10月1日はコーヒーの日

 2014年3月開催の国際コーヒー機関(ICO)理事会において、2015年から10月1日をコーヒーの日(International Coffee Day)に定めることとなりました。国際コーヒーの日は、2015年にイタリア国ミラノで開催するICO第115回理事会、9月28日(月)~10月2日(金)の期間に合わせ、ミラノ万博会場からスタートします。


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17世紀のロンドンのコーヒーハウス


コーヒー文化の変遷

 コーヒーの歴史は10世紀初頭にまで遡ります。13世紀後期からコーヒー豆を煎って煮出す方法が考案され、その後、イスラム圏からキリスト教圏へと広がり、さらに南北アメリカ大陸にも波及しました。19世紀以降日本にも伝わり、コーヒーを楽しむ文化が世界的に拡大していきました。

 戦後、日本ではコーヒー飲用が大きく拡大し、1960年にコーヒー生豆の輸入が全面自由化され、さらに翌61年にはインスタントコーヒーの輸入が自由化されたことで、世界的なコーヒーメーカーであるネスレをはじめとした国内外のメーカーが日本で製造や販売を始めました。これらの動きが日本のコーヒーブームに火をつけることになります。60年代から80年代にかけて盛り上がった「純喫茶」ブームもその流れのひとつです。

 その後、東京・銀座にスターバックスコーヒーの1号店がオープンし、翌年にはタリーズコーヒーがオープンするなど、味はおいしく、おしゃれに持ち歩いて飲むアメリカ・シアトル系コーヒーのブームが到来しました。

 さらに、2008年にはマクドナルドの100円コーヒーが登場し、おいしくて安いコーヒーがトレンドになります。この流れは「コンビニコーヒー」へとつながり、本格的な味わいのコーヒーを店頭で気軽に買えるようになったことにより、コーヒー愛好者のすそ野を大いに広げる結果をもたらしました。

 その一方で、アメリカから上陸したブルーボトルコーヒーに代表されるように、一杯一杯をじっくり味わうスタイルも出現し、コーヒーの飲み方に消費者のさまざまな価値観が反映される時代となりました。


第4次コーヒーブーム到来?


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 そして今、昼間は普通のコーヒー、そして夕方以降はカフェインレスコーヒーを選ぶといったイメージでコーヒーを選択する「飲み分け」の動きが出て、カフェインレスが第4次コーヒーブームを牽引しています。スターバックスやタリーズコーヒーなどの大手チェーンでもカフェインレスコーヒーを提供すなどコーヒー愛好者の人気を集めています。

 この動きは実際に統計にも表れており、デカフェ豆の輸入量は12年に1183トンだったのが、14年には2020トンにまで伸びています。ネスレは、カフェインレスコーヒー市場で7割のシェアを誇っており、同社の「ネスカフェ ゴールドブレンド カフェインレス」というブランドは10年前と比べて14年は販売量が約1.6倍に増加したといいます。

(日本コーヒー協会、Business Journal他より)


 夏もようやく終わり、これからは温かいコーヒーの季節です。秋の夜長にカフェインレスコーヒーを楽しみながら、BACHのコーヒー・カンタータでもお聴きください。


 カイ・ヨハンセンのチェンバロと指揮、シュティフツバロック・シュトゥットガルト、レイチェル・マース(S)、アンドレアス・ウェラー(T)、ベンジャミン・アップル(B)の演奏でどうぞ。昨年6月の演奏会の録画です。



 解説と歌詞は以前のブログおしゃべりはやめて、お静かに」(BWV 211)を参照してください。

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