力強き栄光の王たる主を讃えよ(BWV137)

 今日聴く日曜カンタータは、1725. 8.19、三位一体主日後第12主日にライプツィヒで初演されました。デュッセルドルフとブレーメンの聖職者でコラール作者としても活躍したヨアヒム・ネアンダーのコラールによるコラール・カンタータです。

 1724年のコラール年巻のカンタータは現存しません。



 このカンタータでは全5曲のすべてにおいてネアンダーのコラール全節が歌詞として用いられているほか、どの楽章においてもコラールの定旋律が使用されています。BACHのコラール・カンタータの中でも特に厳格な作品で、歌詞の各節は「ほめよ 主を」で始まり、定旋律が3拍子でルター時代のコラールより近代的性格が強い素材が用いられています。


 トン・コープマン指揮、アムステルダム・バロック・オーケストラ、ヨハネッテ・ゾマー(S)、クリストフ・プレガルディエン(T)、クラウス・メルテンス(B)の演奏でお聴きください。

 


 

力強き栄光の王たる主を讃えよ(BWV137)

1. 合唱

Lobe den Herren, den mächtigen König der Ehren,

ほめよ 主を,強き 栄えの 君を

Meine geliebete Seele, das ist mein Begehren.

讃歌(たたえうた)ぞ わが 魂(たま)の 願い

Kommet zu Hauf,

こぞりて

Psalter und Harfen, wacht auf!

歌い 奏でよ

Lasset die Musicam hören.

神に 聞かしめよ

2.アリア (アルト)

Lobe den Herren, der alles so herrlich regieret,

ほめよ 主を,大いなる その みわざを

Der dich auf Adelers Fittichen sicher geführet,

鷲の 翼に 乗せ なれを 導き

Wie es dir selber gefällt;

支えたもう

Hast du nicht dieses verspüret?

善きに かないてそを 悟らざりしや

3.アリア (ソプラノ,バス)

Lobe den Herren, der künstlich und fein dich bereitet,

ほめよ 主を,たくみに なれを 創り

Der dir Gesundheit verliehen, dich freundlich geleitet;

健(すこ)やか ならしめ,友となりて 導ける 主を

In wieviel Not

しげき 悩みの とき

Hat nicht der gnädige Gott

恵みの 翼もて

Über dir Flügel gebreitet!

蔽いたまいぬ

4.アリア (テノール)

Lobe den Herren, der deinen Stand sichtbar gesegnet,

ほめよ 主を,なが 家を さやかに 祝したもう 主を

Der aus dem Himmel mit Strömen der Liebe geregnet;

み空より み恵み 雨と 降らせたもう 主を

Denke dran,

思え

Ws der Allmächtige kann,

全能の 主の みわざを

Der dir mit Liebe begegnet.

愛もて まみえたもう 主は なれに

5.コラール

Lobe den Herren, was in mir ist, lobe den Namen!

ほめよ 主を,その聖(きよ)き み名を

Alles, was Odem hat, lobe mit Abrahams Samen!

生命(いのち)ある もの みな こぞりて

Er ist dein Licht,

わが 魂(たま)

Seele, vergiß es ja nicht;

光の 君を

Lobende, schließe mit Amen!

とわに ほめまつらん

                        訳詞:大村恵美子


マルコ福音書7,31-37

 それからまた、イエスはティルスの地方を去り、シドンを経てデカポリス地方を通り抜け、ガリラヤ湖へやって来られた。人々は耳が聞こえず舌の回らない人を連れて来て、その上に手を置いてくださるようにと願った。そこで、イエスはこの人だけを群衆の中から連れ出し、指をその両耳に差し入れ、それから唾をつけてその舌に触れられた。そして、天を仰いで深く息をつき、その人に向かって、「エッファタ」と言われた。これは「開け」という意味である。すると、たちまち耳が開き、舌のもつれが解け、はっきり話すことができるようになった。イエスは人々に、だれにもこのことを話してはいけない、と口止めをされた。しかし、イエスが口止めをされればされるほど、人々はかえってますます言い広めた。そして、すっかり驚いて言った。「この方のなさったことはすべて、すばらしい。耳の聞こえない人を聞こえるようにし、口の利けない人を話せるようにしてくださる。」

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