キリストは死の絆につきたまえり(BWV4)

 今日は復活祭(イースター)です。教会暦で春分の日以降、最初の満月の次の日曜日が復活祭になります。復活祭はイエスキリストの復活を祝うキリスト教の最も重要な祭日です。

 BACHの作品には、有名な復活祭オラトリオ(BWV249)がありますが、今日はカンタータを聴くことにします。


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 この作品はBACHのカンタータの中でも初期の作品で、初演は1708年と言われています。BACHが23歳の頃作曲した屈指の人気作品です。
 マルティン・ルターの復活祭用のコラールをコラール変奏曲の形式でつくられています。冒頭のシンフォニアを含む全ての楽章でルターの聖歌のメロディが使われており、復活祭カンタータでありながら、華やかさとは無縁の、厳しい雰囲気と内容を持った曲です。


 エリック・ミルンズ指揮 ラ・バンド・モントリオール・バロックの演奏会録画でお聴き下さい。歌手はオディ・ビロドー(S)、エレイン・ラチカ(A)、フィリップ・ガニエ(T)、ドリュー・サンティーニ(B)で、合唱も各パート一人づつのOVPPです。BACHの時代も少人数で演奏したと思われます。




1.シンフォニア

2.第1節 合唱

キリストは死の縄目について

私たちの罪のために渡された。

彼はふたたび命にかえって

私たちに命をもたらして下さった。

私たちは喜ばずにはおられない、

神を讃美し感謝して、

さあ、ハレルヤと歌おう、

ハレルヤ。

3.第2節 ソプラノ、アルト

死に勝った者はいない

人間の中にはだれも。

それはすべて私たちの罪のためだ。

負い目のない者はだれもいない。

だから死はすみやかに来て

私たちに力をふるい

死の王国のとりことした。

ハレルヤ。

4.第3節 テノール

イエス・キリスト、神のみ子は

私たちの身代わりとなって

罪を除いて下さった。

こうして死から

すべての権利と力を奪って下さった。

もはや死のぬけがらが残されているだけ、

死はその刺を失った。

ハレルヤ。

5.第4節 合唱

それは驚くべき戦いだった。

死と命が取り組み

命が勝ったのだ。

命は死を飲みつくした。

聖書の告げているとおり、

一人の死が死を食い尽くし、

死は嘲られるものとなった。

ハレルヤ!

6.第5節 バス

これこそまことの過越の子羊、

神が命じられたとおり、

十字架の木の上に高くあげられ、

熱い愛の火で焼かれた。

その血は私たちの戸口のしるしとなり、

信仰がこのしるしを死に対して示す時、

死神も私たちをそこなうことはできない。  

ハレルヤ。

7.第6節 ソプラノ、テノール

そこで私たちはこの大祭を祝う、

心からの喜びと楽しみに満ちて。

主がこの祝いの輝きをもたらされた。

主ご自身が太陽であって、

その恵みの輝きによって

私たちの心をすみずみまで照らされる。

罪の夜は消え去った。

ハレルヤ!

8.第7節 合唱

私たちはまことの復活のパンを食べて

その中ですこやかに生きる、

古いパン種は

恵みの言葉の中に入りこむことはない。

キリストは食物となって、

魂を養って下さる。

信仰はこれによってのみ生きるのだ。

ハレルヤ!

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