かれらみなシバより来たらん(BWV65)

 今日は公現祭です。復活祭,聖霊降臨祭とともにキリスト教最古の三大祝日の一つで、東方よりの博士 (王) の来貢、イエスの受洗、およびカナでのイエスの最初の奇跡を通して神が世に現れたことを記念する日です。

 このカンタータは1724.1.6にライプツィヒで初演されました。


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 歌詞には福音書の書簡に代わり、旧約聖書からイザヤ書が選ばれ、BACHも冒頭合唱の歌詞にこの部分(イザヤ書60章6節)をそのまま使い、シバから王たちとたくさんの人々が捧げものを携えて祝福にやって来るという喜ばしい曲になっています。


 ポール・マクリーシュ指揮ガブリエリ・コンソート&プレイヤーの演奏でお聴きください。歌手はチャールズ·ダニエルズ(T)、ピーター·ハーヴェイ(B)です。

 ポール・マクリーシュはホグウッドやガーディナーに続く世代の、イギリスの指揮者で、昨年11月に初来日しました。古楽の他に、モダン・オーケストラも指揮しています。




1.合唱

もろびと シバより 来たり

宝を ささげ

主の ほまれ のべ伝えん

2.コラール(合唱)

来たれる シバの 君

ささげぬ 貴き 宝を

アレルヤ アレルヤ

3.レチタティーヴォ(バス)

かくて イザヤの 予見は

ベツレヘムに 現わる

博士ら イェスの もとに 来たり

おのが 君と あがめまつる

ささぐる 宝

黄金(おうごん) 乳香(にゅうこう)

没薬(もつやく)は

み子を 敬わんとてなり

わが イェス

いま われも ささぐべし

なが 馬ぶねの もとに 至り

感謝の 心を

今日こそ 喜びの 日

汝 いのちの 主

世の 光 いでたまえば

何を ささげん

天(あま)つ 君よ

なれは わが 心をも

受けたまえば

宝は これなり

4.アリア(バス)

黄金(こがね)も むなし

失せよ あだなる 宝

地に 生(な)れる もの

イェスは 心を 求む

そを 主に ささげよ

新たの 年に

5.レチタティーヴォ(テノール)

み光よ みとめたまえ

わが ささぐる 心をば

かかる ものにも

み霊(たま)の 実(み)の

宿れる なれば

信仰と 祈りと

耐え忍ぶ 心こそ 宝

わが ささぐる もの

受けたまえ

とわに 主よ

されど 主は

われに その 身を たまえば

われは ああ かの日

み国にて 大いなる

富に みち溢れん

6.アリア(テノール)

受けたまえ われを

わが 魂は ながもの

わが 持てる すべて

語り 行うところ

そは ただ わが 主の

ために あり

7.コラール

いざ 主よ ゆだねん

われを なが み手に

取りて 為したまえ

終りの 時まで

み旨(むね)の ままに

心の うちに

いよよ み栄えの

照りわたらん ことを

(訳詞:大村恵美子)

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