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「糖質制限」はダイエットだけでなく皮膚も健康に

 「糖質制限」がダイエットや糖尿病治療で注目を浴び始めたのは10年ほど前からです。今では「糖質オフ」を売りにした商品も多く販売されています。糖質制限の波はさらなる広がりを見せています。皮膚科でもアトピー性皮膚炎、ニキビ、シミ、シワなどの改善に糖質制限が取り入れられているのです。



体内の糖が慢性炎症を引き起こす

 私たちが摂取した糖質の量が多すぎると、血液中のグルコース(ブドウ糖)が過剰になります。そしてグルコースは細胞や組織のたんぱく質と結びつき、体温で温められて「糖化」が起こります。

 食パンをトーストしたときに、こんがりと焼けます。これも「糖化」です。糖化した食パンはおいしいのですが、人間の皮膚のたんぱく質の糖化は問題を引き起こします。その代表が「シミ」「シワ」「くすみ」です。

 さらに糖化は「慢性炎症」を引き起こします。たんぱく質が糖化されて「AGEs」ができると「活性酸素」が発生します。活性酸素はむやみやたらに細胞を攻撃するので、炎症が起こりやすくなるのです。

 炎症は「火事」にたとえられます。火がくすぶっていると、風が吹いただけで炎が上がり始め、火事になろます。皮膚では、糖質の継続摂取で常に軽い炎症が起こっていて、ストレスや湿度の変化などですぐに悪化し、強いかゆみが発生するのです。


糖質は効率の悪いエネルギー源

 エネルギー代謝とは、体内で物質が次々と化学変化して、エネルギーを発生させたり取り込んだりすることです。このエネルギーがATP(アデノシン三リン酸)で、生命維持や運動などに使われます。このATPの材料が「糖質」「脂質」「たんぱく質」です。

 1分子のグルコースからは38分子のATPしか作られません。ところが、ステアリン酸だと、1分子から146分子ものATPが作られます。いかに糖質が効率の悪いエネルギー源であるかがわかります。グルコースは糖質に含まれ、ステアリン酸は脂質が分解して生じる脂肪酸の一種です。

 おにぎりやうどんだけという糖質に偏った食事は、質的に栄養不足です。エネルギー効率のよい脂質とたんぱく質だけを摂取するほうが、体への負担を減らします。つまり糖質制限は体のストレス解消につながるというわけです。

 糖質制限の問題点として、人間の脳の栄養源はグルコースですから、糖質制限で脳が働かなくなる可能性が挙げられます。しかし、その心配はありません。糖質制限を行うと、体内の脂肪が分解されてエネルギーが作られます。脂肪が分解されるときに肝臓でできるケトン体が、脳の栄養源として使われるのです。

 600万年とも、700万年ともいわれる人類の長い歴史で、穀物が生産されるようになったのはたったの1万年前。小麦や米などで糖質を取ることは、人間の体の機能に合わないので、全身にさまざまな異常を引き起こします。その中の1つがアトピーです。

 徹底して糖質を避けるのは厳しいと尻込みする人は、1食だけ糖質制限するプチ糖質制限から始めてもいいでしょう。肉も魚も野菜も食べ放題ですから、実際にやってみると糖質制限は簡単だといいます。

(Health Pressより)

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