佐藤 俊介(ヴァイオリニスト)

 1984年生まれで、現在32歳の若手ヴァイオリニスト佐藤 俊介は、2歳でスズキ・メソードの松戸教室でヴァイオリンを始め、3歳より日本のヴァイオリン界草分けの鷲見四郎の門下生とり、4歳から父親の経済学研究のために、家族で米国ペンシルベニア州フィラデルフィアへ移住し、ジュリアード音楽院プレカレッジ部門でドロシー・ディレイ、 川崎雅夫の下で研鑽しました。

 1994年、フィラデルフィア管弦楽団の学生コンクール小学生の部門で優勝し、2000年10月にはニューヨーク・リサイタルデビューを果たし、ニューヨークタイムスで「佐藤のリサイタルに仰天。驚くべき冷静さと音楽的レベルを既に持っている。全てのプログラムを譜面なしで演奏。音楽作りの流暢さに感嘆した」と絶賛されました。


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 さらに演奏活動の間に何度か共演したクリストファー・ホグウッドのピリオド奏法研究が、佐藤のバロック音楽および古楽器奏法への関心につながりました。

 2010年7月、ライプツィヒで行われたヨハン・ゼバスティアン・バッハ国際コンクールで、バロック奏者として初めての国際コンクールに挑戦し、ヴァイオリン部門(バロックとモダン楽器奏者を合わせて審査)で2位と聴衆賞(聴衆各人が投票できるシステムで票を集計して決定する賞)を獲得しました。

 2013年、オランダのバッハ協会所属オーケストラのコンサートマスターに抜擢されたほか、ドイツの古楽器アンサンブルコンチェルト・ケルンのコンサートマスターも務めています。


 まず初めに無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティー タ第2番ニ短調(BWV1004)を演奏会の録画でお聞きください。




 全曲聴くと30分以上かかりますが、下記のURLでシャコンヌだけ聴けます。


https://youtu.be/6eoLLxNX_rU?list=PLyjlJwfY3kOJH21BtbrOs0RDNm23_GXqD&t=962


 次にヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第3番ホ長調(BWV1016)をチェンバロのメノ・ファン・デルフトとの共演でお聞きください。





 ブランデンブルク協奏曲 第4番ト長調(BWV1049)は、コンサートマスターを務める、オランダのバッハ協会所属オーケストラの演奏です。






 最後に今年の1月8日、公現後第1主日にブログで紹介しましたが、カンタータ愛するイエス、わが願い(BWV32)の第3曲のアリアで演奏しているオブリガートの素晴らしい演奏をもう一度お聞きください。


https://youtu.be/FAeA8rEYlPs?t=425


愛するイエス、わが願い(BWV32)

3.アリア[バス]

Hier in meines Vaters Staette,

父の住むこの場所で

Findt mich ein betruebter Geist.

悲しみに嘆く魂は私を見いだす。

Da kannst du mich sicher finden

お前はたしかに私を見いだして、

Und dein Herz mit mir verbinden,

お前の心を私に結びつける、

Weil dies meine Wohnung heisst.

その心こそ私の住まいなのだから。


 以上紹介した曲はすべて動画で視聴できますが、高度なテクニックに裏付けられた表現力豊かな演奏は、32歳の若手とは思えない完成度です。日本人というよりも、世界的な若手ナンバーワンのヴァイオリニストだと思います。
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