます。


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鰻の栄養価


 鰻にはビタミンAが多く含まれています。ビタミンAは脂溶性ビタミンの仲間ですが、体内で造りだすことのできないビタミンです。食品から得たビタミンAは、各組織において貯蔵や他の物質との結合が行われ、視覚や成長促進、皮膚や粘膜の保持などに機能します。

 鰻は旨味が多いので食欲が無くなる夏でも美味ですが、近年養殖も含め収穫量が激減しています。ニホンウナギについて、国際自然保護連合(IUCN)は、生物の絶滅危機に関する情報を紹介する「レッドリスト」改訂版で絶滅危惧種として指定ました。指定の理由には生息地が減少したことや過剰な捕獲などを挙げています。同条約の保護対象になると、輸出の際に輸出国の政府許可証が必要になったり、分類によっては商業目的の国際取引や公海での漁獲物の水揚げが禁じられたります。


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 ニホンウナギは日本をはじめ中国、韓国など東アジアに広く分布する回遊魚です。人工養殖が実用化されていないため、天然の稚魚シラスウナギを漁獲して育てています。高値で取引されるため養殖が盛んで、南方で孵化して北上したシラスウナギを採り尽くしてしまうので、当然自然の鰻は激減します。自然でしか産卵しませんから絶滅危惧種になるのは当然です。シラスウナギ魚の捕獲と養殖を制限しなければ、将来食べることさえできなくなります。

GoogleがChromebookを国内展開

  GoogleがやっとChrome OSを搭載したノートPC「Chromebook」を日本市場に投入することを発表しました。しかしタイミングが半年遅いように思います。MicrosoftがWindowsXPのサポートを終了する前に発売していれば、導入する企業も多かったはずです。多分管理体制が間に合わなかったのでしょう。決断の早いGoogleとしては珍しく悪いタイミングです。

 国内向けに展開するのは、企業向けの Chromebooks  for Workと、教育機関向けの Chromebooks for Educationの2種類で、日本エイサー、ASUS、日本HP、デル、東芝の5社より順次発売になります。

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 海外では2011年から販売されているChromebookですが、ベースとなっているWebブラウザー「Google Chrome」の特徴として「シンプル・スピード・セキュリティ」という3つの"S"を挙げています。特にセキュリティについては、「インターネットのセキュリティが社会インフラを脅かす事態になっているが、Chromeなら初心者でも心配することなく、安心に安全に使えるる」と説明しています。

 Chromeブラウザーには自動更新機能があり、Chromeを立ち上げるごとに常に最新のバージョンを利用できるため、ユーザーが意識する必要がないといいます。また、ブラウザーはタブごとに独立して動作し、OSから独立したサンドボックス構造を持つため、間違って悪意のあるサイトを開いてしまった場合でも、他のタブに影響が及ばない仕組みで、悪意のあるプログラムをダウンロードしてしまっても、OSに致命的な影響を与えることがないと安全性を強調しています。

 Chromebookを開発した背景として「これまでの汎用OSは、インターネットの利用に最適化を図ったものではなかった」と説明しています。既存のノートPCでは、電源が落ちた状態からWebアプリを使うまでに、分単位で待たなければならないことがありますが、Chromebookは、電源を入れてからGmailを使えるようになるまで10秒以内で、文房具のような使い勝手を目指したと説明しています。

 また、企業環境で使われるWebアプリは社内アプリを含め、従業員1人当たり10個で、Google Appsの導入数は世界で500万社に達しているといいます。さらに北米では、ビジネス向けノートPCの21%がChromebookになっているそうです。

 企業や教育機関でChromebookを導入するメリットとしては、「管理性」「セキュリティ」「継続性」の3点を挙げています。管理については、Chromebookと同時に国内向けに展開する「Chrome管理コンソール」により、インターネットから端末を管理可能で、120以上の管理ポリシーをChromebookに適用するなどの集中管理を実現し、サポートも24時間、365日体制で提供するそうです。

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 Chromebookによる具体的なコスト削減効果としては、既存のPCでは端末価格やIT部門のコスト、アンチウィルスソフトのライセンスなどを含め3年間で約60万円を要するのに対し、Chromebookではその6分の1となる約10万円で運用できるといいます。

 既存システムからの移行については、すでにChromeブラウザーで使っているWebアプリケーションをそのまま利用できること、オフィスで使われている一般的なビジネス文書も扱えること、さらに、既存のコンピュータでしか動かないアプリについても「リモート接続やデスクトップ仮想化で対応できる」と説明しています。

 教育機関向けの先行事例としては港区の広尾学園高等学校の事例を挙げ、Chromebookにより各端末の管理がシンプルになったこと、クラウド上のデータをリアルタイムに共有しながらクリエイティブな作業ができるとして好感を得ているといいます。

 Googleドキュメントについてもオフラインで利用可能で、編集内容はオンラインになった時点で自動的に反映されます。Office文書の利用については、添付ファイルとして送られてきたMicrosoft Word形式の文書(.docx)を変換せずに開くことができる機能もあります。

 Chromebookを日本向けに発売するメーカーは、現時点で日本エイサー、ASUS、日本HP、デル、東芝の5社で、発売時期は日本エイサーが7月、ASUSが8月、日本HPが9月を予定しており、デルおよび東芝はメーカーにより今後発表予定となっています。価格も各メーカー次第とですが、米国での市場価格は200〜300ドルです。個人向けに販売するかどうかは今後検討するといいます。

 通信機能について、米国ではLTE対応モデルなども販売していますが、日本では当初Wi-Fiモデルのみとなります。日本語環境について、すでにChrome OSでは日本語入力や日本語フォントを搭載しており、各メーカーから発売される端末のキーボードは、日本語配列になります。

 Microsoft Officeを使い慣れた、保守的な日本の企業や教育機関が、どれだけ導入に踏み切るかは疑問です。しかしスマホやタブレットから入った世代には、それほど抵抗はないと思います。

安息を楽しみ、心の喜びを欲せよ(BWV170)

 今日の日曜カンタータは、三位一体主日後第6主日、1726年7月28日に初演された、アルト独唱のためのカンタータです。同日の礼拝でマイニンゲンの楽長をしていた親戚ヨハン・ルートヴィヒ・バッハのカンタータ「私は霊をお前たちに与えよう」と組み合わせて演奏されたといわれています。コラールを持たないカンタータで、アリアとレシタティーヴォで構成され、通常は通奏低音楽器として使われるオルガンが、オブリガート楽器として活躍します。


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 天国の安らかさを表現するパストラーレ調のアリアに始まり、その響き、リズムが全曲を支配します。曲は不協和音や転調を多用する第3曲でこの世の苦しみとの対比を明らかにして、終曲では天国での平安を確信して明るく力強い調子で曲を閉じます。まさに、天上のパストラルというべき音楽です。


 まず、私のお気に入りのフィリップ・ヘレヴェッヘの演奏でお聴き下さい。アルトはカウンターテナー アンドレアス・ショルが歌っています。



第1曲 アリア 穏やかな美しいパストラーレで、オーボエ・ダモーレとヴァイオリ    ンの伴奏で「満ち足りた安らぎよ、望ましい魂の快よ」と歌います。

第2曲 レシタティーヴォ 「この世は罪の家にして地獄の歌ばかりを高唱する」と    いう内容です。

第3曲 アリア オブリガート・オルガンを伴い「ねじ曲がった心がなんと私を悲し    ませることか」と半音階など種々の修辞技法で歌詞の内容を表現した曲で     す。

第4曲 レシタティーヴォ 「だとすれば、いったい誰がこの世で生きることを願う    はずがありましょう」

第5曲 アリア オブリガート・オルガンが活躍し「これ以上生きることなど私には    おぞましい、だから私をお召しください、イエスよ!」と歌います。


 フランスの古楽アンサンブル ル・バンケ・セレスト(Le Banquet Céleste)とカウンターテナー ダミアン・ギヨンの演奏もお聴きください。



 グスタフ・レオンハルトもレコーディングしています。このアルトもポール・エスウッドというウンターテナーです。



 歌詞は下記の《続きを読む 》に記載してあります。
 

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浴室で部屋干しすると約5,000個のカビ胞子が付着

  ライオン株式会社リビングケア研究所は、洗濯物の「部屋干し」が一般化する中、梅雨から秋にかけてはカビが増殖しやすいことから、部屋干しすることが多いリビング、寝室、浴室に洗濯物を干した際に洗濯物に付着するカビの数を比較したところ、以下のことが明らかになったそうです。

(1)浴室では、天井にカビが潜んでいることが多いことから、リビングや寝室と比べて100倍以上となる約5,000個ものカビ胞子が洗濯物へ付着する。

(2)浴室の天井に潜むカビを除菌することで、洗濯物へのカビ付着数は減少する。

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 日常的に洗濯物を室内に干している人は9割にのぼり、干す場所はリビング、寝室、浴室に干しています。梅雨から秋にかけては、カビが増殖しやすい季節なので、浴室に洗濯物を干した場合、天井から降ってきたカビの胞子が洗濯物に付着することが懸念されます。

 部屋干しした際の洗濯物へのカビ胞子の付着実態について調べた結果

(1)浴室に干したタオルには、天井から降ってきたカビ胞子が付着していた。

実験はまず、部屋全体の汚染源になると考えられる天井のカビの量を比較するため、一般家庭5家庭のリビング、寝室、浴室の天井に存在するカビの量を測定しました。その結果、全家庭において、浴室の天井には10cm四方あたり100~100万個と、リビングや寝室と比べて多くのカビが存在していました。

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 次に、5家庭のうち浴室の天井にカビが最も多かったA宅を対象に、それぞれの部屋に干したタオルに付着するカビ胞子の数を測定(※2)したところ、浴室では他の場所に比べて100倍以上となる約5,000個と、最も多く付着していることがわかりました。

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(2)天井に潜むカビを除菌することで、洗濯物へのカビ胞子の付着が防げる!

 煙の力で抗菌剤である銀を飛ばす製剤「ルック おふろの防カビくん煙剤」を利用し、天井におけるカビの量と洗濯物へ付着するカビ胞子の数を、浴室のカビを除菌する前後で測定。その結果、除菌処理後の浴室天井にはカビは認められなかった。さらに、洗濯物に付着したカビ胞子の数についても同様に比較したところ、除菌前の浴室に干したタオルに5,000個のカビ胞子が付着していた一方で、除菌後の浴室に干したタオルにはカビ胞子の付着が全く認められませんでした。このことから、浴室に干した洗濯物をカビ汚染から守るためには、天井のカビを除菌することが有効であることが明らかとなりました。

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 続いて、浴室のカビを除菌する前後での、天井に潜む目に見えないカビの量と洗濯物へ付着するカビ胞子の数を測定しました。煙の力で抗菌剤である銀を飛ばす製剤を処理する前後で、天井のカビの量を比較すると、処理後には天井にカビは認められませんでした。一方、洗濯物に付着したカビ胞子の数についても、天井のカビを除菌する前のタオルには5,000個ものカビ胞子が付着していましたが、くん煙処理により天井のカビが除菌された後浴室に干したタオルにはカビ胞子の付着が全く認められませんでした。

 (以上の内容は、日本家政学会第66回大会で発表しています。)

 ライオン株式会社の自社製品「ルック おふろの防カビくん煙剤」の宣伝も兼ねた報告書ですが、浴室はいくら乾燥させても黒カビが出てきます。洗濯物はなるべく外気に当てて乾燥させましょう。


追記

・洗濯槽のケア

 今週から梅雨も開けたので室内干しをしなくて済みます、秋にかけて気温と湿度の高い季節はカビが気になります。浴室のカビも気になりますが、洗濯機の中も浴室と同じように温度や湿度が高く、菌やカビの増殖に適した環境です。洗濯槽が汚れていると、洗濯物に洗濯槽の菌やカビが移ります。洗濯機の取扱説明書を参考に、定期的に洗濯槽クリーナーを使用します。洗濯槽の裏側のカビや汚れ(バイオフィルム)などを取り除くことができます。

・洗濯機のフタを開けておく

 洗濯槽内の湿度を下げて、バイオフィルムが発生しにくい環境にします。そのほか、くず取りネットのゴミや汚れが溜まっていないか、また嫌なニオイがしないかなど、日頃からこまめにチェックしましょう。

東大の教授が、「医療詐欺」なる本で医療界を告発した理由

(Business Media 誠より転載)

 救急車のたらい回し、医師不足問題、製薬会社の不祥事――。こうした問題は、国家による「医療」コントロールが限界にきているからなのか。医療界の現実について、東大医科学研究所の教授が赤裸々に綴った本が出た。

 新潟の「医療過疎」を取材していた時、高齢化率4割というとある無医村で、興味深い話を耳にした。

 無医村を解消しようと、インターネットで常勤医の募集をしたところ、東京の若い勤務医から応募があった。僻地医療に対する志もある。おまけに、「田舎暮らし」を望んでいるということで、話はトントン拍子にまとまり、東京の病院を辞め村へ移住してもらうことになった。

 無論、村の高齢者たちからは喜びの声があがったが、ほどなくそれは失望の声へと変わってしまう。村の元気なご老人たちに対して、若き医師が行なった「診察」が問題だったのだ。

 「今のまま、おいしいものを食べて、よく寝て、たまに歩くなどの運動をしてください」

 これのいったい何が問題なのか。実際に高齢者たちから「不満」を告げられた隣町の医師が教えてくれた。

 「この村に限らず、高齢者にとっての“医療”というのは、少しでも身体に異変があったらすぐに薬を処方してくれること。薬を欲しがる患者に対して彼は『飲む必要がない薬を飲むと、お身体に負担がかかります』と一生懸命諭しましたが、しばらくして “あの若い医師は薬に頼らない自然治療をすすめている”なんて噂もまわって問題になってしまったのです」

 高齢者医療の現実を思い知らされたこの若き医師はほどなく村を去ったという。


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供給者側の論理

 この話を聞いて、「ああ、この国の医療ユーザーには骨の髄まで“供給者側の論理”が刷り込まれているんだなあ」ということをつくづく感じた。

 以前、このコラムでも触れたが、「降圧剤」なんかも分かりやすい。降圧剤の添付文書には、脳梗塞のリスクが高いので、高齢者には「慎重投与」と明記されている。しかし、70歳以上の約半数が服用している。「大胆投与」に書き換えたほうがいいくらい気前のいい飲ませっぷりだ。

 ちょっと考えれば、薬を出せば保険点数が稼げる医師と製薬会社から「供給者側の論理」を押し付けられていることが明白だが、そういうサディスティックな仕打ちも患者側は手を合わせてありがたがる。

 そんな歪(ひず)んだ医療の現実について、分かりやすく解説されているのが、東京大学医科学研究所特任教授である上昌広さんの新刊『医療詐欺 「先端医療」と「新薬」は、まず疑うのが正しい』(講談社)である。

 ずいぶんショッキングなタイトルだと思うだろうが、これはなにも先端医療を掲げる医師や、新薬を売り出す製薬会社があくどいとか批判をする本ではない。救急車のたらい回し、医師不足問題、ドラックラグ(新薬承認の遅延)、製薬会社の不祥事など一見するとバラバラの問題のように見えるが、すべてたどっていくと日本の医療が抱える構造的問題につきあたることを指摘しているのだ。

 その代表が、「中医協」(中央社会医療協議会)である。

新薬を開発するのがバカらしくなる

 中医協とは、日本の医療行為にまつわる価格を決定している厚労大臣の諮問機関のことだが、こういう制度は他の先進国にはない。この日本独自の医療システムにこそ歪みの根っこはあると上氏は指摘する。

 国家が価格を決めるので、製薬会社からどんなに素晴らしい薬をつくっても、すぐに価格が下がる。営利企業からすれば、リスクをとって新薬を開発するのはバカらしくなる。これで開発力が高くなるわけがない。事実、日本の新薬開発力は韓国に劣っている。

 新薬を出さずにもうけようとするので、「マーケティング」に力が入る。医師にカネを渡して臨床論文をちょいちょいっといじったり、飲ませなくていい薬をじゃんじゃん飲ませたり、という問題は現れるべくして現れたというわけだ。

 国が「価格統制」という絶対的な力を持つ。それに従う形で供給者(企業・医師)が食べていこうとする。癒着や口利きがまん延し、価格統制権に近いところがおいしい思いをして、水が高いところから低いところに流れるように一般ユーザー(患者)が一番わりを食う。

 この構造を理解するのには、「電力」がいい。日本の電気料金は薬価と同様、電力会社という国策企業が総括原価方式というコストダウン意識ゼロのシステムで決められている。だから、再稼働だなんだというの話も、ユーザーの論理は関係ない。すべては「原子力ムラ」という供給者サイドの論理によって粛々とすすめられていく。医療界の構造的な癒着を、上氏が「医療ムラ」と呼ぶ所以だ。

 原子力ムラを解体するにはこの「価格統制権」を奪う、つまり「電力の自由化」をすすめるべきという意見があったが、いつの間にやらうやむやにされた。

 これと同じく、「医療ムラ」の解体には、「中医協」の力の根源、つまり価格統制権を奪うしかない。その第一歩となるかもしれないが、安倍政権が成長戦略で掲げた「混合診療」の解禁である。


「医療」は誰のためにあるのか?

 混合診療とは、公的医療保険とまかなう治療と、専門性が高い自由診療を組み合わせるというもの。上氏によれば、混合診療が導入されると、医師間の競争が促進されるので、患者側が享受できるメリットも多いという。

 それを示すのが、「不妊治療」だ。これは保険が適用されない自由診療ではあるが、医師らの競争によっては今や日本の不妊治療技術は世界トップレベルに成長しているという。

 ただ、「供給者」代表である日本医師会はこの「混合診療」に猛烈に反対している。「安全性や有効性の疑わしい治療が横行する」といかにも患者目線を装っているが、上氏のいう「競走」を拒んでいるかのようにも見えないか。そういえば、東北に医学部を新設するという話がもちあがった時、東北の人々が復興にもなるし、医師偏在解消になるからつくってくれと声をあげた時も、医師会は「医師が余るからとんでもない」と反対していた。

 「医療」というものは誰のためにあるのか。なぜ上氏は、東大医科学研究所という医学界の中心部から、厚労省や多くの医師を敵にまわしながらも「詐欺」というショッキングな言葉を用いてまで問題提議をしたのか。

 それらの疑問はすべてこの本のなかにある。「お医者さんの言うことは絶対だ」なんて思い込んでいる人にこそ読んでいただきたい。


 管理人の追記

 本を読まなくても内容はほぼ分かります。日本の医療は患者のためではなく、医師と製薬会社の利益のために、患者は利用されているのです。日本医師会はこの形態を今後も死守するでしょう。薬を沢山処方すると患者は喜びます。医者も製薬会社も儲かります。治療費が高額になって、健康保険料がどんどん上がります。

 高齢化率4割の無医村に移住して診療にあたった若い医師が言ったとおり「今のまま、おいしいものを食べて、よく寝て、たまに歩くなどの運動をしてください」というのが正しい「診療」なのです。しかし正しい「診療」をすると、患者に嫌われ、医師も製薬会社も儲かりません。血圧が少しでも高いと、脳梗塞のリスクが高くても「降圧剤」を処方するのが今の日本の治療なのです。
 

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SNS利用者を脅かす深刻な症状

 (2014.07.20 TOCANAより転載)

 ここ数年で一気に広まったFacebook、Twitter、mixi、そしてLINE。SNSは、今ではやっていない人を探す方が難しくなってきた。

 デート中、商談の最中、授業中、とにかくあらゆる場面で、あらゆる人たちが「スマホでSNS」に興じているが、これだけ多くの時間を、1つのネットワークに熱中していると何らかの影響があるのではないか…と思っていたら、イギリスのエディンバラ大学の研究チームが「大いに影響あり」という実験結果を発表した。

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 実験は20人の被験者を対象に、さまざまな質問を繰り返す。ただ、質問をする状況はその都度変えていき、SNSにアクセスした後にも質問が行なわれた。

 この実験で顕著にみられたのは、まず、初めは質問に対して自分で考えて答えを出していたものが、SNSで回答が得られると知るや、先ほどの自身の答えを簡単に引っ込めてしまうことだった。そして、SNSでの回答を自らの答えとして提示したのである。

 さらに、答えを見出そうと苦労するのではなく、スマホなどの操作によって答えに行き着こうとするようになった。また、難問に当たった際、まず「SNSの中に回答を見出そうとするようになった」のである。

 被験者たちは、こう考える。「SNSによって、多くの回答を手にすることができるのだから、自分はそこから最適のものを選ぶだけ」と。本人はとても賢い方法と思っているのだが、しかし、SNSで得られる回答がどれだけたくさんあったとしても、それは他人の頭で考え出されたものである。

 実のところ、彼らは「他人の考えを受け入れている」に過ぎない。

 こうした傾向を研究チームでは、「SNSによって自らの頭で分析しようとする努力を怠るようになり、判断力が弱まるとともに性格が怠惰になっていく」としている。

 被験者数が20人であることや、年齢性別など条件を変えて実験が行なわれていないため、この実験結果にどれだけの信頼性があるかは疑問であるが、ただ、これが一つの傾向なのだとは何となく頷ける内容ではある。


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ソーシャル疲れから「新型うつ」へ

 最近、「新型うつ」が流行っている。仕事や学業などの場ではひどい「うつ症状」に陥るが、そこを離れると普通の生活が送れるというタイプだ。これは、精神科医が「作り出した病気」という指摘もあるが、一方で、こうした特定の場でだけ「うつ症状」を示す人たちも確実に存在している。決して怠けているわけではなく、働きたい、学びたいと願いながら、どうしても体と心がついていかない人たちである。

 現在、「新型うつ」について、さまざまな角度から原因究明が行なわれているが、まだ、はっきりとした答えは出されていない。そして、最近ではSNSにも「新型うつ」の原因の一端があるのではないかという意見が出されている。

 かつて、人間関係が希薄になり、強烈な孤独感を抱え込むことによって心を病むケースが多かった。故郷を離れて都会の大学に入り、新生活を送り始めた直後の5月に陥る「うつ状態(5月病などとも呼ばれた)」などにも、そうした孤独感は関係していた。

 しかし、SNSから生じる「うつ状態」は決して孤独感を抱え込んだ結果ではない。むしろ、濃すぎる人間関係や他人との関わりが原因となっていく。それは、誰か特定の友人や家族との「人間関係」ではなく、長時間にわたってSNSに関わることによる、バーチャルなソーシャルメディアという巨大な「人間関係」なのである。

「演じる」強迫観念

 SNSを続けていくと感じる疲労感は、「ソーシャル疲れ」と呼ばれたりする。まさに、これこそがバーチャルな人間関係が引き起こす疲れだといえる。その日、その時の行動をTwitterやFacebookに書き込まねば気が済まなくなる。それも、決して日常的な暮らしの場だけではなく、「レストラン〇〇に行ってきました」「△△に遊びに行きました」と非日常での体験を書かなければいけないという強迫観念がわき起こる。もちろん、画像付きだ。

 自分の書き込みやつぶやきにコメントがつくと、それに応答しなければならなくなる。「無視」していると思われたくないから、今度は友だちの書き込みやつぶやきに自分もコメントをつける。

 いつまでも途切れないコメントの連鎖。しかし、Twitterのフォロワーの数やFacebookのコメントや「いいね」の数を減らしたくないから、さらにチェックは頻繁になる、書き込みも増えていく。

 常に「見られている」「読まれている」という意識が働くため、中には「リアルな話題」ではなく「盛った話題」をアップする者も出てくる。過去の体験をさぞ今のものであるかのように書き込み、過去の画像をアップしたりする。すると、その反動で自己嫌悪や疲労感はさらに大きくなってしまう。

 精神科医の香山リカさんは、こうした状態を「『実は自由でないのに自由に見せる』ことほど疲れることはない」と書き、それはまた「真の『個性化』というより『個性化を実現しているように見せること』》に力を注ぐことにほかならないと指摘する(『ソーシャルメディアの何が気持ち悪いのか』朝日新書より)。

 この結果として、ソーシャル疲れが生じて、さらには「新型うつ」へと流れていく人も増えていくのだ。

 このような疲れから抜け出すには、数日間スマホやインターネットから離れてみる「IT断食」も効果的ではあるが、再びスマホ生活に戻ってしまうと、元の木阿弥ということも少なくない。それより、SNSは続けながら、現実社会でのリアルなやり取りを増やしていくということの方が重要だろう。

 現実社会でのやり取りとは、顔を合わせて話をし、手振りや身振りを交えて相手と意志を通じ合わせることである。これを「社会的手がかり」というが、SNSやインターネットにはこの手がかりが存在しないから、疲れだけが残るのである。

 現実で、他人と「通じ合う」こと、他人と「衝突すること」を経験しておくことこそが、むしろ「ソーシャル疲れ」を緩和させる方法なのだろう。

SNSによって引き起こされる可能性がある問題

・自分で考えなくなる

・性格が怠惰になる

・新型うつになる

・疲れるようになる

・強迫観念

・演じた反動による自己嫌悪


 大変興味のある記事なので、そのまま転載しました。人間にとって他人との直接のコミュニケーションは生きるためには大切なことなのですが、携帯メールが使われ初めたころから、このような行動が現れ始め、特に若い世代ではスマホを使ったSNSが日常の行動パターになってしまいました。まだ人間性が確立されていない中、高生からこのような生活を送ることで、問題を抱えた人たちが、益々増えていくような気がします。

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演奏の比較『ヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタ第3番ト短調』BWV1029

 ヴィオラ・ダ・ガンバとは「脚のヴィオラ」という意味で、楽器を脚で支えることに由来します。ヴァイオリン属(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)よりも歴史がやや古く、外観がヴァイオリン属に似ていること、18世紀後半にいったん完全に廃れてしまったことから、しばしばヴァイオリン属の原型の楽器と誤解されますが、両者は異なる系統の楽器です。弦が6~7本あり、チェロのように床で支えるエンドピンを使わず、両膝で挟んで楽器を支えます。従って弓も手のひらを上にして持ちます。


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 BACHの3曲あるソナタの中で一番演奏される機会が多く、人気の高い第3番ト短調を聴き比べてみます。この曲は消失した2つのヴァイオリンと通奏低音のためのトリオ・ソナタから編曲されたものと推測されています。

 まずファーリー・ピアースの演奏会の録画からお聴きください。演奏前にビオラ・ダ・ガンバについて解説そています。田中裕子がチェンバロを弾いています。演奏会なのであまり完璧な演奏とはいえません。



 ジョナサン·マンソンはスコットランドの チェリストとヴィオール奏者で、1999年にトン·コープマンのアムステルダム·バロック·オーケストラ首席チェリストに就任しました。チェンバロはトレバー・ピノックです。




 ヒレ・パールはドイツの女流ビオラ・ダ・ガンバ奏者で、フライヴルク・バロック・オーケストラのメンバーです。チェンバロはマイケル・ベイリンガーが弾いています。



 ローレンス·ドレフュスはアメリカのヴィオラ・ダ・ガンバ奏者です。チェンバロはノルウェーのチェンバリスト、シェティル・ハウグサンです。



 最後はスペインの名手、ジョルディ・サヴァルとトン・コープマンの演奏です。サヴァルはアラン・コルノー監督の映画「めぐり逢う朝」で音楽を担当し、サウンドトラックはセザール賞を受賞しました。



 ベストを選べば勿論、ジョルディ・サヴァルですが、ローレンス·ドレフュスも躍動感のある良い演奏です。

マイクロソフトが1万8000人を削減

  先週の日経コンピュータ、朝日新聞Digital等に下記のニュースが流れました。

 米マイクロソフトは2014年7月17日、大規模なリストラ策を発表し2015年までに1万8000人を削減すると明らかにした。そのうち1万2500人は2014年4月までに買収を完了した旧ノキア携帯部門に所属する。マイクロソフトの社員数は14年6月5日現在で12万7104人。旧ノキア携帯部門の買収によって2万人以上増加していた。マイクロソフトのリストラとしては過去最大規模となる。

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 旧ノキア携帯部門では、ハードウエアの製造拠点やソフトウエアの開発拠点を閉鎖する。またスマートフォンに関しては「Windows Phone」の開発に特化し、「Android」を搭載する「Nokia X」に関しても、一部のモデルをWindows Phoneのブランドである「Lumia」に統合していく。

 リストラに伴い今後1年の間に、11億~16億ドルの損失が発生する。そのうちの7億5000万~8億ドルが解雇に必要となる人件費で、3億5000万~8億ドルが製造拠点の閉鎖などに伴う資産の減損処理となる。マイクロソフトのサティア・ナデラCEO(最高経営責任者)は従業員に宛てた電子メールの中で、「マイクロソフトが今後どのような領域に重点的に投資していくかについては、7月22日に予定されている決算発表で明らかにする」と述べている。ナデラCEOは電子メールの中で「意思決定を速めるために、マネジメントの階層も減らす」と述べており、今回のリストラが製造現場の人員削減に留まらないことを示した。

 ノキアのCEOからマイクロソフトの「デバイスグループ」担当のエグゼクティブ・バイス・プレジデントに転じていたスティーブン・エロップ氏も従業員に対して電子メールを送り、閉鎖する拠点などを明らかにした。高価格帯の製品の開発はフィンランドのサロに、低価格帯の製品はフィンランドのタンペレに集約し、フィンランドのオウルや中国の北京、米国サンディエゴの開発拠点は縮小する。また製造に関してはベトナムのハノイに集中し、中国の北京と東莞にある製造拠点は縮小する。


 Microsoftはスマホの出遅れによるWindows離れを挽回するために、昨年、世界最大のシェアーを誇ったフィンランドの携帯会社ノキアの携帯端末部門を買収しましたが、ノキアもスマホにWindows Phoneを選択したためにiPhoneやAndroidのスマホに対抗できず、伸び悩んでいました。しかしMicrosoftの力をもっても挽回することができなかったわけです。

 MicrosoftはWindowsOSとOfficeなどのアプリケーションソフトの販売では、世界で90%以上のシェアーを誇っていますが、2007年、アップルがiPhoneを発売して以来、今までのPCユーザーも含めた新しいマーケットが誕生しました。       MicrosoftもWindows Phoneで対抗しましたが全く売れず、GoogleのAndroidOSによるスマホが、世界では圧倒的なシェアーを獲得しました。

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 Androidはフィンランド出身のプログラマー、リーナス・トーバルズが開発したLinuxカーネルを基に Android社が開発し、これを買収したGoogleのOSで、ライセンス料金がかからないため、メーカーは端末を作るコストを安く抑えることができます。そのため登場から僅かな期間で、先行するiPhoneを抜き、世界のスマホとタブレットを短期間で席巻してしまいました。

 GoogleがAndroidOSを無償で公開できるのは、Googleの収益の90%が広告収入だからです。この企業の収益構造がOSで利益を生み出すMicrosoft社やApple社と全く異なります。

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 広告収入ということは、広告主が販売するあらゆる商品に、広告費が上乗せされているわけですから、間接的には消費者が負担していることになるわけですが。

 さらにGoogleはPCの分野でも無償のOSを搭載したChromebookを日本でも発売します。最初は企業向けと教育機関向けですが、クラウドを使ったアプリケーションが自由に使え、Windowsのように数年毎のOSのバージョンアップの必要もなく、またセキュリティがインフラを脅かすこともなく、ブラウザーには自動更新機能があり、Chromeを立ち上げるごとに常に最新のバージョンを利用できるなど、Chromebookは企業や教育機関で導入するメリットを多く備えています。Chromebookについては改めてブログを書く予定です。

 今、スマホによるPC離れで、世界が脱マイクロソフトに向かっているという言い方もできます。