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われ、あこがれをもて求めゆかん(BWV49)

 三位一体主日後第20主日の聴くカンタータは、1726.11. 3ライプツィヒで初演された第3年巻のカンタータです。冒頭には、オルガンを独奏楽器とする協奏曲楽章がシンフォニアとして置かれていますが、この曲は失われたオーボエ協奏曲のパロディーです。


無題.png


 当日の福音書聖句は「婚宴の寓話」ですが、このカンタータでは旧約聖書の「雅歌」以来の伝統を受け継いで「魂とイエスの愛」を歌います。宴に招かれた「私」(信徒の魂)は、キリストの花嫁として受け入れられます。音楽的にはソプラノ(魂)とバス(イエス)の独唱者によって歌われ、合唱は用いられていません。


 クリストフ・コワン指揮、アンサンブル・バロック・ド・リモージュ、バルバラ・シュリック(S)、ゴットホルト・シュヴァルツ (B)の演奏でお聴きください。





われ、あこがれをもて求めゆかん(BWV49)


1.シンフォニア

2.アリア(バス)

Ich geh und suche mit Verlangen  

私は憧れ探し求めます、

Dich,meine Taube,schonste Braut.

あなたを、私の鳩、最も美しい花嫁よ。教えて下さい、

Sag an,wo bist du hingegangen,  

あなたはどこに行ってしまったのか。

Dass dich mein Auge nicht mehr schaut?

私の目にはもうあなたが見えないのです。

3. レチタティフとアリオーゾ(ソプラノ、バス)

(イエス)

Mein Mahl ist zubereit'  

食卓の用意はできている、

Und meine Hochzeittafel fertig,  

婚宴の支度もできている、

Nur meine Braut ist noch nicht gegenwartig.   

それなのに花嫁がまだなのです。

(魂)

Mein Jesus redt von mir;  

私のイエスが呼んでおられる、

O Stimme,welche mich erfreut!  

おお、何と喜ばしい声!

(イエス)

Ich geh und suche mit Verlangen  

私は憧れ探し求めます、

Dich,meine Taube,schonste Braut.  

あなたを、私の鳩、最も美しい花嫁よ。

(魂)

Mein Brautigam,ich falle dir zu Fussen.  

私の花婿よ、あなたの足もとにひざまづいています。

(イエス、魂)

Komm,Schonste(Schonster),komm und lass dich kussen,  

おいで、最も美しい人よ(最も美しいお方よ)、来て、口づけして下さい。

Du sollst mein(Lass mich dein)festes Mahl geniessen.  

私の祝宴を味わわせてあげよう(私に味わわせて下さい)

Komm,liebe Braut,und(Mein Brautigam! ich ) eile nun,  

おいで、愛する花嫁(私の花婿よ)、急いで、

die Hochzetkleider anzutun.  

婚宴の衣装を身につけよう。(婚宴の衣装を身につけます)

4.アリア(ソプラノ)

Ich bin herrlich,ich bin schon,  

私は輝くばかりに美しく、

Meinen Heiland zu entzunden.  

私の救い主の心を燃えさせる。

Seines Heils Gerechtigkeit  

主の救いの義こそ

Ist mein Schmuck und Ehrenkleid;  

私の飾り、栄誉の衣。

Und damit will ich bestehn,  

私が天の昇る時、

Wenn ich werd im Himmel gehn.  

主の義を身にまとうだろう。

5. レチタティフ(ソプラノ、バス)

(魂)

Mein Glaube hat mich selbst so angezogen.  

私の信仰が私自身に義の衣をまとわせました。

(イエス)

So bleibt mein Herze dir gewogen,  

それなら私の心はあなたを忘れず、

So will ich mich mit dir

あなたと共にいて、

In Ewigkeit vertrauen und verloben.  

永遠にあなたを信じ、あなたと婚約します。

(魂)

Wie wohl ist mir!  

私は何と幸いなことでしょう、

Der Himmel ist mir zufgehoben:  

天は私に開かれ、

Die Majestat ruft selbst und sendet ihre Knechte,  

尊いお方が自分からそのしもべを遣わされて招かれました。

Dass das gefallene Geschlechte  

それは堕落した人類を

Im Himmelssaal  

天の広間で

Bei dem Erlosungsmahl  

救いの食卓に

Zu Gaste moge sein,  

客とならせて下さるためです。

Hier komm ich,Jesu,lass mich ein!  

ここにいます、イエスよ、入れて下さい。

(イエス)

Sei bis in Tod getreu,  

死にいたるまで忠実でありなさい。

So leg ich dir die Lebenskrone bei.

そうすればあなたに命の冠をさずけよう。

6.アリア(バス)とコラール(ソプラノ)

Dich hab ich je und je geliebt.  

あなたを私は常に愛しています。

Wie bin ich doch so herzlich froh,

「私の心は何と喜びにあふれていることか、

Dass mein Schatz ist das A und O.

私の宝こそアルパにしてオメガ

Der Anfang und das Ende.

始めにして終わり」

Und darum zieh ich dich zu mir.

だからあなたを私のもとに引き寄せます。

Er wird mich doch zu seinem Preis

「主は私を天国に受け入れて

Aufnehmen in das Paradies

み名を讃美させて下さいます。

Des Klopf ich das die Hande.

だから手を打って主を讃美します」

Ich komme bald,  

私はすぐに来る

Amen! Amen!

「アーメン、アーメン」

Ich stehe vor der Tur,  

私は戸の外に立っている、

Komm,du schone Freudenkrone,bleib nicht lange!

「おいで下さい、美しい喜びの冠よ、ためらわないで下さい」

Mach auf,mein Aufenthalt!  

戸を開け、私の宿りよ。

Deiner wart ich mit Verlangen.

「あなたを憧れをもって待ち望みます」

Dich hab ich je und je geliebet,  

あなたを私は常に愛しています、

Und darum zieh ich dich zu mir.

だからあなたを私のもとに引き寄せます。

  対訳:川端純四郎


マタイによる福音書 22章 1~14

 イエスは、また、たとえを用いて語られた。「天の国は、ある王が王子のために婚宴を催したのに似ている。王は家来たちを送り、婚宴に招いておいた人々を呼ばせたが、来ようとしなかった。そこでまた、次のように言って、別の家来たちを使いに出した。『招いておいた人々にこう言いなさい。「食事の用意が整いました。牛や肥えた家畜を屠って、すっかり用意ができています。さあ、婚宴においでください。」』

 しかし、人々はそれを無視し、一人は畑に、一人は商売に出かけ、また、他の人々は王の家来たちを捕まえて乱暴し、殺してしまった。 そこで、王は怒り、軍隊を送って、この人殺しどもを滅ぼし、その町を焼き払った。そして、家来たちに言った。『婚宴の用意はできているが、招いておいた人々は、ふさわしくなかった。だから、町の大通りに出て、見かけた者はだれでも婚宴に連れて来なさい。』 そこで、家来たちは通りに出て行き、見かけた人は善人も悪人も皆集めて来たので、婚宴は客でいっぱいになった。王が客を見ようと入って来ると、婚礼の礼服を着ていない者が一人いた。王は、『友よ、どうして礼服を着ないでここに入って来たのか』と言った。この者が黙っていると、王は側近の者たちに言った。『この男の手足を縛って、外の暗闇にほうり出せ。そこで泣きわめいて歯ぎしりするだろう。』招かれる人は多いが、選ばれる人は少ない。」

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