イライラの原因は「腸内環境」?

 「普通に注意をすればいいのに…」と誰もが思うほど大きい声で怒鳴ったり、過剰に反応して長々と説教をしたり…。そんなふうに上司の機嫌が悪いと、オフィスの空気は重くなりがちです。イライラしている人が1人いると、周りの人も疲れてしまいますが、本人も怒鳴ってスッキリするわけではなく、感情的になる自分にふりまわされて疲れてしまうこともあります。


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 イライラの原因は様々ですが、すぐにその原因が消えてくれるわけでもありません。普段から過敏にならないコンディションを作れたら、楽になります。腸内環境を改善することで心をタフにし、イライラを軽減していことができるといいます。


腸内環境がわかる3つのポイントとは?

 なぜ、イライラと腸内環境が関係してくるのか。それは、俗にいう幸せホルモン・セロトニンの分泌が腸と関わっているからです。感情のバランスをとり、心を健やかに保つためにセロトニンは必要な存在です。また、疲れを感じたり、体調が悪いときには心のゆとりを失いがちですが、免疫力をつかさどるのも腸です。このベースが健やかであることが、心身共に自分を楽にする鍵となります。

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※IBS(過敏性腸症候群)とは、下痢や便秘などの便通異常をともなう腹痛や腹部不快感が、慢性的にくり返される疾患のこと。現代のストレス社会では急増している病気のひとつです。


 改善にあたっては、まずは現在の自身の腸内環境を把握することが大事です。そのためには、やはり、大便を観察することが欠かせません。観察ポイントのひとつめは「形状」。バナナの形が良いとされていますが、他にも、漫画で描かれるようなとぐろを巻いた形もOKです。


コロコロ、細い形の人は……

 コロコロ小さな形状であれば、普段から便秘がちかもしれません。この場合、食物繊維の摂取量に加え、水分も不足しないようにします。水分を摂っているという方も、コーヒーのように利尿作用のあるカフェインであったり、ジュースなどではなく、ただの“水”をどれだけ摂れているかチェックします。水分摂取量が落ちがちになるこれからの季節は特に意識しましょう。

 また、細い形の場合は、高カロリーで肉食に偏った生活をしていたり、腹筋が弱ったりしている可能性があります。形にならずドロドロだ、という方は過敏性腸症候群が疑われます。この場合は、食事よりもストレスが引き金となることの方が多いですが、症状を悪化させないように冷たい飲食を避けたり、脂質・コーヒー・アルコールの摂取に気をつける必要があります。

 観察ポイント2つめは「色」ですが、これは、黄金色をめざし、黒ずんだ色からは遠ざかるようにします。大便が腸内にいる時間が長くなるほどに腐敗し、黒ずんだ色になるからです。

 3つ目の観察ポイント「ニオイ」については、臭いほどに腸内環境の悪さが疑われますが、問題は、本人はそのニオイのレベルに慣れてしまって、「こんなもんだ」と思ってしまうケースがあることです。


ヨーグルトだけに頼らない!腸内環境を整える2つの方法

 こうして現状を把握してみると、改善なんてまったく必要がない!と思われる方はそう多くはないはずです。では、腸内環境を整えるためにできることはなんでしょうか。

 アプローチとしては、ふたつの方法があります。まずは、悪玉菌が過剰にならないように、悪玉菌が好むものを減らすこと。つまり、高脂肪食、動物性タンパク質の摂り過ぎ、ストレス、不規則な生活を今よりも軽減すること。

 そして、これが変えられないのであれば、善玉菌が好むものを増やすこと。つまり、野菜や果物の摂取量を増やして食物繊維を摂ること、発酵食品を摂ることです。極端にいえば、ファストフードでの食事を定食屋での食事に変えるイメージです。

 ファストフードの食事は動物性タンパク質、特に肉に偏りがちで高脂肪食なのは言わずもがなですが、定食で和食に変えると、しょうゆやみそ、糠漬けなどの日本ならではの発酵食品を自然ととれることになります。

 コンビニで買える発酵食品としては「納豆」「味噌」「酢」「しょうゆ」「キムチ」「チーズ」がありますし、スーパーに行けば「カツオ節」「甘酒」「塩麹」なども手に入れることができます。いずれも、そのまま食べたり、調味料として使えたりするものばかりなので、はじめの“買う”アクションさえ起こせば、日常的に摂りやすくなります。料理ができない、という人でも、野菜を切って味噌をつけて食べる、というのなら負担感は少ないです。植物性乳酸菌は胃酸にも強く、生きたまま腸に届きやすいので、ヨーグルトばかりに頼りがち、という人にもおすすめです。

 また、腸内環境を整えるというとヨーグルトや乳酸菌飲料に期待しがちですが、一口に乳酸菌、といってもいろんな種類があり、さらには、自身との相性もあります。同じものを毎日続けてみて、2週間くらい経過したときに、大便に変化を感じられるか自分で確認してみましょう。


おすすめはあの果物!

 そして、善玉菌を増やすもうひとつの方法として、オリゴ糖の摂取も考えられます。といっても、オリゴ糖を単体で買い、飲み物に入れたりする必要はありません。食べ過ぎ、飲み過ぎは腸内環境を悪化させるので、今飲んでいる飲み物にオリゴ糖を加える、などという方法よりも、今食べているものをより良いものに置き換える、というのがベターです。



 たとえば、毎朝飲んでいるジュースをバナナに置き換えると、オリゴ糖だけでなく食物繊維も含まれ、大豆に含まれるオリゴ糖であれば、豆腐や納豆を食べながら、セロトニンの原料となるトリプトファンの摂取もできます。また、意外なところでは、玉ねぎやごぼう、キャベツにもオリゴ糖が含まれています。これらは比較的日持ちしやすい野菜なので、週末の買い物リストに加えて、平日を乗り切るのも良いかもしれません。

 イライラしにくい腸内環境づくり、最後におすすめしたいのはきのこ類。きのこは種類も多いので、同じ料理に使ったとしても、少し味わいが変わり、飽きずに続けやすい食材です。

 12月は忘年会の時期ですが、暴飲暴食には気をつけて、毎日のトイレチェックもしてみてください。

(Diamond Onlieより)
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