主なる神は太陽にして楯なり(BWV79)

 今日は宗教改革記念日です。マルティン・ルターが宗教改革を始めたことを記念する日で、ユリウス暦の10月31日になります。ドイツのプロテスタント信者が多い一部の州では、この日は休日になります。日本をはじめ多くの国のプロテスタント教会では、10月31日の直前の日曜日に宗教改革記念日礼拝が行なわれます。

 主なる神は太陽にして楯なり(BWV79)はBACHが1725年10月31日の宗教改革記念日のために新作したカンタータです。


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最後の審判(部分画)ミケランジェロ


 当日の福音社の章句は、最後の審判の劇的情景です。天高く飛び天使が永遠の福音を伝え、別の天使がバビロンの崩壊を叫ぶ。当時の礼拝において飛翔する天使がルターの隠喩で、バビロンの教皇庁が隠喩として理解されたわけです。一方書簡章句には、天使たちの群れを伴ってのキリストの来臨と、従わない者たちへの裁きが述べられています。


 グスタフ・レオンハルト指揮、レオンハルト合奏団、ハノーファー少年合唱団、コレギウム・ヴォカーレ・ゲント、ポール・エスウッド(CT)、マックス・ヴァン・エグモント(B)の演奏でお聴きください。




1.合唱

「主である神は、太陽にして盾。

 主は、恵みと誉れを与えてくださる。

 主は良いものを欠かそうとはなさらない、

 信仰ある者たちに。」

2.アリア(アルト)

神は、私たちの太陽にして盾!

  だからその慈しみを讃えるのだ、

  私たちの感謝する心は。

  その慈しみを、神は

   小さい群れに施してくださる。

 神は、私たちをこれからもお守りになる、

  敵たちが矢を研ぎ、

  冒瀆者が犬のように吠えたとしても。

3.コラール

いざ、皆神に感謝しなさい、

心と口と両の手とで。

神は大きなことをしてくださった、

私たちに、またすべての地の果てにまで。

神は私たちが母の胎にある時から、

また歩みつたない頃から

数限りない良きことをなし、

今もなお、なしてくださっている。

4.レチタティーヴォ(バス)

ありがたい、私たちは知っている、

至福への正しい道を。

なぜなら、イエスよ、あなたがそれを私たちに

 御言葉を通じて示してくださったのですから。

ゆえにあなたの名は、いつでも

 讃えられ続けるのです。

しかし、多くの者はなお

この時に瀕してさえ

異界のくびきを

盲滅法引いているありさまです。

ああ!憐れんでください、

彼らをも、御恵みによって。

彼らが正しい道を知り、

あなただけを仲立ちと呼ぶように。

5.アリア(二重唱 ソプラノとバス)

神よ、ああ神よ、あなたの者たちを

 捨てないでください、

今後とも、決して!

御言葉をもって、私たちを

 明るく照らしてください。

たとえどれほど

私たちに対して敵が荒れ狂っても、

私たちの口が、あなたを讃えますように。

6.コラール

私たちを真理の中に保ち、

永遠の自由をお与えください、

それは御名を讃美すること、

イエス・キリストによって、アーメン。

                       訳詞:磯山 雅
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