地球上には過去の予測の約8倍もの木が生えていることが判明

 最新の研究で、世界6大陸・50カ国・約42万箇所を測定した結果、地球上には過去の予測の8倍もの木が生えていることが判明しました。一方で、現在の樹木は歴史上最も少なくなっていることが分かりました。地球上には今、木がどのくらいあって、どのように減っているのか、ということを解説したムービーがYouTube上で公開中しています。



 これまで地球上に存在する木の数は衛星写真から判断されていたのですが、最新の研究で、実際はその8倍の木が生えていることが判明しました。その数はおよそ3兆400億本です。

 「地球上にはどれくらいの木が生えているのか?」ということと同じぐらい重要なのが、「どれくらいの密度で生えているのか?」ということです。何千人もの人々が実際に森の中を歩いて木の数を数えた結果、木が生える場所の平均密度も判明。それが以下の画像で示された緑色の部分です。


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 最も密度が高かったのは北極の近くで、1平方メートルに1本の木が生えていたそうです。

 しかし、一方で地球上に生えている木の半数は熱帯・亜熱帯地方のものだったとのこと。これらの調査結果は絶滅の危機に瀕している動物が生息できる地域を理解したり、どの地域でどれくらいの二酸化炭素が木に吸収されているかを予測する助けとなると見られています。

 3兆400億本という数字を聞くと楽観視してしまいますが、実際のところ、地球では年間100億本の木が減っています。

 今現在は、我々1人あたり400本の木を有していると言えますが……


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 1人あたりが保有する木の量は、毎年1.4本ずつ減っていっています。このままのスピードで木が減ってしまうと、いずれ「森の中を散歩する」ことも難しくなるといいます。


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 さらに、人間による文明が出現する前、世界には現在の2倍の本数に相当する木が生えていたことも判明。現在は建物が並ぶヨーロッパも、以前は1つの大きな森でした。失われつつある樹木を保存するため、今、さまざまなグループが木を植えたり失われた自然を取り戻そうとしています。

 今回新しく判明した「地球上にはどれくらい木が生えているのか」「それぞれの場所の密度はどのくらいか」という事項は、歴史上これまでないくらい森林が減少している事実を示すと共に、私たちが抱いていた地球や森林に対する考えを根本的に変え、「これから何をすべきか」を明るみにしたと言えます。

(Gigazineより)
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