今年の冬は史上最強のエルニーニョ 日本への影響は?

今年のエルニーニョは凄いらしい

 エルニーニョ現象とは、南米のペルー沿岸にかけての太平洋の赤道付近で見られる現象で、海面の水温が平年より高まる状態です。

 地元の漁民の間では、この現象がクリスマス頃に発生するため、スペイン語でイエス・キリストを示す“男の子”の意味でエルニーニョと呼ぶようになったといいます。しかし、NASAによれば、今年の“男の子”は、熱いようです。


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記録上最強のエルニーニョ現象になる?

 NASAによれば、このエルニーニョ現象は地元の水生環境のみならず、カリフォルニアの洪水からオーストラリアの干ばつにまで影響を与えているといいます。つまり、地球規模で影響が出ると言うことです。

 そして宇宙からの観測によれば、2015年~16年のエルニーニョ現象は、既に顕著に現れているといいます。

 今回のエルニーニョ現象は、世界気象機関によれば、1997年~98年に発生した記録上最強のエルニーニョに匹敵するのではないかと予想されています。

 NASAはこの20年間で、エルニーニョ現象が地球規模でどのような影響を与えるかと調査してきており、随分と研究は進んだそうです。

 NASAの気象学者であるLesley Ott氏が言うには、地球上の気象が複雑に関連し合っていることは、インドネシアでの火災が米国の雨量に影響するといったことからも分かっていることで、エルニーニョ現象であれば尚更のことだといいます。


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 NASAは衛星からの観測データとスーパーコンピュータを使って、エルニーニョ現象が世界にどのような影響を与えるか分析する仕組みを持っています。

 そこでこの注目すべき冬の間、エルニーニョ現象に関する、最新の科学的な分析結果と画像を更新して公開するとしています。

 科学者たちがエルニーニョ現象について学んだことは、例えば米国西部やアマゾン、インドネシアの火災シーズンに与える影響についてです。

 また、人の健康に影響を与える地上のオゾン汚染物質の変動にも影響することを予想しています。

 さらに、カリフォルニアでの干ばつへの影響には特に注目しているようです。そのために、多くのNASAの衛星が海面温度、海面の高さ、海面の流れ、大気の流れ、そして海の色などを観測しています。



 そしてこれらの衛星は、エルニーニョ現象が世界に及ぼす影響も観測します。それはエルニーニョ現象が、世界中で起こる火災や洪水に影響を与え、嵐や雲などの気象のパターンを変え、漁業や他の産業に破壊的な影響を与える可能性があるためです。

 NASAの科学者であるDuane Waliser氏が言うには、NASAはエルニーニョ現象研究の最前線にいるといいます。

 ちなみに、エルニーニョ現象が発生した年は日本は暖冬になると言われています。しかし、日本人を直撃するのは、海外への依存率が異様に高い、食料価格の高騰かもしれなません。

(NASAーFUTURUSより)
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