Windows10にアップグレードしたユーザーはシステムのクラッシュに注意!

 Windows10にアップグレードしておよそ1ヶ月が経ちました。予想以上にOSの完成度が高く、何のトラブルもなく快適に動いています。

 新OSの最大のメリットは起動が速くなり、わずか10数秒で立ち上がります。シャットダウンも素早く電源が切れます。今まではシステムのアップデートがあったあとは、「システムを構成しています。電源を切らないでください」というメッセージが表示され、しばらく時間ががかかりましたが、この機能はすべて再起動に移されました。

 Windows10はスタート画面が大幅に変わりましたが、デスクトップのショートカットからブラウザーやアプリケーションを起動する使い方は、Windows7と全く変わりません。すぐに慣れます。快適なのでもうWindows7には戻れません。



 ところで無償で新しいOSにアップグレードできたのはありがたいのですが、無償期間は1年間しかありません。もし1年以上経ってから障害が発生して、例えばディスクがクラッシュしてシステムが起動しなくなった場合のことも考えておく必要があります。

 こうなった場合、一般的には新しいディスクに入れ替えてからリカバリディスクを使って最初にインストールされていたWindows OSに戻すことになります。自作PCならば元のWindows OSのDSP版を再インストールすればよいのですが。その時期が2016年7月29日以降だと、もう無償アップグレードはできなくなる可能性があります。リカバリした古いWindows OSのままで使うか、新しくWindows10を購入してインストールしなければならなくなります。

 これを避けるために、Windows10のアップグレードをした後に、システムのフルバックアップイメージ(システムイメージ)を作成しておく必要があります。そうすれば、余計な手間やコストをかけずにWindows 10システムを復旧させることができます。


システムクラッシュから復旧させるには?

 何らかの原因でWindows OSが起動しなくなった場合、通常は次のような手順でシステムの復旧を試みることになります。

1.簡易修復――システムが正常に起動しないのなら、まずはスタートアップ修復セーフモード(トラブルシューティング用のコマンドプロンプト)による起動と修復を試行します。

2.システムの復元――新たにインストールしたデバイスやソフトウエアなどが原因と疑われる場合は、システムの復元を使って以前の状態へ復帰させます。

3.以前のイメージへの復帰――それでもだめならこのPCを初期状態に戻すでインストール直後の状態に復旧させたり、メーカー製PCならリカバリディスクで出荷時の状態に戻したり、イメージでシステムを回復させる機能を使って、バックアップしてあったシステムイメージに戻します。


システムイメージの作成方法

 Windows10でシステムイメージを作成する方法は、Windows 7互換のバックアップツールを起動して、システムイメージの作成と、システム修復ディスクの作成を行います。

 バックアップツールを起動するには、設定アプリの更新とセキュリティバックアップの画面で、バックアップと復元に移動し、Windows 7というリンクをクリックします。コントロールパネルシステムとセキュリティからバックアップと復元(Windows 7)で起動することもできます。


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 バックアップと復元(Windows 7)ツールが起動したら、左側のメニューからシステムイメージの作成をクリックします。


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 バックアップウィザードの最初の画面ではバックアップの保存先を聞いてくるので、現在のシステムドライブ(C:)をフルバックアップできる、十分な容量のある「物理的に独立した別のドライブ」を指定します。これはUSB接続の外部ディスクなどでも可能です。また、あらかじめNTFS形式でフォーマットしておきます。


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 バックアップするボリュームを選択すると、最後にバックアップ先の確認とバックアップするボリュームのリストが表示されるので、内容を確認してバックアップを開始します。


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(C:)システムにWindows10のアイコンが付いています。


 バックアップが終了すると、システム修復ディスクを作成するかどうかを聞いてくるので、作成しておきます。システム修復ディスクとは、バックアップから復元するために利用する、システムブート用のCD-R/DVD-Rのことです。容量は300~400Mbytesぐらいなので、CD-Rでも作成できます。

 このウィザードではCD-RやDVD-Rしか作成できません。USBメモリでシステムを起動させたい場合は、Windows 10のインストール用USBメモリを使ってシステムを起動させ、セットアップの2枚目の画面でコンピューターを修復するを選びます。

 今回Windows10のシステムイメージを作成したところ、DVD-Rで6枚でした。

システム修復ディスクと合わせて7枚必要です。


システムイメージのリストア

 システムイメージをリストアするには、バックアップしたドライブをシステムに接続後、システム修復ディスクやWindows 10インストール用USBメモリなどを使ってシステムを起動させます。

 最初にキーボードレイアウトの選択画面が表示されるので、その他のキーボードレイアウトを表示を何度かクリックして、最後のページにある「日本語」を選択します。そして表示されたオプションの選択画面でトラブルシューティングを選び、次の画面では詳細オプションを選んで、最後にイメージでシステムを回復を選択します。


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 するとコンピューター イメージの再適用という画面が表示されるので、内容を確認後、先へ進めます。

 この後はリストア作業の確認などが行われ、最後に完了をクリックすると実際にリストア作業が始まります。

 

 私はWindows7を使っていた時から、1年に一度はリストア作業を行っていました。パソコンを長時間使っていると、多くのソフトをインストールしたり、消去したりするので、必然的にレジストリが肥大化してしまいます。レジストリの肥大化によって、パフォーマンスが低下する現象があり、特に起動が遅くなります。

 レジストリクリーナーという無料のソフトもありますが、下手にレジストリをクリーニングすると、必要なデータまで消去してしまったり、フリーソフトの中にはスパイウェアやウイルスが潜んでいることもあります。

 このようなフリーソフトを使っても、際立ったパフォーマンス改善が期待できるわけではなくソフトウェアのバグ等により、Windowsの動作に影響を与えかねません。
 一番良いのは初期状態に戻すことです。作成した文書や写真は、クラウドに保存しておき、OSはなるべくシンプルにして使ったほうが動きもよくトラブルも少なくなります。



追記

 その後マイクロソフト  コミュニティで以下の情報を確認しました。

アップグレード後の Windows 10 再インストールについて


Q:Windows10に無償アップグレードした後、Windows10をクリーンインストールするにはどうすればいいですか?


A:無償アップグレードを利用し、一度、あなたのデバイスを Windows 10 にアップグレードして自動オンライン認証を行えば、無償アップグレード提供の期間中および期間終了後に、そのデバイスにアップグレードした時と同じエディションの Windows10をクリーンインストール (すなわち、メディアからブートして Windows10をインストールすること) が可能になります。Windows10を購入したり、アップグレード前のバージョンの Windows に戻したりする必要はありません。


無償アップグレード利用しアップグレードと自動オンライン認証したデバイスに Windows10のクリーンインストールをするには

 適切なエディションの Windows 10をダウンロードし、USB ドライブ、または DVD にインストールメディアを作成することが可能です。

Windows 10 セットアップ中のプロダクト キーの入力を省略できるようになります。無償アップグレードを行ったデバイスでは、Windows 10 は自動でオンライン認証されます。プロダクト キーの入力を省略するオプションは、メディアからブートしセットアップを開始する時のみ有効です。

 この自動オンライン認証は、以前に同じエディションの Windows にアップグレードし自動オンライン認証したデバイスでは、Windows10クリーンインストール後にシームレスに行われます。プロダクト キーは必要ありません。

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