地球温暖化で2050年には中東とアフリカの一部は暑すぎて住めなくなる!

地球温暖化による難民が大量発生?


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 まだ5月だというのに、すでに日本国内で真夏日を記録する地域が続出中です。こんな調子だと、8月の夏本番の暑さはどうなる? 今年も暑い暑い夏を覚悟しておいたほうがよさそうです。

 ところで、もし本当にこのままどんどんと地球温暖化が進めば、どうなっていくのか? このほど、その影響をもっとも受けるであろう中東および北アフリカのシミュレーションをした研究レポートが、マックス・プランク研究所によって発表されました。これは、かなり衝撃的な内容です。

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 「現在の地球の平均気温は、100年前と比較して2度ほど温暖化によって上昇した」、そう耳にするだけだと、なんだいつもよりも夏の気温が2度ほど高いだけかと錯覚しがちです。ところが、たとえ地球全体ではこの上昇幅だったとしても、シミュレーション調査対象となった中東および北アフリカ地域では、今世紀半ばまでに気温の上昇幅は倍のペースに加速するそうです。

 上のグラフは、上段が2046年から2065年の予想気温、下段が2081年から2100年の予想気温を示したものです。どちらも左側が12月〜2月の冬の気温、右側が6〜8月の夏の気温を指し、1986年から2005年の平均気温と比較して、プラス何度になるのかが色で分布表示されています。温暖化が進んでいっても、冬の気温の上昇はそれほどでもありません。しかしながら、夏には平均気温が6度以上も上昇する地域が広範囲におよんでいます。

 つまり、いまのペースのまま地球温暖化が進めば、同地域の日中の気温は50度を超えるエリアが続出し、夜間でも気温は30度以下にならないとのシミュレーションが出てきたわけです。とりわけ同地域では、熱波の影響で異常に暑い日が続くことがあり、2005年以前は年間で平均16日ほど異常気温を記録していました。ところが、今世紀半ばには、その異常気温の記録日が80日に増え、今世紀末には118日にもおよぶようになるとの最悪の予想まで発表されています。

 「気候の変動は、とりわけ中東および北アフリカの住環境に深刻な悪化をもたらすでしょう。熱波の発生が長引き、砂漠の砂嵐が威力を増すため、人が住めなくなってしまう地域も増え、その結果として、故郷を捨てて移住せざるを得ない人々が出てくることになります」

 マックス・プランク研究所のJohannes Lelieveld氏は、このようなコメントを発表しています。同地域には現在、29カ国、約5億5000万人が居住しているものの、地球温暖化の勢いが止まらなければ、その多くが暑さの中で生活することができなくなります。そうなると、国を捨てて難民として別の地域に押し寄せる人々が急増するとの予測が出されています。

 いま人類は地球規模で温室効果ガスの削減に合意し、なんとか地球温暖化を押しとどめようと努力してはいます。今回のシミュレーション結果が正しければ、もはや待ったなしで、本気の取り組みが求められています。

(Climatic Change―Gizmodoより)
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