フルート、ヴァイオリン、チェンバロのための三重協奏曲イ短調(BWV1044)

 この曲は1729年からBACHが指導にあたった、ライプツィヒのコレギウム・ムジクムのために、過去の作品から編曲された協奏曲ですが、一連のチェンバロ協奏曲とは原曲の選択が異なり、下記のような原曲が使われています。

 第1楽章→クラヴィーアのための前奏曲とフーガイ短調(BWV894)より前奏曲

 第2楽章→オルガンのためのトリオソナタ第3番ニ短調(BWV527)より第2楽章

 第3楽章→クラヴィーアのための前奏曲とフーガイ短調(BWV894)よりフーガ


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 始めにそれぞれの原曲を聴いてみたいと思います。まず前奏曲とフーガをアンドレアス・シュタイアーのチェンバロでお聴き下さい。



 次にトリオソナタ第2楽章をケイ・ヨハンセンのオルガン演奏でお聴き下さい。



 それでは三重協奏曲をトン・コープマン指揮とチェンバロ、アンドリュー・マンゼ(ヴァイオリン)、ウィルベルト・ハーツェルツェット(フラウト・トラヴェルソ)の演奏でお聴き下さい。



 次はクリストファー・ホグウッド指揮エンシェント室内管弦楽団、クリストフ・ルセ(チェンバロ)、サイモン・スタンデージ(ヴァイオリン)、レイチェル・ブラウン(フラウト・トラヴェルソ)の演奏です。



 最後はカフェ・ツィマーマンで、セリーヌ・フリッシュ (チェンバロ)、パブロ・バレッティ (ヴァイオリン)、ミヒャエル・フォルム  (フラウト・トラヴェルソ)の演奏です。



 どの演奏も魅力がありますが、上品で美しいのは、やはりサイモン・スタンデージ(Vn)とクリストフ・ルセ(Cem)の演奏です。コープマンとマンゼは共に個性の強い演奏家です。カフェ・ツィマーマンはアクセントの強い、活気のある演奏です。古楽演奏の新しいスタイルです。
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