ブラウザーの世界シェア、5月にもIEとChromeが逆転か

 Windowsを使っている人にとって、購入時のデフォルトのブラウザーはInternet Explorer(IE)ということもあり、世界では圧倒的に多くのユーザーがIEを利用してきました。このOSの仕様こそがIEの独占的なシェアをもたらしていると、ほかのブラウザー陣から猛烈な批判を受け、欧州などでは独禁法違反の裁判にまで発展していたのも、いまとなっては昔の話です。

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Windows 10ユーザーの6割が利用していたブラウザーは?

 というのも、Windows 10では、引き続きマイクロソフト製の新ブラウザーとなるEdgeがデフォルトのブラウザーとして設定されているものの、一向にユーザー数が伸びていません。例えば、昨秋の調査データでは、Windows 10ユーザーのうち、Edgeを使ってインターネットを利用しているのは、わずか14%に過ぎませんでした。これまでほかのブラウザーを使っていたユーザーが、Windows 10へとアップグレードすると、基本的に自動でEdgeを使わされる仕様であるにもかかわらず、この有り様です。

 一方、同調査データにおいて、Windows 10ユーザーの6割以上が利用していたブラウザーは、グーグルのChrome。そして、Chromeこそが、新たに世界で最もユーザー数の多いブラウザーの地位に君臨しようとしています。

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Net Applicationsによる2016年1月のデスクトップブラウザシェア


5月にもIEとChromeが逆転か

 このほどNet Applicationsによる集計データから明らかになったところでは、2月のIEおよびEdgeユーザーのシェアは、世界のPCを使ったインターネットユーザー全体の44.8%となりました。昨年12月に初めてIEのシェアが5割を切って以来、ユーザー離れに歯止めがかからないようです。とりわけ、1月にIE 8、9、10のサポートが終了したことも、IEユーザーの減少を加速してしまったと考えられています。

 代わって、いまIEからユーザーを奪い、デスクトップブラウザーのシェアを伸ばし続けているのはChromeです。2月には世界のPCネットユーザー全体の36.6%が、Chromeを選んでいたことが判明しました。このまま直近3か月間のIEのユーザーシェア減少スピードとChromeユーザーの増加スピードが続いていけば、早ければ5月にも、IEとChromeのシェアが逆転するといいます。 ついに名実ともに、ブラウザーといえばIEという時代が終焉を迎えようとしているわけです。

 ちなみに、すでにサポートが終了した古いバージョンのみならず、IEとしては最新版のIE 11だけをみても、やはりユーザーシェアの落ち込みは急速のようです。マイクロソフトとしては、代わりにEdgeユーザーが増えて順調なシフトが進むと目論んでいましたが、現時点では、そのような動きも報告されていません。一方、Chromeのみならず、FirefoxやSafariのユーザーも、このところ増加傾向です。長らく断トツのトップだったIEの陥落で、再びブラウザー戦争が熱く燃え上がっていくのかもしれません。

(Computerworld―Gigazin、マイナビニュースより)
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