人工知能が仕事を奪う!行き着く先は“赤ちゃん脳”の「DNA操作」?

 今日は勤労感謝の日です。しかし「東京オリンピック後まで“生き残れない仕事はこれだ!」などのショッキングな見出しが、テレビや新聞、雑誌などで目につくようになりました。いよいよ、AI(人工知能)が我々の仕事を奪っていくといいます。

 トヨタ自動車は、オリンピック開催の2020年をめどに、自動自動車(ロボットカー)の実用化の推進を発表しました。運転手の代わりに自動車に組み込まれた人工知能が、目的地まで乗客を運んでくれます。人工知能運転手は、飲酒もしないし、睡魔にも襲われないし、年もとらないので、とても安全です。


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 しかしロボットカーがあたりまえの世の中になれば、運転手はいらなくなります。つまり、人工知能が普及すれば、社会のあちらこちらで、運転手のように既存の職業が存在しなくなることが確実視されています。

 世界経済フォーラムが発表した「仕事の将来調査」(2015年6月)によると、将来、減る職種として、工場のワーカー、セールスマン、卸、顧客サービスが挙げられています。反対に増える職種もあり、それは、ITC(情報通信技術)、ユーザーサポート、ソフト開発、アナリティクス(情報分析)、電子工学エンジニアなどで、アナログ人間は見ただけで目が回りそうな仕事です。


人工知能に打ち勝つ子どもを作るには!?

 子どもには、将来どんなことが起きても「生き抜く力」を身につけさせてやりたい。そう思うのが親心です。今ならさしずめ、人工知能を使いこなす高度な知性や、臨機応変に対応できる強靭で柔軟な心などを育んでやりたいと、多くの日本人は考えるでしょう。

 ところが、お隣の中国は、もっと合理的なのです。

 今年4月、中国で世界初の「人間の胚操作」実験が行われ、世界中が大騒ぎになりました。人間の場合、受精後だいたい8週間までの胎児を「胚」と呼びます。この胚のDNA配列を変えることが「胚操作」です。もし「胚操作」が実用化すれば、遺伝病を出性前に治療することができるとされます。しかし期待はそこにとどまらず、多くの中国人はもっとプラグマティックな発想をしました。


脳のDNAをいじれば、頭の良い子ができる?

 すでにマウスでは脳のDNAの操作によって、認知能力を高めることに成功しています。いずれは人間への応用も可能になるかもしれないと世界中の研究者はそう思っているからです。


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音声遺伝子FOXP2の人間のバージョンを運ぶマウスは、迷路試験において彼らの知性を示している。


 オックスフォード大学のニック=ボストロム哲学教授は、DNA配列が決定した後の人間の胚を選別することで数十年後には国民のIQを60ポイント上昇させることができると見積もっています。さらに胚の遺伝子を操作できれば、効果はもっと高くなるといいます。

 今年の夏、フランスの調査機関が実施した「胚操作」についての国際アンケートによると、操作に賛成と答えた人はフランスではわずか13%ですが、インドでは38%、中国では39%にものぼりました。さらに、若者に限ると中国人の半数は賛成だという結果がでたといいます。中国人の若者の2人に1人は、自分の子どもが優秀になるなら「胚操作」をしてもよいと考えています。


米国は反対の声明、日本は専門調査会が検討中

 当然ながら、中国の「胚操作」実験は、世界中から非難を浴びました。米・ホワイトハウスは5月26日、「現時点で超えてはいけない一線だ」と声明を発表。日本政府は6月、生命倫理専門調査会で「受精卵のゲノム編集が倫理的に認められるかどうか検討する」ことを決定、現在検討中です。

 人類は、原始時代の狩猟生活から農耕社会を経て工業ひいては情報社会を作り出し、たえず「どうやって食っていくか」を追及してきました。ところが、人工知能を生み出したことで、人類自身にとっての新たな脅威も出現しました。食っていく、生きていくために「脳をいじる」、そこまで手を出していいのでしょうか。東京五輪後も、職があることを祈るのみです。

(Health Press、Scienceより)
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