平均律クラヴィーア曲集 第2巻(4)

 先週に引き続き、 ヘルムート・ヴァルヒャの演奏による平均律クラヴィーア曲集第2巻。第13曲から第16曲を聴くことにします。


第13曲  前奏曲 - 3声のフーガ 嬰ヘ長調(BWV 882)




 曲集後半開始の前奏曲は、付点リズムを持つフランス風序曲です。導音上のトリルに始まる大胆な主題により、3声のフーガが始動します。


第14曲  前奏曲 - 3声のフーガ 嬰ヘ短調(BWV 883)




 協奏曲の緩徐楽章を思わせるトリオ形式の前奏曲は、リズムに凝った繊細な表現を見せています。フーガは3つの異なった主題を用いて結合する3重フーガです。


第15曲  前奏曲 - 3声のフーガ ト長調(BWV 884)




 前奏曲はヴァイオリン風の音型を用い、2部形式ので作られています。発想の似た主題によるフーガは、BWV902(プレリュードとフゲッタ ト長調 )のフーガに基づいています。


第16曲  前奏曲 - 4声のフーガ ト短調(BWV 885)




 付点リズムの前奏曲はラルゴと指定され、ゆったりとした和音を背景に展開されます。フーガの主題は、休符と同音反復を交えた個性的なもので、後半では6度や3度の平行も交え、自由に展開されます。

スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する