冬よりも夏に注意!こむら返りの意外な原因と薬に頼らない対処法

電解質のバランスとこむら返りの関係

 こむら返りを起こすシチュエーションで最も多いのは、スポーツの最中です。スポーツは体を動かすので血行が促進され代謝が上がり汗をかきます。汗をかいた時、失われるのは水分だけではなく、体の塩分も汗と一緒に失われていきます。人の体には電解質というナトリウムとカリウムのバランスがあって、このバランスが保たれていることで健康でいられます。

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 ところがスポーツをして大量の汗をかくと、水分と一緒に塩分も排出されるので、ナトリウムとカリウムのバランスが崩れます。電解質のバランスは筋肉の収縮にも関係しているので、バランスが崩れることで筋肉の収縮異常を起こし、こむら返りを起こします。

 電解質のバランスが崩れるのは汗をたくさんかいた時ですが、熱中症でも同じような状態となるため、熱中症の症状としてこむら返りが起こる場合もあります。

 汗をたくさんかいた時に水分補給は欠かせませんが、水を大量に飲んでも電解質のバランスは戻らないので、かえって気分が悪くなったり、ふくらはぎの痛みが増したりすることもあります。

 こういう場合は塩分も補給します。夏にはスポーツ中のこむら返りも増えますが、熱中症の症状としても起こりやすいので、夏の方がこむら返りを起こしやすいといいます。

体が冷えるとこむら返りが起きやすい理由

 冬は気温が下がり寒い日が続くので、どうしても体が冷えやすくなります。体が冷えると筋肉も冷えるので、収縮異常を起こしやすくなります。

 冬の寒い時期でも寝ている時は寝汗をかきますが、ここに冷えも加わると筋肉疲労を起こすのと同じような状態となるため、スポーツ以外でもこむら返りを起こすことがあります。

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こむら返りとは腓腹筋が痙攣する症状です


 冬は寒いという意識があるので、防寒対策や温かい食べ物を食べ体を温める工夫をしますが、夏は暑いので1日中クーラーの効いた室内で過ごしたり、冷たい物ばかり口にしたりするので体が冷えやすくなります。

 熱帯夜には寝ている間もクーラーを付けっぱなしにしますが、冷たい空気は下にたまるので、寝ている間に体が冷えきってしまいます。設定温度にもよりますが、長時間体が冷やされると体の芯まで冷やされるので筋肉も冷えた状態です。

 寝起きに突然伸びをしたり、起き上がろうと足に負担をかけるとこむら返りを起こしやすくなります。

夏バテからくる栄養バランスの偏りもこむら返りの原因になりやすい

 夏は暑さから夏バテをしやすく、夏バテをしていなくても普段に比べて食欲が落ちやすい時期です。こういう時はあっさりした冷たい物を欲しますが、栄養バランスの乱れもこむら返りの原因となります。

 暑い時期は火を使う料理は意外と大変な事から、ファストフードやインスタント食品で済ませてしまう事もあります。暑い時には便利ですが、ファストフードやインスタント食品ばかり食べていると、ビタミンB1が不足します。他にも野菜のミネラルやビタミンEも不足するので、筋肉に必要な栄養が足りなくなり、これがこむら返りの原因となる事があります。

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 冷たい物ばかり食べているとお腹が冷え下痢をしやすくなります。下痢をするとカリウムが大量に排出されてしまい、ひどい場合は脱水状態になります。この影響で電解質のバランスが崩れ返りを起こしやすくなります。

 なんとなくイメージとしては夏よりも冬の方がこむら返りを起こしやすいように思えますが、実は夏の方がこむら返りの原因が増えるといいます。

季節に関係なく頻繁に起こるこむら返りは他の病気が原因かも?

 冷えや電解質のバランス異常で起こるこむら返りなら、体を温め電解質のバランスを意識していれば防げますが、季節に関係なく頻繁に繰り返すような場合は、他の病気が原因となっている可能性があります。

 妊娠中はカルシウムが不足しがちなので、こむら返りを起こしやすくなると言われていますが、これも原因はわかっているので自分でもある程度は対処できます。

しかしこれ以外の場合は、

糖尿病

心筋梗塞

脳梗塞

など重篤な病気の症状である可能性も否定できません。

 頻度が高い場合は早めに病院に行き、病気の治療をしないと命に関わる事もあります。病気が原因でも早めに治療をすればダメージも軽減でき、こむら返りも起こらなくなります。夏の方が起こりやすいとわかっていれば、自分でも注意できまるので食事や体調管理はきちんとしましょう。

(健康+生活より)
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