ミサ曲イ長調(BWV234)

 先週に引き続き今日も小ミサ曲を聴くことにします。

 このミサ曲も以前作曲された教会カンタータからの転用で構成されていますが、BACHの音楽はラテン語の歌詞に沿って、神への祈りの、いきいきとした感情をよびさまします。成立年代は1730年末頃です。


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 転用された原曲は以下の通りです。
    ・キリエ:おそらく転用ですが、原曲は不明
    ・グローリア:カンタータBWV67のアリア
    ・ドミネ・デウス:おそらく転用ですが、原曲は不明
    ・クィ・トッリス:BWV179のアリア
    ・クォニアム:BWV79のアリア
    ・合唱:BWV136の合唱


 今日聴く演奏はリュート奏者として名高いコンラート・ユングヘーネルが創設した独唱のボーカルアンサンブル、カントゥス・ケルンです。ボーカルのメンバーはザビーネ・ゲッツ、ガブリエーレ・ヒールダイス(S)、エリーザベト・ポピアン、アレクサンダー・シュナイダー(A)、ウィルフリード・ヨッヘンズ、ハンス・イェルク・マンメル(T)、ウルフ・マティアス・フリードリヒ、セバスチャン・ノアック(B)ですが、すべてドイツの名高い歌手です。




 ミサ曲の歌詞は先週聴いたミサ曲ヘ長調(BWV233)と全く同じです。

ミサ曲イ長調(BWV234)

1.キリエ(合唱)

Kyrie eleison.

主よ、憐れみたまえ、

Christe eleison.

キリストよ、憐れみたまえ、

Kyrie eleison.

主よ、憐れみたまえ。

2.グローリア(合唱)

Gloria in excelsis Deo,

いと高きところには、神も栄光あらんことを。

Et in terra pax hominibus bonae voluntatis.

そして地には善意の人に平和あらんことを。

Laudamus te, benedicimus te,

われは汝を誉め、汝を讃え、

Adoramus te, glorificamus te.

汝を拝し、汝を賛美したてまつる。

Gratias agimus tibi propter magnam gloriam tuam.

われら汝に感謝したてまつる、汝の大いなる栄光のゆえに。

3.ドミネ・デウス(アリア)バス

Domine Deus, Rex coelestis,

主なる神、天の王、

Deus Pater omnipotens,

全能の父なる神よ。

Domine Fili unigenite

主なる御ひとり子、

Jesu Christe.

イエス・キリスト。

Domine Deus, Agnus Dei,

主なる神、神の小羊、

Filius Patris,

父の御子よ。

4.クィ・トッリス(アリア)ソプラノ

Qui tollis peccata mundi, miserere nobis,

世の罪を除きたもう者よ、われらを憐れみたまえ。

Qui tollis peccata mundi, miserere nobis,

世の罪を除きたもう者よ、われらを憐れみたまえ。

suscipe deprecationem nostrum.

われらの願いを聞き入れたまえ。

Qui sedes ad dexteram Patris, miserere nobis.

父の右に座したもう者よ、われらを憐れみたまえ。

5.クォニアム(アリア)アルト

Quoniam tu solus sanctus,

あなたのみが聖であり、

Tu solus Dominus,

あなたのみが王であり、

Tu solus altissimus

あなたのみがいと高き方です。

Jesu Christe.

イエス・キリストよ。

6.クム・サンクトス・スピリトゥ(合唱)

Cum Sancto Spiritu

あなたは聖霊とともに

in gloria Dei Patris,

父なる神の栄光のうちにあらんことを。

Amen.

アーメン。

                     訳詞:門倉一朗
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