家庭用液体で作った魅力的なGIF画像

 ルスラン・カサノフさんは、石鹸やラメなど身近なものを使って神秘的な作品をつくりだす天才です。遊び心たっぷりのカラフルなマーブル模様は、まるでスタンリー・キューブリックの映画『2001年宇宙の旅』に出てくる小宇宙を思わせます。


1.gif


2.gif


3.gif


 彼はティモシー・リアリーを「天才」と称え、カルロス・カスタネダの影響で明晰夢に興味をもっているが、彼のGIFおよび映像作品「オデッセイ」に登場するもので現実離れしたものは一切ありません。カサノフさんは家庭にある材料を使って、ラーヴァ・ランプの中を泳いでいるような感覚を生み出しています。

 イケアの黒いストーンウェアのキャンドル皿と、万華鏡のような塗料、そして石鹸とラメを材料に、カサノフさんは幻覚が生む小宇宙の中で2週間を過ごしました。メタリックで真珠光沢のある塗料が、密度の異なる液体と相互に作用する様子に、彼は魅了されたといいます。ソニーのα7Rとゾナーの55mm F1.8レンズを使い、双眼鏡で確認しながら、2日間にわたって撮影を行いました。ときには、ブラシでそっとつついたり、シリンジで空気を吹きつけたりして、作品の中に動きの要素も取り入れました。


4.gif


5.gif


6.gif


 「油を注いで塗料をスプレーし、ひとつひとつ新しい色を加えて複雑な絵にし、定期的に全体を水で薄めました」彼は言います。「まさにカオスです。作業場は塗料と油だらけで、道具類はそこらじゅうに散らかり放題でした」

 「オデッセイ」は、高揚感に満ちています。カサノフさんは、スタンリー・キューブリックの『2001年宇宙の旅』にインスパイアされており、写真のなかには渦巻く銀河を思わせるものもあります。「映画が大好きで、キューブリックの『シャイニング』や『時計仕掛けのオレンジ』はお気に入りでしたが、実は『2001年宇宙の旅』は観たことがありませんでした」と、彼は言います。「何回か観ようとはしたのですが、2回は猿のシーンで寝てしまいました。つい先月やっとこの映画を観終わって、とても嬉しかったんです!」


7.gif


8.gif


9.gif


 歓喜こそが「オデッセイ」の核心です。この作品には遊び心と子どもっぽい魅力があり、日常に追われる生活を束の間離れ、気まぐれに楽しもうという気分にさせてくれます。それがこの作品のポイントだとカサノフさんは言います。「わたしは明るい色や、意外な色の組み合わせが好きなんです。楽しくて、幸せな気分にさせてくれますから」

(MAGAZINE WIRED より)
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する