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一般消費者向け「Chromebook」が日本でも発売開始

 「GoogleのOS」として注目を集めてきた「Google Chrome OS」が搭載されたノートパソコンは「Chromebook」と呼ばれ、先進国を中心に全世界で売り上げを伸ばしています。日本ではこれまで、法人・教育市場向けのみの販売に限定されていましたが、日本エイサー及びDELLが11月13日から「Chromebook C720」、 

「Chromebook 11」を発売。一般消費者も購入できるようになりました。ASUSも12月に発売を予定しています。

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Chromebook C720


 「Chromebook C720」は7秒の高速起動や、8.5時間の長時間バッテリーが魅力で、米国ではシェアNo.1のモデルです。Chromebookのメリットはいくつかありますが、まず注目を集めるのはその安さです。「Chromebook C720」は11.6型ノートで、Intel Celeron 2955U 1.4GHzデュアルコアCPUを搭載し、実勢価格は3万円ほどで、タブレットでは満足できない人には向いています。

ログインはGoogleアカウントで

 最初に教育市場向けに導入された背景には、「設定が簡単」「安全」「使いやすい」といったメリットがあるからです。Googleアカウントでログインし、データは基本的にオンラインストレージに保存されるので、シェアユースに非常に向いています。もちろん、個人で使う際にも、オンライン上ですべてを管理できるのはとても便利で、例えばハードウェア(Chromebook)を買い替える時には移行がスムーズになるといったメリットがあります。

 内蔵ストレージが16GBと少ないのは、Chrome OS がオンラインストレージ でGoogleドライブの利用を前提に設計されているためです。ネット接続とウェブアプリを使うためのOSで、オフライン時でも内蔵ストレージがキャッシュとなり、純正Googleアプリなどではオフライン動作にも対応し、次回オンライン時に同期する仕組みもあります。

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 Google Play Storeでさまざまなアプリを導入できるので、Microsoft Officeのファイルを閲覧、編集したりすることもできます。

 Wi-Fi IEEE 802.11a/b/g/n、Bluetooth 4.0に対応しUSB 3.0 x 1、USB 2.0 x 1、ヘッドホン x 1、HDMI x1、SDカードスロット。前面にはWebカメラ、内蔵マイクを搭載しています。
 バッテリーは3950mAhで、最大8.5時間駆動。本体サイズは288 mm x 204 mm x 19.1 mm(幅 x 奥行き x 高さ)。質量は約1.25kgです。
オンライン環境は必須

 ChromebookはウェブブラウザGoogle ChromeをベースとしたOSであるため、WindowsPCでは必須のOSアップデートや、ウイルス対策ソフトは一切不要です。ネットに接続しているだけで、バックグラウンドで自動的に最新の状態に更新してくれるため非常に便利です。

 Chromebookはインターネットに接続して使うことを前提として作られているので、接続環境によっては使えない機能等もあります。ほとんどの人は普段オンライン環境が整っている場所でノートPCを使っていると思いますが、この点は事前に確認しておく必要があります。

 以下のムービーで通常起動・シャットダウン・スリープからの回復が非常に速いことが分かります。この速さはSSDを使ってもWindows機では不可能なレベルです。



個人輸入で使っている人の評価

良い点
起動が7秒で高速、動作もサクサク、軽い、薄い、静か、バッテリーの持ちがいい、
SDカードスロットや HDMI ポートがある。
悪い点
ハードウェアの質感は値段なり。ディスプレイは低品質、3G や LTE には非対応、
メモリ・SSD・バッテリーの交換はサポートされていない。

Chrome OSの特徴

・ユーザーデータは Google アカウントに紐付けされる。

・オンライン環境での使用を前提としている。

・データは基本的にクラウドに保管する。外付けストレージは不要。

・Google ドライブが内蔵ストレージの代わりとなり連携はスムーズ。

・Windows や Mac で使えるソフトはインストールできない。

・iTunes や Word、Excel、Skype 全て使えない。

・専用ドライバのインストールを必要とする外付けデバイスが使用できない。

・手持ちのプリンターは使えない。(使う方法あり)

・USB DACもドライバ不要なら多分可。FOSTEX PC100USBは使える。

・追加したい機能はChrome ウェブストアからアプリをインストールする。

・Chrome OS のバージョンは自動的に更新される。


 私は現在、ブログの作成や写真の修正、管理は、ほとんどChrome環境を使っていますので、今からChromebookを使い始めても戸惑うことはないと思っています。印刷が必要な時だけ、予備のWindowsPCを立ち上げ同期させれば、すぐ印刷できます。

 興味のある方は購入前に下記のリンクを開き、よく調べてください。

まだ知らない人のためのChromebook (ITmedia)

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