ヴォイセス・オブ・ミュージック

 女流チェンバリストでリコーダー奏者のハンネケ・ヴァン・プロースジとリュート奏者のデビッド・テイラーによって、サンフランシスコで設立された古楽アンサンブルで、設立年代など詳しいことは分かりませんが、1989年にジェフリー・トーマスが設立したアメリカン・バッハ・ソロイスツのメンバーでもあります。


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 ハンネケ・ヴァン・プロースジはオランダのハーグ王立音楽院で学び、コンチェルトケルンやゲヴァントハウス管弦楽団などにゲストアーティストとして出演しています。

 デビッド・テイラーは、アメリカン・バッハ・ソロイスツの他にターフェルムジーク、フライブルク・バロック・オーケストラなどとも共演しています。

 またバロック・ヴァイオリニストのカーラ・ムーアを迎えてアンサンブルを充実させています。


 はじめに組曲第3番ニ長調(BWV1068)からアリアの演奏会録画をお聴きください。とても落ちついた演奏です。



 ブランデンブルク協奏曲第3番ト長調(BWV1048)は全曲演奏会録画で聴けます。



 次にカーラ・ムーアのヴァイオリンとハンネケ・ヴァン・プロースジのチェンバロでヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ第4番ハ短調(BWV1017)から第1楽章シチリアーノ(ラルゴ)です。



 世俗カンター「楽しき狩こそ我が悦び」BWV208の第9曲のアリア「羊は憩いて草を食み」はスザンヌ・ライデン(ソプラノ)とハンネケ・ヴァン・プロースジ&ルイーズ・カースレイク のリコーダーの演奏です。




アリア「羊は憩いて草を食み」

Schafe können sicher weiden,

羊は しかと 草をはむことができる

Wo ein guter Hirte wacht.

よき牧者が見張るところには

 Wo Regenten wohl regieren,

 君主が よく治めるところでは

 Kann man Ruh und Friede spüren

 ひとは安らぎと平安を感じ

 Und was Länder glücklich macht.

 国々に幸ありと感じる


 世俗カンタータ、われら心を配り、しかと見守らん(岐路に立つヘラクレス)(BWV213)はクリスマス・オラトリオの第19曲に転用された美しいアリアです。ローラ・ヘイムズのソプラノで演奏会の動画でお聴きください。




アリア「お眠り、最愛の人よ」

Schlafe, mein Liebster, und pflege der Ruh,

お眠り、最愛の人よ。そして安逸にふけり

Folge der Lockung entbrannter Gedanken.

燃えるような誘惑に従いなさい。

 Schmecke die Lust

 淫らな胸の

 Der lüsternen Brust

 快楽を味わい

 Und erkenne keine Schranken.

 とどまるところを知らぬように。


 ヴォイセス・オブ・ミュージックの演奏はオーソドックスで、最近流行りのテンポが速く、アクセントを強調した古楽演奏とは無縁です。バロック・ヴァイオリンのカーラ・ムーアの好演もこのアンサンブルに魅力を加えています。


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 今晩、羽田国際空港から00:10発のデルタ航空でロサンゼルスに行ってきます。日本時間に合わせて毎日ブログを書く予定ですが、16時間の時差があるので、前日の21:00頃アップロードすると日本時間で午後1:00頃の更新になります。約1週間、写真を中心に現地の様子を伝えたいと思います。

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