イタリアの神経外科医が、脳移植で死者を生き返らせることを計画

 イタリアの脳神経外科医であるセルジオ・カナベーロ博士は、今年12月に世界初の「頭部」の移植の準備を進めています。遅くとも3年以内には世界初の「脳」移植の実現を計画しているそうですだ。この手術がうまくいけば、死亡後に極低温凍結された人間の脳が、新しい体に移植されることとなり、事実上生き返ることとなります。科学的にも、倫理的にも大きな議論を呼びそうな計画です。



人間の頭部移植手術は2017年12月実施予定

 頭部移植手術は今年12月、中国北部のハルビン医科大学で中国人の患者に対して実施されるといいます。最大の難関は脳を切断した脊柱につなぎ合わせ、動きや感覚の制御を再び可能にすることです。

 カナベーロ博士によれば、Texas-PEGという液体を用いて脊柱を完全に切断したマウスの動きを回復させる実験に成功しており、今では問題は解決されているのだといいます。それ以外にも中国と韓国で動物実験を行なっており、成果は「間違いない」とのことです。


世界初の脳移植計画も3年以内に予定

 また、世界初の脳移植も計画しています。独『Ooom』誌のインタビューにおいて、「今、世界初の脳移植を計画しており、遅くとも3年以内に準備が完了するのではないかと考えています」とカナベーロ博士は答えています。


脳移植の優位性と問題点

 学会の中には懐疑的な意見が根強いが、同博士によれば、脳移植にはいくつもの利点があるといいます。例えば、免疫反応がほとんどなく、拒絶反応の心配がないこと。脳はある意味、中立な器官なのだそうです。しかし脳を完全に別の体に収めねばならないという問題もあります。その影響は、実際に行ってみるまでよく分かりません。


冷凍保存されている患者を蘇らせたい

 それでもカナベーロ博士は、米アリゾナ州のアルコー延命財団で冷凍保存されている患者を蘇らせたいと願っています。仮にこれに成功したとすれば、人類の世界観が一変することは間違いありません。「宗教は永遠に一掃されるでしょう」と博士は話します。

 「宗教はもはや必要なくなります。死を恐れる必要がなくなるからです」意識は死から蘇ることができると分かれば、人はもはやキリスト教も、ユダヤ教も、イスラム教も必要としなくなります。そして「人生の意味は?」との問いも余計なものになるだろう、とカナベーロ博士は話しています。

(express―カラパイアより)
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