平均律クラヴィーア曲集 第2巻(2)

  今日聴くヘルムート・ヴァルヒャの演奏による平均律クラヴィーア曲集第2巻は、第5曲から第8曲です。


第5曲 前奏曲 - 4声のフーガ ニ長調(BWV 874)




 トランペットの響きわたるオーケストラのような輝かしい前奏曲は、2/2と12/8拍子の間を揺れ動きます。すでにソナタ形式そのものです。フーガは対照的に単純な主題によってすっきりと作られています。


第6曲 前奏曲 - 3声のフーガ ニ短調(BWV 875)




 前奏曲は2声のトッカータ風のインヴェンションで、フーガは3連符の激しい動きに、半音階画下行句が続く対照的な主題に基づき、力強い表現効果を生み出しています。


第7曲 前奏曲 - 4声のフーガ 変ホ長調(BWV 876)




 9/8拍子の可憐な前奏曲は、リュートのための作品のようです。フーガはやや古風な声楽的な主題に基づいて、ゆったりと展開します。


第8曲 前奏曲 - 4声のフーガ 嬰ニ短調(BWV 877)




 

 前奏曲は2部分形式の2声のインヴェンションで、続き息の長い厳粛なフーガは、末尾のクライマックスでは主題が反行形で同時に奏でられます。

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