平均律クラヴィーア曲集 第1巻(5)

 今日は第17曲から第20曲までを、クリストフ・ルセの演奏でお聴きください。


第17曲 前奏曲ーフーガ 変イ長調(BWV 862)






 前奏曲は協奏曲形式が応用され、合奏と独創の交替の効果が作り出されます。続く4声のフーガは3和音の分散音型の主題に、16分音符の流れが絡んできます。


第18曲 前奏曲ーフーガ 嬰ト短調(BWV 863)






 嬰ト短調という珍しい調による前奏曲の主題は、生き生きしたモチーフを基礎に、ポリフォニックな3声書法で書かれています。フーガは主題後半のモチーフによる意味深い活用に工夫がみられます。


第19曲 前奏曲ーフーガ イ長調(BWV 864)






 3声のインヴェンションを思わせる前奏曲に続く3声のフーガは、休符が主役のユニークな主題に基づいています。 


第20曲 前奏曲ーフーガ イ短調(BWV 865)






 前奏曲はエネルギッシュな運動感に満ちています。フーガは種々の技法を駆使して次第に盛り上がり、オルゲルプンクト(保続音)上のクライマックスへと達します。ヴァイマル時代に書かれたオルガン曲の転用とする説もあります。
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