コレステロールの真実とは?

2015年、厚生労働省は食事摂取基準で、コレステロールの基準を「撤廃」

 これまでコレステロールは様々な身体のトラブルを引き起こすリスクを高めるとして悪者扱いをされ、厚生労働省が発表する「日本人の食事摂取基準2010年度版」では、18歳以上において男性750mg、女性600mgを一日のコレステロール摂取の上限として定めてきました。

 しかしコレステロール摂取量がそのまま血中コレステロールに反映されるわけではないという点や、コレステロールの摂り過ぎは控えたほうが望ましいものの上限を設定するだけの科学的根拠が十分でないという点から、厚生労働省が策定する「日本人の食事摂取基準 2015年度版」では、コレステロール摂取上限が設定されませんでした。

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血中コレステロール値が高い人は食生活や運動などでの引き続きの対策が必要

 食事は血中コレステロール値に影響を与えないと聞くと、これまでコレステロールを気にしていた方には安心してしまうかもしれません。しかし、コレステロール摂取には真実があります。

 そもそもコレステロールは人間の体内で合成される脂質の一種で、厚生労働省が行った「国民健康・栄養調査(平成25年)」では、食事で摂取するコレステロールは20歳以上で男性平均338mg、女性平均282mgと発表されています。

 また、「実際に食事で身体に吸収されるコレステロール」は、実は体内で合成されるコレステロールの3分の1から7分の1程度で、実は、コレステロールの7割~8割は「体内で合成されるもの」が占めています。

 これは、血中コレステロール値は「食事からの影響比率はもともと低かった」と言い換えることができます。つまり、コレステロール値を大きく左右しているのは、むしろ体内での合成量であると考えることができるわけです。

 食事からの影響が少ないとしても、血中コレステロール値が高めの人は引き続きのコレステロール対策を行っていくことが大切です。食事を含め、運動など生活習慣全般の改善を行っていく必要があると言えます。


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コレステロール対策に欠かせない「野菜」の存在。

 コレステロール対策に優れた食材と言うと挙げられることが多いのが「野菜」です。野菜には身体に必要なビタミン、ミネラル、食物繊維などが豊富に含まれているため、毎日バランス良く摂取していくことが健康への第一歩です。

 では、その野菜の中でもコレステロールに悩む方におすすめしたいのはどのような野菜なのでしょうか。それは、「ブロッコリー」や「キャベツ」などといったアブラナ科野菜です。このアブラナ科野菜に多く含まれるアミノ酸の一種「SMCS(S-メチルシステインスルホキシド)」がコレステロール値の改善に効果があるという研究結果が出ており、これは臨床試験でも効果が確認されています。

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 体内のコレステロールは肝臓において酵素によって胆汁酸に変えられ身体の外へと排出されますが、このSMCS(S-メチルシステインスルホキシド)には酵素の働きを活性化させることで、肝臓で処理されるコレステロールの量を増加させ、より多くのコレステロール排出を促す働きがあります。

 コレステロールが気になる人には、これらの野菜を摂ることがオススメです。自分の健康状態と相談し野菜を選んでいくようにすることが大切です。

(サンスター株式会社のHPより)
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