ヒト舌は3歳までに肥える!

 8月31日(野菜の日)にタキイ種苗株式会社が発表する「2015年度野菜と家庭菜園に関する調査」によれば、子どもの嫌いな野菜ランキングの第1位はピーマンで第2位にはゴーヤです。

 ピーマンもゴーヤも苦味が強い野菜です。世の母親たちは、なんとかこれらを食べさせようと苦心しますが、当の子どもはハンバーグに混ぜ込んだひとかけらでさえ感知して吐き出します。しかしそんな子どももオトナになれば、ピーマンやゴーヤを好んで食べるようになります。

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味を感知する仕組み

 味を感知する器官を「味蕾(みらい)」といいますが、蕾のような形をしたこの器官は、味細胞の集まりで、味覚の入り口です。味蕾は主に舌の表面に存在しますが、軟口蓋(口の上奥の軟らかい部分)や口蓋垂(のどちんこ)、咽頭にも分布しており、その数は成人でおよそ7500個といわれています。

 人が物を食べるとき、口に入れた食べ物は歯で咀嚼、舌で攪拌されて、唾液と混ぜ合わされます。唾液という液体が混ざり合うことでできた化学物質が味成分となって味蕾に感知されます。

 味蕾の中には、ヒトの基本味といわれる「甘み」「塩味」「旨味」「酸味」「苦味」の5種類それぞれに特化した味細胞が入っています。味の情報を感知すると、専用の神経回路から脳に送られ、初めて「味覚」として認識されます。実は脳が、味を感知しているのです。

 そもそも味覚とは、体に必要な栄養素と不要な毒物を識別するための器官を指で、基本味に5種類あるのは、それぞれが意味を持つからです。


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「辛味」は味覚ではなく「痛覚・温覚」

 「甘味」「塩味」「旨味」の3つは身体に必要なもので「酸味」「苦味」は警戒すべきものという位置付けです。そのため、子どもに限らず人間は本能的に「甘いもの」「塩気のあるもの」「旨味を感じるもの」を好み、逆に「苦いもの」「酸っぱいもの」は忌避します。

 子どもたちが苦味を嫌うのは、味覚上では苦味=毒と感じているからで、本能的には正しいといえます。

 ちなみに、基本味には「辛味」は入りません。たとえば、トウガラシに含まれる辛味成分カプサイシンは、味蕾ではなく、口内の神経細胞によって感知されます。この神経細胞は、カプサイシンだけでなく43℃以上の熱にも反応します。

 トウガラシを食べて「口の中が熱い」とか「痛い」と感じるのはそのためで、「辛味」は味覚ではなく、痛覚・温覚なのです。


味覚は胎児の頃からできあがる

 人が味覚を得るのはいつごろでしょうか? 実は胎児の頃からできあがっています。味蕾が形成され始めるのは、なんと妊娠7週頃のことで、妊娠3カ月になると成人並に発達しますが、当初は舌だけでなく、歯肉・頬の粘膜・唇、さらに食道上部にまで分布しているといいます。

 味蕾がつくられはじめるのとほぼ同時期に、胎児は羊水を飲んで尿として排出し始めます。これは母親の摂る食事によって変化する羊水の味も感知しているだろうと推測されています。

 1937年、アメリカで行われた胎児の研究では、妊娠8カ月の胎児をエックス線撮影する際に、甘みのあるサッカリンを羊水に注入したところ飲み込む回数が増え、苦みのあるリピオドールでは嚥下する羊水量が減ったという結果が出たそうです。母親のお腹の中で、胎児はすでに甘味も苦味も感知できているのです。

 味蕾は、妊娠5カ月から出生後3カ月が最も数が多く、成人の7500個に比べ、その数は1.5倍もあり、味に一番過敏である頃ともいえます。とはいえ、新生児ですでに基本味は会得していても、この頃の特に苦味や酸味に対して忌避するのは、本能に沿った反射反応だと考えられています。

 これが変化するのは、生後3カ月から5カ月頃で、それまで反射反応でしかなかった味覚は、一時〝鈍感〟になります。いわゆる離乳食の始まる時期ですが、これは味覚を判断する大脳皮質で味を感知するようになるからなのだそうです。

 母乳から離乳食、さらに一般食と移り変わる食事により、およそ3歳でその子の嗜好は決まるといわれています。

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子どもが嫌いな食べ物を克服する「3つのR」

 本能的に嫌がられる苦味や酸味ですが、決して「毒」ではありません。「良薬は口に苦し」の言葉もあるように、適量であれば体に「良い」ものとなります。

 たとえばコーヒーや緑茶に含まれる苦み成分のカフェインは、適度に摂れば覚醒や利尿作用、筋肉疲労の回復にも良いとされます。またお酢の酢酸や、梅干し・レモンのクエン酸は食べ物の消化吸収を高めたり、疲労回復にも効果があります。

 これらの味を克服するには、本当に味を感知する脳が、その食べ物を「安全でおいしいもの」と認識する必要があります。英アストン大学の研究チームは、子どもが嫌いな食べ物を克服するには「反復(Repetition)」「ロールモデル(Pole modeling)」「報酬(Rewards)」の「3つのR」が重要だという論文を発表しています。

 つまり、嫌いな食べ物だからといって避けたりせずに何度も食卓に出し、家族や友だちが「おいしい」と食べる姿を見せ、さらにそれを食べることができたなら「すごい」と褒める、ということです。論文では、この「3つのR」を実践したところ、嫌いだった野菜の消費量が増えたといいます。

 実際に嫌いな食べ物を食卓にあげるとき、食材を小さく切って混ぜ込むなどの他にも有効な方法があります。


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 その他、「一緒に料理してみる」「その食材を育てたり、収穫してみる」ことでも食べ物に対する印象が変わり、食べてみたいと思うようになることもあるようです。

 逆に「食べろ!」と無理強いしたり、食べないと罰を与えたりするのは、かえって嫌悪感を学習させやすく、「一口だけでも頑張ってみる」ことから、根気よく続けることが肝要です。

 いずれにしても、味覚の判断は「脳」がするもので、子ども時代には鋭敏すぎる味蕾の働きは成長するにつれて緩くなります。同時に、さまざまな味を体験していくことで「脳が肥えて」、味覚にも変化が訪れます。「久しぶりに食べてみたらおいしかった」という日もくるでしょう。

(HealthPressより)

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認知症の3分の1は予防できる

 認知症の患者数は世界規模で増えています。世界では約4,700万人が認知症を発症しており、2030年には6,600万人、2050年には1億1,500万人に増加すると予想されています。認知症が増えている背景には、不健康な生活スタイルがあり、特にアルツハイマー型認知症の増加に関係していると考えられています。

 生活スタイルの変化には、食生活の欧米化、自動車の普及に伴う運動量の減少、核家族化による対話の喪失や社会的な交流の減少などが含まれます。認知症は高齢になると発症率が上昇するが、いまや誰もが将来に認知症になる可能性があると言えます。



認知症の3分の1は予防が可能

 アルツハイマー病学会国際会議(AAIC)2017で発表され、医学誌「ランセット」に発表された報告書は、認知症を専門とする24人の専門家によって制作されました。研究チームは、9つの生活スタイルが認知症の発症要因の35%を占めることを突き止めました。その9つの要因とは、▽若年期の早期教育の不足、▽中年期以降の高血圧、▽肥満、▽高齢期の難聴、▽喫煙、▽うつ病、社会的な孤立、▽糖尿病――世界的に患者数が増えており、効果的な対策が求められているもので占められています。

 若い頃から認知症についての早期教育をしっかり行い、中年期の難聴、高血圧、肥満を治療し改善することで、認知症の発症率を20%低下させることができるといいます。高齢期に入ったら、▽喫煙をやめること、▽うつ病を治療すること、▽運動不足を解消すること、▽社会的な交流を増やすこと、▽糖尿病を治療することによって、認知症の発症率をさらに15%低下できるといいます。


アルツハイマー病の50%以上に生活スタイルが影響

 認知症を根治する有効な治療法はみつかっていません。発症する前に予防につながる健康的な生活をおくることが求められています。認知症を予防しやすい生活スタイルについて、若いころから認識をもつことが重要です。

 米国のフロリダアトランティック大学の研究でも、アルツハイマー病の症例の30%は、生活スタイルを改善し、バランスの良い生活をすることで予防可能という結果が出ています。

 アルツハイマー病の発症リスクを高める要因は明らかで、▽糖尿病、▽高血圧、▽腎臓病、▽飲酒と喫煙、▽高コレステロール、▽冠状動脈性心疾患、▽うつ病、▽運動不足、▽不健康な食生活――という9項目が影響しています。これらのリスク要因は、アルツハイマー病のリスクの50%以上に関わっているといいます。

 「アルツハイマー病を発症する人と、発症しない人とでは、何が違うのかはっきとは分かっていません。しかし、生活スタイルを改善し、糖尿病や高血圧などの慢性疾患を治療することで、アルツハイマー病の多くを防ぐことができます」と、フロリダアトランティック大学のジェームス・ガルビン教授は言います。


認知症「予備群」の半数は正常に戻せる

 認知症には、発症する前の「予備群」の段階があります。「軽度認知障害」(MCI)は、記憶力や注意力などの認知機能は低下しているが、日常生活には大きな支障が出ていない、認知症と正常の中間の状態を指します。日本にはMCIに該当する人は400万人いるとみられています。

 日本の国立長寿医療研究センターの研究によると、MCIと診断された住民を4年間追跡調査したところ、14%が認知症に進んだ一方、46%は正常に戻ったとの結果になりました。

 認知症のリスク要因としては、糖尿病や脳卒中、うつ傾向、身体活動の低下などが指摘されまし。食事のバランスが良く、活動的で運動習慣のある人の方がリスクを減らせる可能性が高いとみられています。


認知症を予防するための4つの生活スタイル

 「生活スタイルを改善することで認知症の多くを予防できるという知見は、とても大きな希望を与えてくれます」とアルツハイマー病協会のマリア カリーロ氏は言います。カリーロ氏は認知症を予防するために、下記の生活スタイルを実行することを勧めています。


・ 社会的な交流を保つ

 社会的交流を通じて孤立を防ぐことで、社会的知能を活性化できます。社会生活の場で他人との交流、集団に参加していくことで、神経細胞ネットワークを強化できると考えられています。


・ 脳を刺激する活動を行う

 クロスワードパズル、カードゲーム、コンピュータゲーム、芸術品や工芸品の制作、講演の聴講、グループ討論、音楽の鑑賞などには、アルツハイマー病に対する保護効果があります。


・ 運動をする

 運動や身体活動は、その種類や強度に応じて、アルツハイマー病の発症リスクを最大で65%まで軽減するのに役立ちます。運動は、動脈硬化を改善し、血管疾患のリスクを低下させ、呼吸機能を改善します。これらには体の炎症を軽減し、細胞の寿命を延ばす効果があります。


・ 栄養バランスの良い食事

 バランスのとれた健康的な食生活によって、アルツハイマー病の30%を予防できるという報告があります。新鮮な果物や野菜、精製されていない全粒穀物、脂肪分の少ない良質なタンパク質を摂り、ファストフードや加工食品を減らすことが必要です。

(保健指導リソースガイドより)

AIは低所得層を増やし、中間所得層を減らす?

 AI(人工知能)の浸透が低技術職を増やし、中間技術職を減らす」という意外な理論が、一部のエコノミスト間で浮上しています。これは「人間にとって難度の高いことは容易く、逆に難度の低いことは困難を極める」というAI開発における矛盾点に起因するものです。米国や英国では雇用創出率が賃金インフレ率を上回るなど、既にその兆候が表れているといいます。



AIは肉体労働よりも頭脳労働に向いている?

 こうした意外な予想について、ガーディアン紙のエコノミクス・エディター、ラリー・エリオット氏 は、「モラベックのパラドックス」を用いて説明しています。モラベックのパラドックスとは、「コンピューターにとって高度な知能テストやチェスの勝負は容易いが、幼児と同じ水準の知覚や判断能力を組み込むことは難しい」というもので、1980年代、豪ロボット工学のハンス・モラベック教授などが明確化しました。

 BCAリサーチのエコノミスト、ダーヴァル・ジョシ氏は、モラベックのパラドックスが労働市場に大きな影響を与えると確信している一人です。「AIが容易に進出可能な領域は昔ながらの知覚・肉体労働よりも、近年発展した頭脳を使う労働である」とし、後者が中間技術職に該当すると推測しています。AIに職を奪われた中間技術者は低技術職に流れざるを得ず、結果的に低技術職が増えるといいます。


サービス産業が急成長を遂げた50年代、中間技術職が減った

 仮説の裏付けはほかにも複数挙げられています。英国のケント大学経済学部クリスチャン・シーゲル博士は、先進国における労働市場の「分裂傾向」は、サービス産業が勢力を伸ばした1950年代頃から始まったと分析しています。この期間、市場は大きく成長したものの、雇用は高所得職と低所得職に偏っていたといいま。対照的に中所得職は著しく減りました。

 最近の例では、米国と英国の雇用市場です。賃金インフレが頭打ちする中、雇用率だけが伸びています。英国では失業率が4.4%と70年代中旬と同じ水準まで引き下げられた反面、賃金は2.1%しか上がっていません。いずれアナリストやマシンオペレーターが、ウェイターや犬の散歩屋として雇われるような時代が実際に訪れれば、こうした仮説が正しかったことが証明されるでしょう。

 以前から議論されている、「AIが失業者を増やす」という説はどうなのでしょうか。ハンブルグに本社を置く投資銀行ベレンバーグ銀行のアナリスト、カラム・ピッカリング氏は、「雇用者は利益を生みだすと判断した場合にのみ自動化に踏み出す」と懐疑的です。確かに、失業者が増えれば商品やサービスが売れなくなります。いくらロボットの導入で低コストな大量生産に成功したところで、買ってくれる消費者がいなければ無意味です。

(ZUUOnlineより)

コーヒーはアルコール飲用による肝機能低下を抑える!

 ミドル以上のビジネスパーソンなら、健康診断のたびに「肝機能」の欄をおそるおそる眺めている人も多いでしょう。気をつけようと思っても、なかなかコントロールしづらいのが食生活とアルコール。しかし、肝臓はいたわらないと、肝硬変や肝臓がんリスクが心配です。



 コーヒーは、そんなビジネスパーソンの不安解消に一役買ってくれます。コーヒーは肝機能障害はもちろん、痛風、糖尿病というビジネスパーソンを悩ます生活習慣病にも効果が期待できることが明らかになっています。

 生活習慣病とがんの予防を専門に研究してきた国立健康・栄養研究所所長の古野純典さんは、1980年代後半から、自衛官の男性を対象にした肝機能の数値などを調査しており、その中で「コーヒーを飲んでいる人は肝機能検査の数値がいい」という傾向を確認しています。

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 2500名の自衛官のデータをまとめて解析した結果、ビール2本分程度のアルコールを摂取した人のγ-GTPの値は、コーヒーをほとんど飲まない人よりも毎日飲む人のほうが平均で10以上も低いことがわかりました。γ-GTPは、肝臓の状態を判断する指標の一つで、アルコールを飲んだときに上がります。つまり、アルコールにより肝機能が悪くなるのを、コーヒーが抑えるわけです。

 1992年には米国の研究者であるアーサー・クラツキー氏らによって「コーヒーを飲む量が多いほど、アルコール摂取による肝硬変リスクが下がる」というコホート研究が発表されています。同氏らは、その後も12万5000人を対象に22年間追跡する大規模研究によって、「毎日4杯以上コーヒーを飲む人は全く飲まない人に対してアルコール性肝硬変の発症率が5分の1になる」という報告を2006年に行っています。


カギを握るのが、ポリフェノールの一種「クロロゲン酸」

 コーヒーは、γ-GTPだけでなく、ALT、AST(いずれも肝臓の状態を判断する基本的な指標)の値についても効果があります。コーヒーの摂取によりALT、ASTも改善します。2000年代に、福岡市東区の住民男女を対象に、コーヒー飲用とALT、AST、γ-GTPという肝機能数値の関係を調べたところ、ALT、AST、γ-GTPの3つの数値が、コーヒーの摂取量が多くなるほど低くなる傾向が確認できました。

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コーヒーの摂取量が多くなると、ALT、AST、γ-GTPの3つの数値ともに低くなる傾向が確認された


 コーヒーがアルコール飲用による肝機能低下を抑えるという報告は、1980年代後半以降、15年ほどの間でノルウェーやイタリア、フィンランド、米国などからも多数発表されています。コーヒーが肝機能にいい効果を及ぼすのは間違いないといいます。

 なぜコーヒーは肝臓にいいのでしょうか。そのカギを握るのが、コーヒーに豊富に含まれるポリフェノールの一種「クロロゲン酸」です。「クロロゲン酸には強い抗酸化作用があります。これが肝機能にいい影響を与えるのでしょう。実際、動物にクロロゲン酸を投与した研究報告も非常に多くあり、効果が確認されています。

(日経Goodayより)

心せよ、汝の敬神いつわりならざるか(BWV179)

 三位一体主日後第11主日に聴くカンタータは、1723.8.8ライプツィヒ第1年巻に初演されました。7月に初演されたBWV105に共通する厳しい音調の作品です。




 偽善を戒め、福音書聖句における徴税人へのへりくだりを範とせよと説く歌詞は、教訓的ですが、BACHはその歌詞を凝った和声、緊密なポリフォニーで強調しています。しかし後半のおける憐れみの情念への集中は、単なる教義を超えた見事な潤いをこの作品に与えています。


 ジョン・エリオット・ガーディナー指揮、イングリッシュ・バロック・ソロイスツの演奏会録画でお聴きください。歌手はマグダレーナ・コジェナー(S)、マーク・パッドモア(T)、ステファン・ロージュ(B)です。





心せよ、汝の敬神いつわりならざるか(BWV179)


1.合唱

Siehe zu, dass deine Gottesfurcht nicht Heuchelei sei,

「心せよ、お前が神を畏れることが偽善とならぬように。

und diene Gott nicht mit falschem Herzen!

そして神に仕えよ、偽りの心をもたずに!」

2.レチタティーヴォ(テノール)

Das heutge Christentum

今日のキリスト教界は、

Ist leider schlecht bestellt:

残念ながら悪い状態にある。

Die meisten Christen in der Welt

世のあらかたのキリスト者は

Sind laulichte Laodicäer

なまぬるいラオディキア人であり

Und aufgeblasne Pharisäer,

高慢なファリサイ人なのだ。

Die sich von außen fromm bezeigen

彼らは外目にはいかにも信仰深く見え

Und wie ein Schilf den Kopf zur Erde beugen,

葦のように深々 と頭を下げるが

Im Herzen aber steckt ein stolzer Eigenruhm;

心には、尊大な名誉欲が巣食っている。

Sie gehen zwar in Gottes Haus

彼らはなるほど神の家に行き

Und tun daselbst die äußerlichen Pflichten,

そこでうわべの義務を果たす。

Macht aber dies wohl einen Christen aus?

だがそれだけで、キリスト者と言えるだろうか?

Nein, Heuchler könnens auch verrichten.

いや!偽善者だってそのくらいのことはできる。

3.アリア(テノール)

Falscher Heuchler Ebenbild

不実な偽善者の姿には

Können Sodomsäpfel heißen,

ソドムのりんごく虫こぶ)という言葉がぴったりだ。

Die mit Unflat angefüllt

それは汚臓に満たされながらも

Und von außen herrlich gleißen.

外目には派手な光を放っている。

Heuchler, die von außen schön,

外目に美しい偽善者は

Können nicht vor Gott bestehn.

神の前に立っことはできないのだ。

4.レチタティーヴォ(バス)

Wer so von innen wie von außen ist,

内目も外目も変わらない者こそ

Der heißt ein wahrer Christ.

真のキリスト者と呼ばれる。

So war der Zöllner in dem Tempel,

神殿の徴税人もそうだった。

Der schlug in Demut an die Brust,

彼は謙虚に胸を打ち、

Er legte sich nicht selbst ein heilig Wesen bei;

みずからを聖なる者とはしなかったのだ。

Und diesen stelle dir,

この者をお前の

O Mensch, zum rühmlichen Exempel

おお人よ、ほむべき模範として

In deiner Buße für;

繊悔するがいい。

Bist du kein Räuber, Ehebrecher,

お前が盗賊や姦淫者でなく、

Kein ungerechter Ehrenschwächer,

不正な恥知らずでもないとしても、

Ach bilde dir doch ja nicht ein,

ああ、それでも思いこむな、

Du seist deswegen engelrein!

それゆえ自分は天使のごとく清らかだ、などと!

Bekenne Gott in Demut deine Sünden,

神に対しへりくだって自分の罪を告白せよ、

So kannst du Gnad und Hilfe finden!

そうすればお前は、恵みと助けを見出せるのだ!

5.アリア(ソプラノ)

Liebster Gott, erbarme dich,

いとも親愛なる神よ、憐れんでください。

Lass mir Trost und Gnad erscheinen!

私に慰めと恵みをあらわしてください!

   Meine Sünden kränken mich

   私の罪が私を傷つけます、

   Als ein Eiter in Gebeinen,

   四肢に生ずる膿のように。

   Hilf mir, Jesu, Gottes Lamm,

   助けてください、イエス、神の小羊よ、

   Ich versink im tiefen Schlamm!

   私は深い泥の中に沈んでいるのです!

6.コラール

Ich armer Mensch, ich armer Sünder

私は哀れな人間、哀れな罪人として

Steh hier vor Gottes Angesicht.

ここ、神の眼前に立っています。

Ach Gott, ach Gott, verfahr gelinder

ああ神、ああ神よ、もっとやさしく扱って

Und geh nicht mit mir ins Gericht!

私を裁きの場に引き出さないでください!

Erbarme dich, erbarme dich,

憐れんでください、憐れんでください、

Gott, mein Erbarmer, über mich!

神よ、憐れみ主よ、私のことを!

                     対訳:磯山 雅


ルカによる福音書 18章 9-14

 自分は正しい人間だとうぬぼれて、他人を見下している人に対しても、イエスは次のたとえを話された。「二人の人が祈るために神殿に上った。一人はファリサイ派の人で、もう一人は徴税人だった。ファリサイの人は立って、心の中でこのように祈った。『神様、わたしはほかの人たちのように、奪い取る者、不正な者、姦通を犯す者でなく、また、この徴税人のような者でもないことを感謝します。わたしは週に二度断食し、全収入の十分の一を献げています。』ところが、徴税人は遠くに立って、目を天に上げようともせず、胸を打ちながら言った。『神様、罪人のわたしを憐れんでください。』言っておくが、義とされて家に帰ったのは、この人であって、あのファリサイ派の人ではない。だれでも高ぶる者は低くされ、へりくだる者は高められる。」

本当は健康的ではない7つの健康習慣

 フィットネス業界や食品業界の影響で、世の中には健康に関する様々な情報が溢れています。バターは身体に悪いからマーガリンを使うべきだと言う説が流行ったかと思えば、次の年にはその逆の説が出回ります。ランニングは関節によくないという記事があったと思えば、ランニングは骨を強くするという記事を見つけるなど…。



 そのため「健康な生活を送りたい」と思っている私たちは、何が正しい情報なのか分からず困ってしまいす。矛盾した情報が溢れているために、私たちの多くは、ひと昔前の情報を信じてしまったり、実は健康を害するような変な生活習慣を取り入れてしまったりしています。体を動かすことが少なく誘惑が溢れている現代社会では、健康的な生活を送るのは大変です。そこで、これ以上健康に関するデマ情報に惑わされないようにしましょう。


1. 油分を避ける

 長年にわたり、油分は健康の敵だと言われてきました。医者や栄養士は、ベーコンやチーズばかり食べていると心臓発作を起こしてしまう、と警告してきました。しかし科学者たちの現在の意見は、それまでの考えを大きく覆すものでした。「高炭水化物、低脂肪、低カロリーのものを食べることを『健康的な食生活』として推奨する食べ方に関する政策には、致命的な欠陥があることが分かりました。私たちは40年近く、間違った健康情報を信じていたのです」とイアン・ブルーム教授はガーディアンにコメントを寄せています。今は脂肪の量よりも、加工食品を避けることが大事だと考えられています。例えばアボカドや魚は脂肪が多いですが、食品添加物がたくさん入った低脂肪のスナックより、はるかに健康的な食べ物です。


2. プロテインバーを食べる

 プロテインバーのパッケージには、素晴らしい食べ物だと書かれていますが、専門家は「それは違う」と指摘しています。MindBodyGreenの記事には、「便利な食べ物に見えますが、お店で売られているプロテインバーのほとんどが高カロリーで砂糖たっぷり、防腐剤と添加物もたくさん入っています。プロテインバーを食べたい時は、材料をチェックし、砂糖が5グラム未満で少ない材料で作られたものを選びましょう」と書かれています。また、Muscle and Fitness でも「多くのプロテインバーは偽装されたキャンディーバーです」と指摘されています。


3. 抗菌作用のある石鹸で洗う

 定期的に手を洗うこと自体は、様々な菌からの感染を防ぐのに有効な良い行動です。でも、抗菌作用のある石鹸は使わないようにしましょう。アメリカ食品医薬品局(FDA)は、最近、多くの抗菌作用をうたった石鹸の使用を禁止しましたが、まだ店頭に置かれているものもあります。これらの抗菌石鹸は副作用があります。

 抗菌石鹸は、昔ながらの石鹸と比べて病気を防ぐ効果が高いわけではなく、抗生物質耐性菌の生成、ホルモンを混乱させる、子どものアレルギー発症の可能性を高めるといったリスクがあります。とはいえ証拠は暫定的なので、「今まで使ってしまっていた!」とパニックにはなる必要はありませんが、抗菌石鹸には特にメリットがないので、リスクを負わないようにしましょう。また、手の消毒剤も使い過ぎないほうがよさそうです。FDAは現在、Purellなどの消毒剤が妊娠中の女性や子どもに有害かどうか調査中とのこと。


4. 直射日光を避ける

 見た目や健康上の理由から「日焼けは良くない」と言われているので、真っ黒に日焼けするのは避けた方が賢明です。でも、熱帯以外の地域に住むほとんどの人にとっては、特に秋と冬に浴びる日光の量が少なすぎると、大きな問題となります。

 日光には体内のビタミンD合成の促進、一部の癌の予防、規則正しい睡眠、気分を明るくするといった効果があります。また多くの研究で、少ない時間でも自然の中で過ごすと集中力が高まり、より生産的になれるとの調査結果が出ています。とはいえ、日焼け止めをしない、砂浜で何時間も日焼けするといった行動はやりすぎです。でも、日焼けの影響を気にしすぎて家の中にこもるのも、良くありません。


5. ジュースやスムージーを飲む

 ジュースやスムージーの広告は、液体の形で果物や野菜を摂れるので非常に健康的だと訴えているものの、医師はちょっと懐疑的な見方をしています。「フルーツジュースを飲むことは、フルーツをそのまま食べることとは違います。フルーツジュースの多くは、砂糖を多く含む昔ながらのジュースと同じくらいの糖分が含まれています。また、体内への吸収が非常に速いです。そのため、胃に到達するころには、身体はそれをコカコーラかオレンジジュースが判断できなくなっています」とケンブリッジ大学の専門家、スーザン・ジェブさんは語ります。

 一番良いのは自然な形で果物を食べることです。「できれば常に、ジュースやスムージーではなく、新鮮な果物や野菜を選んでください。そうすれば、より多くの食物繊維や栄養素が摂れ、摂取するカロリーも抑えられます」と栄養士のAzmina Govindjさんは勧めています。なお、のどが乾いたら、水を飲みましょう。


6. お酒を一滴も飲まない

 節度を持って飲むことは大事ですが、今まで適量のビールやワインを楽しく飲んできた方なら、軽く飲酒することは問題ありません。実際、Reader's Digestには「ビールに含まれている豊富なビタミンB6含有量が、心臓発作を引き起こすアミノ酸であるホモシステインの蓄積を防ぐ」と書かれています。また、ワインにも利点があります。 白ワインや赤ワインを時々飲むことは心臓の健康を促進し、いくつかの癌から体を守ります。それに、頭のキレを良くする効果もあるそうです。とはいえ、もともとお酒を飲まない方が健康のために飲み始める必要はありません。しかし適量を飲むのに罪悪感を感じる必要はありません。


7. 体重をこまめに測り、変化に敏感になる

 もちろん自分の身体や元気さなど、健康の度合いに敏感であることは大事です。でも、だからといって体重計に出てくる数字を気にしすぎないようにしましょう。過去にカーリー・スチュワート博士は「体重計は、健康的な食事と運動の進行状況を追跡する最良の方法ではない」と主張しており、その理由を以下のように述べています。

 「体重計は脂肪と筋肉の両方を同じように扱っています。別の言い方をすれば、体脂肪1kgは筋肉1kgと同じとみなされています。運動療法として筋肉を強化していると、少し体重が増えることがありますが、それは悪いことではありません。食事や運動療法の進行状況を見るときに大切なのは、自分がどう見えるか、どう感じるかです」

(Inc.―Lifehackerより)

「エコノミークラス症候群」発症メカニズムとは?

 エコノミークラス症候群は、飛行機の狭い座席に長時間座ったままでいると発症しやすいことからこの呼び名が一般的に知られるようになりました。2004年の新潟県中越地震では、自動車内で寝泊まりをしていた人をはじめとする避難生活者に、この「エコノミークラス症候群」を発症する人が多かったことで注目を集めました。実際には、飛行機の座席の種別に関係なく、長時間のフライトで発症するリスクが高まるため、現在では「ロングフライト症候群」に改められています。


長時間足を動かさず血液の流れが悪くなることが原因

 「エコノミークラス症候群」は医学的には2つの病態をあわせた概念です。下肢の深部静脈(足の筋肉より内側にある太い血管)に血の塊(血栓)ができる「深部静脈血栓症」の状態と、静脈にできた血栓が血流に乗って肺に飛び、肺の動脈を詰まらせる(塞栓)「肺血栓塞栓症」の状態をあわせて「エコノミークラス症候群」と呼んでいます。つまり、血栓ができただけでは「深部静脈血栓症」、それに連動して、血栓が肺の動脈を塞ぐと「肺血栓塞栓症」となるわけです。

 「エコノミークラス症候群」の発症のメカニズムを理解するには、血液循環の仕組みを理解する必要があります。

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血液の流れ


 全身を流れてきた二酸化炭素を多く含む血液は静脈によって運ばれ、大静脈から心臓の右側(右心房)に入って右心室から肺に送り込まれて酸素化されます。その後、酸素を多く含む血液は心臓の左側(左心房)に戻って左心室から大動脈を介して全身へと運ばれていきます。また、血液には、固まらせる「凝固」という性質と、溶かす「線容」という性質とがあり、このバランスが保たれることで、血液は固まることなく血管の中をスムーズに循環します。

 下肢の血液は、ふくらはぎなどの足の筋肉を動かすことで、それがポンプの役目を果たして、心臓に戻っていきます。ところが、長時間同じ姿勢で足を動かさないでいると、血流が悪くなって、血液が凝固のほうへ傾き、血栓ができやすくなります。血栓ができてしまうと、その後に動いたときなどに血流に乗って肺へ運ばれ、肺の動脈をつまらせることにつながります。

 とくに、座ったままの姿勢は、下腹部の腸骨静脈などを圧迫するので、血液がうっ滞して、より血栓ができやすくなります。肥満傾向のある人がエコノミークラス症候群のリスクが高いといわれるのは、座ったときに自身の重みで腸骨静脈が圧迫されやすいためです。

 そうした状態で水分が不足すると、血液が粘り気のある状態になり、ますます血流を悪化させ、血栓もさらにできやすくなってしまいます。高齢者は喉の渇きを感じにくく、脱水状態になりやすいので注意が必要です。


大きな血栓は突然死を招くことも

 下肢で最も血栓ができやすいのは、ふくらはぎにあるヒラメ筋静脈です。ただ、ヒラメ筋静脈にできる血栓は小さいものが多いため、肺に達したとしても、末梢の細い動脈がつまる程度で、それほど危機的な状態にはなりません。一方、太ももにある大腿静脈や下腹部にある腸骨静脈では、ソーセージほどの大きな血栓ができることもあります。それほど大きな血栓が肺に達すると、肺動脈に糊状にくっついて完全に塞いでしまうので、肺が壊死する肺梗塞となり、血液が心臓に戻らなくなるため、心肺停止状態となります。大きな血栓による肺塞栓は、たとえ病院内で発生したとしても、救命措置が間に合わないことがほとんどです。

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 飛行機に乗っている間は、同じ姿勢のままじっとしていることが多く、さらに、トイレに行く回数を減らそうと、水分摂取を控えがちな人も少なくないため、血栓ができやすい環境になっています。


片足のむくみや腫れが表れたら要注意

 血栓ができたときによく見られるのは「足のむくみや腫れ」だといいます。とくに、血栓が両足にできることはまれなので、片側の足にむくみや腫れが見られる場合は要注意です。血栓が肺に飛び、肺動脈が塞がれてくると、咳や呼吸苦、胸の痛み、発熱といった症状が表れます。また、小さな血栓の場合は数週間かけて徐々に肺に達するので、倦怠感や冷や汗などが出てくることもあります。

 前述の通り、大きな血栓が肺に飛んでしまえば、急死にいたることもあります。血栓ができやすい状況の際は、兆候によく注意して、心配があれば、すぐに医師に相談しましょう。ただ、それよりも大切なのは、血栓を作らないようにすることです。


足の運動のほか、腹式呼吸も予防になる

 「エコノミークラス症候群」を予防するには、水分をこまめに摂取し、長時間同じ姿勢でいないことが大切です。


 体を動かしにくい場合には、つま先やかかとの上下運動をしたり、足首を回したり、ふくらはぎや太ももを軽くもんでマッサージしたりします。足全体を締め付けることで、下肢の静脈血を心臓に戻すポンプ機能をサポートする弾性ストッキングを履くのも有効です。医療用でなくても、ある程度の圧力がかかるものであれば予防効果はあります。女性に愛用者が多い引き締め効果のあるストッキングなども有効です。

 また、「腹式呼吸」による深呼吸も勧られます。「深呼吸をしようとすると、背筋を伸ばすなど体勢を変えるきっかけになります。さらに、腹式呼吸では腹筋と横隔膜を使うため、大きな血栓ができやすい下腹部のあたりを刺激することになります。足の運動で運ばれてきた血液を、横隔膜の動きによってさらに引き上げ、血液循環を促すイメージです。


日頃から足の筋肉を鍛えることも重要

 飛行機に乗っているときだけでなく、環境が揃えば、血栓は誰にでもできる可能性があります。普段から適度な運動を心がけて、ふくらはぎの筋肉が血液の循環を助けるよう、ほどよく鍛えておくことも大切です。

(日経Goodayより)


脳を若く保つ方法が研究で明らかに

 高齢者といえば、ゆっくりと街を歩き、静かな趣味を楽しみ、いつも身体の不調を訴えているというステレオタイプなイメージがあります。しかし、The Washington Postの記事には、そんなイメージにはそぐわない80代や90代の「スーパーエイジャー」が登場します。



 同記事で紹介されているのは、全米で開かれているスポーツ大会のバドミントンチャンピオン、現役を続けながら常に6つ以上のコミュニティー・ボードを務める88歳の弁護士、90歳を迎えても勢いが衰えないコメディアンなど、活気あふれる高齢者たです。

 彼らの心温まるストーリーを読むと、つい微笑んでしまうこと間違いありません。同時に、1つの根本的な疑問が浮かびます。彼らが心を若く保てている秘訣はなんだろう?と。平均的な人なら、もっと早いうちから深刻な心の落ち込みが始まっているのに。それには、運と遺伝子が大きく影響していることは確かです。一方で同記事では、脳の若さを保つには、その他にマインドセット(気の持ちよう)も重要であるという専門家の見解が紹介されています。


歳を取る理由は年月ではなく、ステレオタイプである

 関節にガタがきたり、記憶力が頼りなくなったりすると、年齢を感じるかもしれません。でも、コロンビア大学のコロンビアエイジングセンターが最近発表した研究によると、心の加齢プロセスは、自分でどうすることもできない身体的な変化よりも、自分でコントロールできる心理的な変化のほうが大きく作用するそうです。

 研究チームは、世間で言われる加齢のネガティブなステレオタイプを受け入れないことで、年月による被害から心を守れることを発見しました。つまり、加齢を受け入れないことは、少なくとも精神的には有効です。

 研究に参加したDavid Weiss氏はこう言います。「年齢なんてただの数字である」と考えている大人は記憶力が高い一方で、「加齢は運命であり避けることはできない」と考えている大人は記憶力が低く、ストレスに過剰に反応する傾向がありました。他にも、この結果を裏付ける研究があります。加齢とともに心のパフォーマンスが下がると考えるほど、それは自己達成的予言になりやすく、逆に何歳になろうと自らに新しい課題を課し、自分の能力を信じている人は、心のピーク状態を長く保つことができます。


特定の習慣を持つと脳に効果的

 歳をとっても脳をシャープに保つために、マインドセットが重要なパズルのピースであることは間違いありませんが、健康的なライフスタイルを保つのも重要です。瞑想や定期的なウェイトトレーニングなどの特定の習慣を持つことで、脳のピーク状態を長く保てるという研究結果もあります。ですから、年齢のステレオタイプを気にせずに行動するとともに、これらの習慣を持つことで、きっとスーパーエイジャーになれるでしょう。

(Inc.―Lifehackerより)

ついに世界の糖尿病人口が4億1500万人に!

 糖尿病の初期には自覚症状がありません。そのため、本人が気づかないまま病気が進行し、重症化する危険もあります。次の項目に当てはまるかどうか、チェックしてみてください。


●食後に強い眠気に襲われる

●食事中や食後に大量の汗をかく

●空腹時にイライラしやすい


 上記に当てはまった人は「糖尿病予備軍(糖尿病前症)」の可能性があります。糖尿病予備軍とは、まだ糖尿病にはなっていないが、血糖値が安定していない状態を指しています。糖尿病予備軍の段階で運動や食生活を改善すれば、2型糖尿病(食べ過ぎ、運動不足などで、インスリンの分泌量や効き具合が低下して起こる糖尿病)を予防できる可能性は高い。しかし、放置しておけば5年以内に2型糖尿病に移行するケースが多いとされています。


米国では4人に1人が「自分は糖尿病」だと知らなかった

 糖尿病患者は、「先進国」だけでなく「発展途上国」でも増えています。国際糖尿病連合(IDF)の発表によると、世界の糖尿病人口は爆発的に増え続けていて、2015年の糖尿病有病者数は4億1500万人に上ります。

 糖尿病の問題点は、さまざまな合併症を引き起こすことです。腎臓や網膜、神経が障害され、高血圧、失明、しびれ、知覚障害、歯周病、認知症、抑うつ症状などを招きます。

 糖尿病の患者数が世界第3位のアメリカでは、1億人以上の成人が糖尿病または糖尿病予備軍であると、アメリカ疾病管理予防センター(CDC)が報告しています。2015年の時点で、「総人口の約9%」に当たる3030万人が糖尿病であると推計されました。また、「34%」に当たる8410万人が糖尿病予備軍でした。

 今回の報告で、自分が糖尿病や糖尿病予備軍であることを知っている人の割合が依然として低いことも明らかにされました。成人の糖尿病患者の4人に1人は、自分が糖尿病であることを知りませんでした。CDC長官は「憂慮すべき事態に陥っている」とコメントしました。

血糖値が乱高下する「血糖値スパイク」に要注意

 また、糖尿病は「アメリカの死因の第7位」で、アジア人や白人よりもアメリカ先住民、アラスカ先住民、黒人、ヒスパニック系で高く、収入や教育レベルが低く、特に農村地域に暮らす人で糖尿病と糖尿病予備軍の発症率が高いことがわかりました。米クイニピアック大学のハワード・セリンジャー医師は、「こうした人々に対して予防の重要性を啓発し、健康的な食生活や運動を促しつつ、一次ケアの提供を充実させることが糖尿病の蔓延を阻止するのに重要だ」と語りました。

 日本の糖尿病の総患者数は、厚生労働省が実施している「患者調査」(2014年)によると316万6000人。日本の人口は約1億2700万人なので、糖尿病の患者数は「約2%」に当たります。アメリカに比べて日本では糖尿病の患者の割合はかなり少ない。だからと言って安心はできません。本人が気づかないうちに病状が進行している可能性があるからです。

 また、健康診断では判断できない糖尿病予備軍もあります。それが「血糖値スパイク」です。「スパイク」とはとがったものを表し、血糖値スパイクとは血糖値が急激に上昇した後で急激に下降する現象を指します。血糖値スパイクの人は、冒頭の3項目に当てはまります。ひどい場合は、食事をした後でガクッと気絶するように眠ってしまい、空腹時は落ち着きを失います。

 「糖尿病は太っている男性の病気」と思われがちです。しかし血糖値スパイクはやせ形の女性にも見られます。健康診断で「正常」でも、糖尿病対策を心がけましょう。

(Health Pressより)

夏に疲れた体をカレーで解消!

 夏に食べたくなる日本人が大好きな料理といえば、カレーです。香りや味の違うさまざまなスパイスで作るカレーは、漢方薬とよく似ています。カレーそのものが病気を防ぐ薬膳であり、スパイスのパワーを結集したサプリメントです。そろそろ夏の疲れが不調となって出てくる頃なので、カレーで体調を整えましょう。


カレーと漢方薬の共通点

 カレーは“漢方薬”がふんだんに入った、究極の健康食の一つだといいます。薬として扱われてきたスパイスが大量に入っているカレーは、食欲低下や肝機能低下を防いだり、自律神経の働きを高めたりするなど、様々な健康効果が期待できます。カレーは夏の疲れ対策に最良の食事の一つです。



 日本におけるカレーの始まりは、安土桃山時代までさかのぼるともいわれています。カレーのもととなるスパイス類が数多く日本に入ってきました。すでに、ペッパー(胡椒)、クローブ(丁字)、シナモン(肉桂)は、薬(漢方薬)として中国経由で伝来していましたが、ナツメグ(肉豆蔲:にくずく)は、この時代になって初めてもたらされたといわれています。薬として持ち込まれたこれら4種のスパイスですが、同時にヨーロッパでは食用として用いられているということもこの時に伝わっていますが、これらのスパイスは日本においては、あくまでも薬として利用されていました。

 その後、カレーは明治時代以降、海軍を通じ、西洋料理としてイギリスから伝わり、庶民に知られるようになりました。ここでようやく、カレースパイスが、薬ではなく食品扱いされるようになりました。

 薬として利用されていたカレースパイスの数々には、様々な効果があります。最も有名なものの一つが、ターメリック(ウコン)です。カレーのあの色はターメリックによるもので、ターメリックに含まれる代表的な物質である「クルクミン」は抗酸化作用があります。このほか、クローブ(丁字)には食欲不振、肝機能低下、胃弱、下痢、腹痛などに、ナツメグ(肉豆蔲)には下痢、低血圧、不眠、ストレスなどに効果があると言われています。


カレーは夏バテ解消にピッタリ

 カレーは、特に夏の暑さに疲れた体により効果的に働くそうです。「体がだるい」「食欲がわかない」といった夏バテの人には最良の食事といっていいでしょう。


カレーに期待できる10大メリット

1.食欲の調整(抑制と亢進)

2.消化促進作用

3.新陳代謝促進効果

4.抗菌活性作用

5.自律神経調整作用

6.中枢神経刺激作用

7.ホルモン分泌刺激作用

8.循環促進作用

9.塩分を控えられる

10.寒暑に対する適応力が上がる


効果バツグンな朝カレー

 カレーの恩恵をより多く授かるには、朝食にカレーを食べるのがいいのだそうです。1日の始まりである朝食は、タイミング的にも生体リズムをリセットするのに最適。カレーに含まれるスパイスに、交感神経を活発にして眠っている体を起こし、脳の血流量を増やす効果があるといいます。

 脳は、血流量が増え、酸素と栄養が行き渡ることで活性化します。食後2~3時間後ぐらいで脳の血流量はピークを迎えます。通勤時間を経て、ちょうど仕事に取りかかる時間帯に当たります。効率よく仕事をこなすためには、朝カレーがお勧めです。


カレーのチカラをグレードアップさせる秘訣

 「朝カレー」をより効果的にするためには、カレーの具材やつけあわせ、サイドメニューなどもポイントになります。カレーに含まれるスパイスは、夏バテの原因となる自律神経の乱れや代謝の低下などに効果がありますが、スパイスだけで不足する栄養素を補うことは難しいからです。

 夏バテの原因の一つにエネルギー不足があります。エネルギーは、主にご飯やパンなど主食の糖質から作られます。この糖質がエネルギーに変わるときに必要とされるのがビタミンB1。ビタミンB1は水溶性で、体内に蓄積しておけないので、汗をかく夏は不足しがちです。

 ビタミンB1は、にんにく、たまねぎ、ニラなどの香り成分であるアリシンと結合すると、水に溶けにくくなり、長時間にわたる効果が期待できます。ビタミンB1を効果的に摂取するためには、にんにくや玉ねぎを一緒にとるのがおすすめです。

 夏に積極的にとりたい栄養素の一つにビタミンCがあります。この成分も汗とともに失われてしまうので夏は不足しがち。ビタミンCは、ストレスを感じると消耗されます。強い日差しや室内外の温度差も、体にダメージを与えるストレスとなります。また、紫外線によってできるシミやソバカスの改善にもビタミンCが必要です。ビタミンCの抗酸化作用は免疫力向上にもつながるそうです。暑い時期に旬を迎えるピーマンやししとう、ゴーヤなどといった夏野菜にはビタミンCが豊富に含まれています。


疲労回復には酢酸・クエン酸、ミネラル補給には生野菜や果物

 カレーのつけ合わせに、野菜のピクルスなど“酸味がある”ものもお勧めです。酸味は、酢酸やクエン酸によるもの。これらの成分には、疲労物質と呼ばれる乳酸が、体にたまらないように取り除いたりする働きがあります。酢酸やクエン酸は胃腸の働きを活発にするので、食欲不振の解消にもつながるそうです。酸っぱいものを食べたり、匂いを嗅いだりすると出てくる唾液も、消化を助ける働きがあります。

 また、夏バテの原因の一つに、カリウム不足があります。体がだるい、力が入らないというのは、カリウム不足で起こる不調です。夏場は汗とともにカリウムが排出されやすい。さらに、カリウムが足りないと足がつることも。足がつるのは、冷房で冷えたせいだけでありません。カリウムを摂取するには、生野菜を食べるとよいそうです。野菜サラダをサイドメニューにします。果物にもカリウムは多く含まれているので、デザートで食べるならそれでもOKです。

 カレーを日々の食生活にうまく取り入れて、暑い夏を乗り切りましょう!

(毎日新聞 医療プレミア、日経Gooday他より)