平均律クラヴィーア曲集 第2巻(3)

  ヘルムート・ヴァルヒャの演奏による平均律クラヴィーア曲集第2巻。今日聴くのは第5曲から第8曲です。


第9曲 前奏曲 - 4声のフーガ ホ長調(BWV 878)




 前奏曲はイタリア風のトリオで田園的な曲想です。続くフーガは、ルネッサンスの声楽ポリフォニーお思わせる古様式で、主題はJ.C.F.フィッシャー作「アリアドネ・ムジカ」からとられています。


第10曲 前奏曲 - 3声のフーガ ホ短調(BWV 879)




 前奏曲は2声のインヴェンションで、「春の風が葉の茂っていない並木道を吹き抜ける」と例えられます。3声のフーガは複雑かつ多彩なリズムが集約されています。


第11曲 前奏曲 - 3声のフーガ ヘ長調(BWV 880)




 広やかな5声の和声を背景として、レガートな旋律が流れる前奏曲は「すべてが、静けさと安らぎに満ちている」といわれ、フーガは対照的に6/16拍子の活発なもので、組曲のフィナーレを思わせます。ジグのリズムによるフーガです。 


第12曲 前奏曲 - 3声のフーガ ヘ短調(BWV 881)




 2部分からなる前奏曲は、整った楽節構造と和声的書法で、「ため息」のモチーフが使われ、フーガは前奏曲と密接に関連した主題とともに、活発に展開します。

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