18のコラール集 3

 3回に分けて聴いてきたコラール集の最終回は、BWV663~BWV668です。

 

いと高きところの神にのみ栄光あれ(BWV663)

 先週聴いたN.デーツィウスのコラールによる第2編曲です。8分音符の冒頭動機は、コラールから導き出されフーガ風に模倣されます。

 マッシモ・ガッバの演奏でお聴きください。

 


 

 

いと高きところの神にのみ栄光あれ(BWV664)

 全曲と同じコラールによる第3編曲です。BWV665と同じトリオ・ソナタの形をとっています。コラール旋律の原型は、終わりから12小節目になってペダルに冒頭の2行だけ現れます。リトルネッロの明快な構成を持ち、神の栄光の賛美と感謝にふさわしい表現を備えています。

 デイブ・クリエールの演奏です。

 


 

 

われらの救い主は(BWV665)

 原曲はルターがラテン語の聖書Jesus Christus nostra salusをもとに作った聖餐式のコラールです。最後の晩餐に関連して歌われました。4行からなるコラールをBACHは4枚の組絵を描いています。各々の部分が異なった表現内容を持つ、いわばオルガンによる受難曲です。

 アルド・ロカテリの演奏でお聴きください。

 


 

 

われらの救い主は(BWV666)

 全曲と同じコラールによる作品ですが、曲集中唯一、手鍵盤のみで演奏され、ペダルは最後の持続音で使用されます。この曲はキリストの受難ではなく、聖餐の意義が教えられるコラールの第2節に関連があります。

 演奏はポール・デナールです。

 


 

 

来たれ、創り主にして聖霊なる神よ(BWV667)

 H.マウルスのイムヌスVeni ereator spiritusの基づいてルターが作った聖霊降臨祭のコラールで、オルガン小曲集中の同一コラール編曲(BWV631)に、続きを書き加えたものです。

 アンダース・ソダールンドの演奏でお聴きください。

 


 

 

汝の玉座の前に今ぞ歩み出て(BWV668)

 この曲はフーガの技法の出版譜の最後に付け加えられた「われら苦しみの極みにあるときも」BWV668aと、タイトルを「汝の玉座の前に今ぞ歩み出て」とつけ変えられたBWV668という2つの形で伝えられています。

 ウィリアム・ポーターの演奏です。

 


 

*毎週水曜日に聴いてきた、BACHの教会カンタータ以外の作品についてのブログは、今回をもって一旦終了いたします。

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