初めてのスマートフォンを購入

 2017年7月の調査でスマホ利用率は全体で約8割で、携帯電話の4倍以上になったといいます。

 今更スマホ?と笑われますが、隠居生活の高齢者にはスマホの必要性がほとんどなかったからです。私の場合、毎日のウオーキングや日常の買い物にスマホを持ち歩く必要もなく、車で出かけるときはカーナビですべて事足ります。

 家ではデスクトップパソコンが1台あれば十分です。ノートパソコンとキーボード付きのタブレットも持ってはいますが、外出するときに持ち歩くこともないので、ほとんど使っていません。

 それなのに、スマホ購入した理由は、10年間使った携帯電話のバッテリーが劣化したためと、5月に予定しているロサンゼルス旅行の時に、カーナビや道案内として利用するためなのです。

 海外でスマホを道案内として利用するのに、データ通信の必要はありません。例えばGoogle Mapを使う場合、現地の地図を予めダウンロードしておけば、GPSで現在位置が表示されます。行き先を指定すればカーナビと同様に音声で案内してくれます。ただしダウンロード可能エリアは120,000㎢(およそ縦340㎞×横340㎞)の範囲です。またダウンロードした地図の保存期間は30日間です。

 しかし対応していない国・地域もあります。日本は非対応なので地図のダウンロードができません。使うにはオンラインにする必要があります。

 もう一つ海外旅行で便利なのは、Google翻訳アプリです。オンラインで使えばリアルタイムで外国人と会話ができます。またテキストにカメラをかざすと即時に翻訳してくれる機能もあり、表示の読み取りやメニューの翻訳などに便利です。

 オフラインだと機能が制限されますが、文字入力すれば即座に翻訳して音声で出力できます。短い会話なら十分です。また必要な会話を入力しておけば履歴として保存されます。ただしオンラインでないと音声入力や手書き入力は使えません。

 この翻訳アプリを使いこなすには、やはり海外旅行用のモバイルWi-Fiルーターをレンタルする必要があります。1日479円、8日間で3,832円(非課税)で借りられます。予め申し込んでおけば空港で受取・返却ができます。



 スマホの選びは単純に、安価で一番人気のHuawei P10 liteにしました。さらに下位クラスのHuawei Nova liteでもよかったのですが、NVMOから端末+音声SIMを一括購入すると、P10 liteの方が安く入手できたからです。

 購入したのはNTTコミュニケーションズのOCN モバイル ONEセットで、市販価格28,000円が実質3,800円で入手できました。通信料は端末+音声SIMで月額1,600円です。(通信料110MB/日コース、月換算 約3.3GB)

 届いたスマホにSIMを挿入し、APNを設定してGoogleのメールアドレスを入力すると、すぐにホーム画面が表示されました。一つのアカウントで手持ちのPCとスマホが同期するので、電話帳などの入力も不要です。スマホ用アプリもPCからインストールできるようになります。

1 つのアカウントでGoogle のすべてのサービスが利用できる


 スマートフォンとは名前の通り、携帯電話にPC機能を付加した端末ですから、PCができれば使い方は簡単です。またスマホ用に作られたアプリ、例えばヘルスケアーや万歩計、コンパスなどもあります。

 せっかく購入したので、スマホに特化した使い道を考えていますが、外出時のGPS機能くらいしか思いつきません。通勤、通学時に電車の中で使うのには便利ですが、今の生活では公共交通機関を利用することもあまりないので、自宅にPCと携帯電話があればすべて事足りていたわけです。旅行から帰ったら音声通話しか使わなくなるでしょう。やはり隠居生活の高齢者にはスマホの必要性はほとんどありません。

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緑色の葉物野菜を毎日食べると認知能力の衰えを抑えられる

 年齢を重ねるにつれて認知能力は自然に衰えていきますが、緑色の葉物野菜を毎日食べていると、記憶力と思考能力の低下を抑えられる可能性があるという調査結果を、米国のラッシュ大学医療センターが発表しました。



葉物野菜を食べると認知能力の衰えを抑えられる

 「ホウレンソウやキャベツ、レタスなどの葉菜類を毎日の食事に取り入れることが、脳の健康を促進するための効果的な方法となる可能性があります。先進国では社会の高齢化が進み、認知症が急激に増えています。認知症を予防するための効果的な戦略が求められています」と、ラッシュ大学医療センターのマーサ クレア モリス氏はいいます。

 研究では、緑色の葉物野菜を1日に1回以上食べている人は、ほとんど食べない人に比べ、記憶力と思考能力のテストで低下率が低く、認知能力では最大で11歳の差が生じることが明らかになりました。

 「ラッシュ大学・メモリ・エイジング・プロジェクト」は、退職した高齢者が住むシカゴ地区の公営住宅コミュニティで実施されている、生活スタイルと認知能力の関連を調べている大規模な研究です。今回の調査は、このプロジェクトに参加している58~99歳の高齢者960人を対象に、平均4.7年間追跡して行われました。


●日本食に認知症を予防する効果 認知症を予防するための食事療法

●糖尿病と認知症の「危険な関係」 血糖値が高いと認知症リスクが上昇

●運動が糖尿病の認知症リスクを抑制 運動療法は脳を変える


葉物野菜を食べている人は脳の年齢が11歳若い

 参加者は、食事内容に関するアンケート調査に回答し、ホウレンソウやレタス、ケールなどの葉物野菜を毎日どれだけ食べているかを申告しました。同時に認知能力を評価するテストを毎年受けました。

 研究チームは、葉物野菜の摂取量に応じて参加者を5つのグループに分け、もっとも多く食べた人(1日に150g以上)、ほとんど食べない人(1日に10g程度)の、認知能力の推移を比較しました。

 年齢を重ねるにつれ、参加者の認知能力は低下していく傾向がみられましたが、葉物野菜をもっとも多く食べている人は、ほとんど食べない人に比べ、認知能力の低下が抑えられていました。葉物野菜を多く食べている人では、年数にすると11歳に相当する差が生じていました。

 魚介類やアルコールの摂取、喫煙、高血圧、糖尿病、肥満、身体活動や認知活動など、脳の健康状態に影響するさまざまな因子を考慮しても、葉物野菜を食べることで認知能力の衰えを抑えられる傾向は明らかでした。研究は米国神経科学アカデミーが発行している医学誌「Neurology」に発表されました。


葉菜類を食べることと脳の老化の抑制に関連が

 ホウレンソウやキャベツ、レタス、ケール、コラードグリーン、コマツナ、ハクサイ、ミズナ、チンゲンサイなどの葉物野菜には、ビタミンK(フィロキノン)、ビタミンE(α-トコフェロール)、ルテイン、β-カロチン、葉酸、フラボノイドの一種であるケンペロールなどの、抗酸化作用のある栄養素が豊富に含まれます。

 認知症のひとつであるアルツハイマー症の原因は、加齢により脳の中にアミロイドβやタウといった不要なタンパクが蓄積することだと考えられています。葉物野菜に含まれるビタミンやポリフェノールなどの抗酸化作用によって、細胞が活性酸素から守られ、アミロイドβなどが蓄積し脳に広がるのを防げる可能性があります。これらの栄養素は、活性酸素によって引き起こされる慢性炎症を抑えるのにも効果的です。

 「緑色の葉菜類には体に有用な栄養素が多く含まれます。今回の研究では、どのようなメカニズムで脳の老化を抑えられるのか特定できていません。しかし、葉菜類を食べることと脳の老化の抑制に関連があることは明らかです」と、モリス氏はいいます。


認知症の予防効果のある「マインド ダイエット」

 「マインド ダイエット」と呼ばれる新しい食事スタイルが、アルツハイマー病などの認知症を予防するのに効果的であることが、米国のラッシュ大学医療センターの過去の研究で明らかになっています。

 認知症を予防するために効果的な食事スタイルについてはこれまでも研究が行われていますが、同大学が行った研究によると、「マインド ダイエット」と呼ばれる食事スタイルは、ほどほどに守っていても効果を得られる点が従来の食事スタイルと異なり画期的だといいます。

 「マインド ダイエット」は、米ラッシュ大学の栄養疫学部が開発した食事スタイルで、健康的な食事として知られる「地中海式ダイエット」と「DASHダイエット」の長所を組み合せたものです。

 「地中海式ダイエット」は、野菜・果物・豆類などの植物性食品と、地中海地域の特産のオリーブオイル、新鮮な魚介類などを組み合わせた食事スタイルで、肥満やメタボの予防効果があることが知られます。一方、「DASHダイエット」は高血圧の予防・改善のために開発された食事スタイルで、玄米や全粒パンなどの全粒穀物や、低脂肪の肉や乳製品、ナッツや豆類などを積極的にとることが勧められています。


認知症を予防するための食事スタイルは糖尿病や肥満にも効果的

 「マインド ダイエット」では、▽葉菜類(キャベツ・ホウレンソウ・レタス・ケール・コマツナ・ハクサイなど)、▽根菜類(ニンジン・トマト・ブロッコリー・カブ・ゴボウなど)、▽豆類(大豆・インゲン・グリーンピースなど)、▽全粒穀物(小麦の全粒粉や玄米など)などを十分に食べることが勧められています。

 今回の研究で、葉菜類を食べることが、高齢になっても認知能力が低下しないようにするために効果的であることが裏付けられました。認知症を予防するための食事スタイルは、糖尿病や肥満を予防・改善するための食事療法と共通する部分が多く、糖尿病や高血圧、肥満などを改善することが、認知症の予防にも役立ちそうです。

(保健指導リソースガイドより)

アルコールは幹細胞のDNAに不可逆なダメージをもたらす!

 「適量のお酒」ですら脳の認知機能の低下を早めるとする調査結果が2017年に発表され、飲酒が体に与える影響が徐々に明らかになってきました。Natureに発表された最新の研究では、飲酒が幹細胞のDNAに不可逆なダメージを与え、ゆえにがんが引き起こされるのだとする証拠が示されています。



 Natureに発表された新たな研究はアセトアルデヒドに着目したもの。これまでの研究から、アセトアルデヒドはDNAやタンパク質に結合して付加体となり、さまざまな疾病に関与しているものと考えられています。ただし、過去の研究では高濃度のアセトアルデヒドについてラボの中・シャーレの上で実験が行われており、実際に人体の中での効果を追跡するものではありませんでした。一方で今回の研究は遺伝子を改変されたマウスを対象に行っています。

 人間の体にはアセトアルデヒドを取り除く防御層と、DNAのダメージを取り除く仕組みという、2つの防御メカニズムがありますが、今回の研究で示された内容によると、アセトアルデヒドの毒性がこれら2つのメカニズムによって中和できない時にDNAが不可逆なダメージを負うとのこと。

 特に「アルデヒドデヒドロゲナーゼ(ALDH2)」と呼ばれる1つ目の防御層がないマウスはDNAのダメージが大きくなることも判明。人間においては世界人口のうち8%は遺伝的にALDH2が弱く、これらの人の多くは東アジアをルーツにしていることから、中国は食道がんの患者数が多いといわれています。

 今回の研究は血液中の幹細胞に着目して実験が行われましたが、他の類似の幹細胞についても同じ効果が見られるはずだと研究者らは考えています。

 そして、2つの防御メカニズムを両方持っていない時、10日間にわたって希釈したアルコールを投与されたマウスは、血液を生み出す能力を完全に失ってしまったそうです。幹細胞のゲノムをDNAシークエンシングしたところ、マウスの細胞はもはや機能していないことが示されたとのこと。

 研究を行ったMRC分子生物学研究所のKetan Patel教授は「アルコールが私たちにどれほどダメージを与えるのかには議論があります」としつつも、「この論文はアルコールの代謝産物が、体の組織を作るために重要な幹細胞のDNAにダメージを与えるという大きな証拠となりました」と語りました。

 「私たちの研究は、アルコールを効率的に処理できないとき、DNAがダメージを受けるリスクが高まり、ゆえに特定のがんのリスクも高まるということを強調しました」「しかし、覚えておくべきなのは、アルコールの除去やDNA修復システムは完全ではなく、別の方法でアルコールががんを引き起こすことも考えられるということです。たとえ、防御システムに問題がない人でもです」とPatel教授。

 ただし、飲酒によって食道がん・乳がん・大腸がんのリスクが上がると言われていますが、白血病など血液がんのリスクを上げるという証拠は見つかっていません。研究チームは、今回の研究に引き続き、なぜ飲酒が「特定の」がんと関連しているのかについて調査を続けていく予定です。

(Nature、The Guardian―Gigazineより)

大気汚染は精子の質を低下させる?

 香港中文大学公衆衛生・一次医療学部のXiang Qian Lao氏らん研究チームは、「微小粒子状物質PM2.5への曝露が精子の形態異常をもたらし、精子の質が低下する」とする研究成果を「Occupational & Environmental Medicine」オンライン版に発表しました。



 Lao氏らは、2001~2014年に検診を受けた15~49歳の台湾人男性6475人(平均年齢31.9歳)を対象に、精子の質(総数、形状、サイズ、運動率)、PM2.5への曝露レベル(居住地の3カ月単位・2年間の濃度)を分析・評価しました。その結果、喫煙、飲酒、年齢、体重などの影響を考慮しても、PM2.5への曝露と精子の形態異常との間に関連が認められました。さらに、2年間平均のPM2.5濃度が5μg/m3増えるごとに正常な形態の精子が1.29%減少し、正常な形態の精子の割合が下位10%になるリスクが26%増大しました。PM2.5への曝露は精子濃度の上昇に関連することも分かりました。Lao氏は「身体が精子の質の低下を克服しようとする代償的な反応ではないか」と説明します。


PM2.5には精子損傷との関連が認められている物質が含まれている

 大気汚染が精子に影響を及ぼす正確な機序は明らかではありません。しかしPM2.5には精子損傷との関連が認められている重金属や多環芳香族炭化水素類などの物質が含まれています。

 Lao氏は「PM2.5による大気汚染は世界に広がっているため、多くの男性が影響を受けている可能性がある。精子の質を改善するためにも世界的な大気汚染への対策が求められる」と主張します。

 米レノックス・ヒル病院のTomer Singer氏によると「数十年前から精子の濃度および運動率の低下や形態異常の増加が認められていたが、原因を突き止めるのが困難だった」といいます。

 米ノースウェルヘルスのManish Vira氏は「この研究は大気汚染と精子の異常との関連を裏付ける強いエビデンスとなる。ただし、このような影響がみられるのは大気が極度に汚染された地域に限定されると考えられる」と発言します。

 さらに、Lao氏は「大気汚染は精子の形状およびサイズの異常と有意に関連していた。したがって、大気汚染は相当数のカップルに不妊をもたらしている可能性がある」と指摘。ただし、「この研究は観察研究であるため、大気汚染が原因で精子の質が低下するという因果関係を示したものではない」と強調しています。


「男性の肥満」は精子の数・濃度・運動率低下させ、不妊の原因になる

 大気汚染が精子の活力を削いでいる! 聞き捨てならない衝撃的な研究です。しかし精子が萎える元凶は大気汚染だけではありません。「男性の肥満」が精子の数・濃度・運動率を低下させ、不妊の原因になるとするインドの研究があります。

 インドのクリシュナIVFクリニック生殖補助センターのGottumukkala Achyuta Ramaraju氏は、2016年にインド国内の不妊治療施設に通院した男性1285人の精子を対象に、コンピュータによる精子画像解析法(CASA)のデータを精査し、「Androgia」オンライン版に発表しました。

 発表によれば、体格指数上で肥満(BMI30以上)の男性は、肥満でない男性よりも精子の量、濃度が低く、女性の生殖管を移動する運動率も低かった。また、肥満男性の精子は、頭部が薄く、洋梨状に細長い傾向が強いため、これらの異常が性交やIVF(In Vitro Fertilization:体外受精)による着床を困難にする可能性が大きい事実が判明しました。

 Ramaraju氏は「肥満の女性が妊娠しにくい点はよく知られているが、男性にも同様の傾向がある事実がが裏付けられた。受胎時の親の肥満が、胚の健康、移植、妊娠、出生率に悪影響を及ぼしている」と説明します。

 一方、米国ノースウェルヘルス・ファーティリティのAvner Hershlag氏は「男性の約3人に1人が肥満という実情を抱えるわが国にとって、この知見は大変重要だ。肥満と不妊の直接的な因果関係を示したわけではないが、精子の質が低下し続けてい現実が明確に裏付けられた」と解説します。

 ちなみに、世界保健機関(WHO)によれば、2016年に世界中で肥満の青少年(5~19歳)が1億2400万人、太り気味の青少年が2億1000万人いると推定しています。さらに、WHOの報告書は、砂糖を多く含む清涼飲料水や加工食品などの摂り過ぎが肥満の原因であると強く指摘しています。

 このように成人の肥満による欠陥精子は、受胎能力や受胎の可能性を阻害しかねません。特に40歳以下の男性なら、禁煙や高脂肪の食品などを控え、環境汚染のない環境で暮らせば、精子は健康を保ちやすくなります。

 ジャンクフードや添加物が豊富なインスタント食品などを控える。日頃のカロリー摂取量を調整する。ビタミンC・D・E、カルシウムや亜鉛を意識して摂る。精子の質を改善する方法は身近にいくつもあります。精子は、デリケートな正直者!大気汚染も肥満もたばこも偏食も大苦手です。

(Health Pressより)

脚を鍛えれば血圧は下がる!

 気温が下がると血圧は上昇傾向になります。寒さのために、血管が収縮して細くなるので、心臓はより力を入れて全身に血液を送り出そうとするからです。

 心臓が収縮して大動脈へ血液を送り出すときの圧力が「収縮期血圧」(俗にいう「上の血圧」)で、心臓が拡張して全身の静脈から心臓に血流が流れ込むときの血圧が「拡張期血圧」(下の血圧)です。



 2000年までは血圧の正常値は上=140mmHg未満、下=90mmHg未満であり、「高血圧」は上=160mmHg以上、下=95mmHg以上で、その中間は「境界型高血圧」と呼ばれ、もちろん降圧剤の処方はされていませんでした。

 ところが2000年に日本高血圧学会が高血圧の基準を突然、上=140mmHg以上、下=90mmHg以上に引き下げ、さらには血圧を下げる場合の目標値を上=130、下=85としました。この基準からいけば、日本人の少なくとも約4000万人、多く見積もると約6000万人が高血圧ということになります。

「高血圧」が長く続くと、脳卒中(出血、梗塞)、高血圧性心臓病(心不全)、虚血性心臓病(狭心症、心筋梗塞)、高血圧性腎臓病(→腎不全→透析)、腹部・胸部大動脈瘤破裂、脳血管性認知症などを発症しやすくなるので、西洋医学では投薬により何がなんでも140/90mmHg未満に抑え込もうとします。

 脳、心臓、胃腸、腎臓、肺など、ありとあらゆる体内の臓器は、血液が運んでくる種々の栄養、水分、酸素、ホルモン、免疫物質などを糧にして、生活(その臓器特有の働き)を営んでいます。よって、血圧を必要以上に無理に下げると、こうした臓器に栄養が十分に届けられないので、健常な働きが完全に遂行できず副作用が表れることもあります。

 「血圧」は全身の臓器に血液を送り届けるための「心臓の圧力」です。血圧が上昇するということは、なんらかの理由(血管が動脈硬化で細くなっている、病気の臓器が血液を大量に必要としている、など)があるからです。ですがら降圧剤なしでも、正常血圧に保てるような生活習慣を身に付けることが肝要です。


正常血圧を保つ生活習慣

 それには「高血圧」の原因を理解し、それに対処する生活習慣を励行する必要です。しかし、若い人には高血圧に悩む人は少ないし、年齢と共に高血圧患者は増えてくるので、高血圧は「シミやシワ、白髪や薄毛」などと同じく、「老化現象」の一面があります。

 「老化は脚から」ともいわれるように、足、腰、尻など下半身の筋力・筋量が低下してくると種々の老化現象が出現し、血圧は上昇してくる傾向があります。

 若いときは尻、太ももなどの筋肉が発達しており、その筋肉内を走っている毛細血管の数も多く、下半身に血液が潤沢に巡り、「頭寒足熱」の健康状態にります。歳と共に下半身の筋力や筋肉が減弱してくると、毛細血管の数も減り、行き場を失った血液は上半身に集まってきます。その結果、上半身の腕で測る血圧が上がってきます。

 ですからウォーキングをはじめとする運動、スクワット、ももあげ運動などで下半身の筋肉を鍛えると、上半身の血液が下半身に降りてきて、血圧は下がってきます。また、筋肉運動により「プロスタグランジン」「タウリン」などの「降圧物質」の産生分泌が増加し、血管が拡張し、また利尿も促進され、塩分、水分も排泄されて血圧が下がってきます。

 「老化は脚から」といわれますが、「高血圧の最大の原因は脚の弱り」と考えられます。高血圧をはじめ、心臓病、糖尿病、痛風、脳卒中などの生活習慣病を防ぐために脚の筋肉の鍛錬は極めて大切です。

(Business Jouenalより)