オルガン協奏曲(BWV592~BWV579)

 BACHは1713年~14年頃、ヨハン・エルンスト公の依頼でチェンバロ独奏のための協奏曲と同様に、ヴィヴァルディやエルンスト公の作品をオルガン用の協奏曲に編曲しています。当時ライプツィヒでは一人で弾く協奏曲が流行していたと考えられています。

 オルガン協奏曲は全部で6曲ありますが、最後のBWV579は偽作であることが分かっています。その中でヴィヴァルディの作品からの編曲3曲を6人のオルガニストの演奏で聴いてみたいと思います。


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イ短調 BWV593(原曲:2つのヴァイオリンのための協奏曲イ短調 RV522)

 最初はイギリスの長老、サイモン・プレストンの演奏です。



 エルンスト=エーリッヒ・シュテンダーは1944年生まれのドイツのオルガニストです。昨年来日しました。




ハ長調 BWV 594(原曲:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 RV208)

 お馴染みのトン・コープマンの演奏です。ピッチが465 Hzのオルガンで演奏しています



  フランスのオルガニスト、ジャン・パトリス・ブロスの演奏です。




ニ短調 BWV596 (原曲:2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調RV565)

 クリストファー・ヘーリックはイギリスの鍵盤奏者です。



 最後は昨年の2月に来日したイタリアのオルガニスト、ロレンツォ・ギエルミ の演奏録画でお聴きください。



 オルガンはそれぞれピッチが異なり、同一曲を続けて聴くと印象が異なりますが、一番落ち着いて聴けるのはクリストファー・ヘーリックです。

 サイモン・プレストンは落ちついた優れた演奏ですが、エーリッヒ・シュテンダーはテンポが少し乱れます。

 トン・コープマンはテンポも速く落ち着かない演奏ですが、原曲の協奏曲のイメージを強調しているのでしょう。対するジャン・パトリス・ブロスは丁寧な演奏ですが、第2楽章は少し間延びがします。

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