2つのフルートと通奏低音のためのトリオ・ソナタ ト長調(BWV 1039)

 BACHはオルガン曲のトリオ・ソナタ を6曲作っていますが、それ以外に2つの旋律楽器と通奏低音のためのトリオ・ソナタ が4曲あります。しかしBWV 1039以外はすべて偽作で、現存するのはこの1曲しかありません。実際にはもっと多数作曲したと思われますが、遺産相続の配分先で手稿譜が消失してしまったものと思われます。


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 このBWV 1039はヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのためのソナタト長調(BWV1027)と同一曲で、この曲が先に作曲され、後にヴィオラ・ダ・ガンバ用に編曲されました。


第1楽章 アダージョ ト長調 12/8拍子

第2楽章 アレグロ・マ・ノン・プレスト ト長調 3/4拍子

第3楽章 アダージョ・エ・ピアノ ホ短調 4/4拍子

第4楽章 プレスト ト長調 2/2拍子


 最初に故フランス・ブリュッヘンとレオポルト・シュタストニーのトラベルソ、ニコラス・アーノンクールのバロック・チェロ、ヘルベルト・タヘツィのチェンバロの演奏でお聴きください。







 ブロック・フレーテ及びリコーダー奏者アシュリー・ソロモンが1991年に結成したイギリスの古楽団体、フロリレジウム・アンサンブルは録音も新しく明快な演奏ですが、チェンバロパートはオルガンで演奏しています。



 




 フランスの女流指揮者、エマニュエル・アイムが2000年に組織したバロック・アンサンブル、ル・コンセール・ダストレの演奏では、フルートのパートを2台のヴァイオリンで演奏しています。演奏会の録画です。




 アンサンブル・イル・クアドリフォーリオはオーボエとヴァイオリンで演奏しています。古楽アンサンブルということ以外、この団体のことはよく分かりません。テンポは遅めですが落ち着いた演奏をしています。




 ベストはやはりりフランス・ブリュッヘンですが、1970年代の演奏なのでテンポも遅く軽快さがありません。アシュリー・ソロモンの演奏はフルートの音程に少し不安定なところがあります。
 原曲通り2つのフルートを使った演奏がこの曲のイメージ通りなのですが、アンサンブル・イル・クアドリフォーリオのオーボエとヴァイオリンを使った演奏もそれぞれの楽器の音色がうまく絡み合っていて楽しめます。

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