Microsoft Edge の評価

 Windows10の新機能の一つは、新しく開発されたウェブブラウザー「Microsoft Edge」が標準ブラウザーとして搭載されたことです。今までのInternet Explorer(IE)はGoogleの「Chrome」やMozillaの「Firefox」に比べパフォーマンスが低く、何年間も収穫逓減に陥っていました。世界でのシェアーが毎年低下し、現在メインとして使われているのは、日本と韓国だけとなっています。


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 昨年の4月には米国土安全保障省が、ハッカー攻撃にさらされる危険があるとして「Internet Explorer」を使わないよう警告し、代替ブラウザーの使用を呼び掛けました。

 Microsoftは急遽、新ブラウザーの開発に取り組みましたが、当然「Chrome」や「Firefox」より優れた性能が期待されていました。そこでベンチマークのスコアを参考に、実際に使用した印象について書いてみたいと思います。


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OctaneはGoogleが開発したソフトウェア


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JetStreamはAppleが開発したソフトウェア


 このスコアはMicrosoftが公表したベンチマークですから当然ですが、EdgeのパフォーマンスはIEだけでなく、ChromeやFirefoxをも上回っています。

 ベンチマークのスコアはベンチマークソフトウェアやシステムによって変わってくるので、一つの参考なのですが、実際に使用した感じでもわずかに速いことがわかります。

 しかしウェブブラウザはパフォーマンスが高ければすべて良しという訳にはいきません。使い勝手や、レンダリングの性能も重要です。

 検索機能について言えばGoogle Chromeの方が遥かに優れています。Chromeでは文字を反転して右クリックでGoogleで検索するか、新しいタブの位置にドラッグ&ドロップするだけで検索できますが、Edgeではコピーしてから新しいタブを開き、貼り付ける必要があります。IEではドラッグ&ドロップが使えたのですが、この操作はできなくなりました。

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Google検索機能 右クリックで検索


 また「Edge」はレンダリングエンジンにIEで使用していたTridentを改良したしたEdgeHTMLを採用しました。このレンダリングエンジンはGoogle Chromeで使われているWebKitと比べ、データの画像化が明らかに劣っています。


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       Microsoft Edge                Google Chrome


 この画像は自身のブログの一部を比較したものですが、「Edge」写真はコントラストが強く、少し硬調です。図表では罫線が不揃いになり、Google Chromeの方が描写力に優れていることがわかります。これはレンダリングエンジンの違いなので「Edge」の致命的なマイナス要素です。

 最後に「Edge」には他のブラウザーにはない新機能もあります。一つは読みたい要素を表示する機能です。コンテンツを見やすくするリーディングモードです。しかし、この機能は全てのWebページで使えるわけではありません。読み取りビューボタンが有効にならないと機能しません。理由は不明です。


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 もう一つはWeb ページに手書きでペンや蛍光ペンの書き込みができる機能です。個人で使用することはあまりありませんが、会議などでプロジェクターを使い、スクリーンに投影した時などに使える優れた機能です。


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 私はニュースなどを閲覧するときは「Edge」も使いますが、通常は検索機能や描写力に優れた「Chrome」を引き続き使っています。「Edge」の今後の機能充実に期待しています。

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